ソルフィエスタ船堀【特色豊かなコリドーエントランス】1階63㎡4,998万円(坪単価263万円)

続けて、ソルフィエスタ船堀。

設計は寺澤雄治アート設計工房、施工は田中建設です。ボイドスラブに加えウォールガーター工法というのが採用されており、比較的梁の凹凸が抑えられています。

そして、スケール的には総戸数23戸、敷地面積も750㎡ほどに過ぎない小ぶりな物件ではあるのですが、どこにでもあるような物件にはしないのがこのスギモト都市開発の凄いところです。

ソルフィエスタシリーズでは、小規模でも2層吹抜のエントランス、はたまたエントランス前に豊かなスペースを設けるなどといった試みがこれまで行われてきたので面食らいはしないものの、ここも他デベロッパーではまず実現しないであろう特色のあるエントランスデザインが採用されています。

エントランスアプローチとして緩やかにカーブするコリドー空間が採用されており、屋根付のそのコリドーは外壁も質感豊かなアースカラーのボーダータイルになっているので通りを行き交う人々の目に留まるものとなるのは間違いありません。

わざわざ周り込む形のアプローチとし、そちらに向かってエントランスホールの開口部を設けているので、プライバシー面も良好ですし、小さな敷地面積の中でこういったものを実現するという意味では右に出るもののないシリーズ(ブランド)と言えるかもしれませんね。

エントランス周りに特色があり過ぎるせいで南東側バルコニー面が淡白に感じてしまったりもしますが…。

前回のソルフィエスタ船堀

公式ホームページ
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お部屋は63㎡の3LDK、南東向き中住戸です。南東方向はやはり関東自動車交通の自走式駐車場(2フロア)ですので、1階住戸でも日照を得ることが出来ます。
このあたりは言わずもがな標高ゼロメートル地帯ですので、1階住戸においては特に気になるところではあるものの、大きなテラスと専用庭が備わった豊かな南面空間は少なからず魅力があるでしょう。

間取りは物件内で最も小さなものですが、見ての通り柱がきれいにアウトフレーム化されたもので、先ほどのプラン同様に玄関廊下がコンパクトな設計になっているのでやはり専有面積以上の使い勝手が期待出来ます。

先ほどのプランとは異なり洋室2がLDとの一体利用にお誂え向きな設計になっているのも好感が持てますし、この専有面積でLDKが13畳超確保出来ているのも良いですね。

また、サッシは2枚分でしかないのですが、1枚1枚がわりと幅のあるタイプですし、奥行のあるテラス・専用庭空間が広がっているので畳数以上の広がりを感じることも出来るはずです。

坪単価は263万円。ゼロメートル地帯の1階住戸にしてはしっかりとした単価設定という印象にはなるでしょうね。面積差があるのでグロスではしっかりとした差があるものの、単価では先ほどの上層階角住戸と大差ないことからもお分かりいただけるのではないでしょうか。

非常に効率的な上、テラス・専用庭という点での魅力もあるプランなので分からんではないですけど…。

設備仕様面は、少戸数のためディスポーザーはないですし、水回りの天然石天板仕様どころかトイレ手洗いカウンターもありません。
ただ、食洗機はもちろんのこと浴室照明はフラットラインLEDですし、床暖房(電気式)が二分割どころか四分割対応なのが凄いです。電気代にわりと影響ありそうですね。

管理費は197円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下ですが、かなりの小規模物件ですのでこの水準ならば悪くないでしょう。

駐車場は全8台で機械式になります。

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