ガーラレジデンス横浜港北【かなりの狭小だが、アウトフレームは良好】2階58㎡3,980万円(坪単価225万円)

続けて、ガーラレジデンス横浜港北。

設計は多田建築研究所、施工は馬淵建設です。

50~60㎡台の総戸数42戸という小ぶりなスケールの物件で、建物外観の特徴を挙げるならばブラウンのアルミルーバーと乳白色のガラスパネルの2パターンが用いられているという点ぐらいでしょうか。

ただ、一方でエントランス周りはというと、天然素材などを用いたシックなトーンで間接照明もふんだんに用いられたセンスの良い空間になっているので、単価帯・スケールからすれば上々のものと言えそうです。

両サイドに植栽が施された奥行あるエントランスアプローチもこのスケールの物件として見映えのするものですし、工場街の少々ハードな立地のマンションということもあってかいつも以上にそういった面に力を入れているのかもしれません。

前回のガーラレジデンス横浜港北

公式ホームページ
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お部屋は58㎡の3LDK、西向き中住戸です。西側は平屋建の物流センターですので圧迫感はありません。ただ、物流センターの屋根ビューはいかにも殺風景ですし、日照もやはり西日が中心にはなってしまいますね。

間取りは60㎡にすら満たないかなりの狭小3LDKで、LD単体で9畳しかありません。
ただ、LD内に先ほどのプランのような実質的な廊下部分が大きく混入しているなどといったことはありませんし、共用廊下側の柱もきれいにアウトフレーム化された設計ですので専有面積から受ける印象ほどは小さく感じないのだとは思います。

収納も違和感のないレベルにはありますし、ウォールドアと連窓サッシが採用されたLDから洋室3にかけての空間からはそこそこの広がりが得られるはずです。

坪単価は225万円。上層階に比べると1割ほど安い水準で、とりわけ違和感を覚えることはありません。
立地が立地ですので単価的なインパクトには欠けますが、ここまで面積を絞ったことで実現した”ギリギリの3,000万円台”というあたりがデベロッパーとしてアピールしたい点になるのでしょうね。

ギリギリでも60㎡台に乗せた上での3,000万円台だとインパクトが大分増すのでもうひと頑張り欲しかったという思いもありますけどこのご時世ではなかなかね…。

設備仕様面は、少戸数のためディスポーザーはありませんが、食洗機に加えトイレ手洗器が付いているのは悪くないでしょう。浴室照明はダウンライトではなくブラケットになります。

管理費は159円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下ですが小ぶりなスケールからすればリーズナブルな水準と言えそうです。管理形態も「巡回」などではなく「通勤」になります。

駐車場は17台全てが平置(建物1階部分及び屋外)です。

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