パークリュクス清澄白河【道路の向かいに美術館】8階55㎡6,800万円(坪単価410万円)

パークリュクス清澄白河。

所在地:東京都江東区三好4-5-18(地番)
交通:清澄白河駅徒歩10分(東京メトロ。都営線は徒歩13分)、菊川駅徒歩14分、木場駅徒歩19分
用途地域:準工業地域
階建・総戸数:8階建、54戸(一般販売対象外住戸9戸含む)

美術館通り沿い、向かいに東京都現代美術館の建物を望むポジションに今年3月に竣工した物件になります。

隣にはクリオ美術館通り、近隣にはザ・パークハウス清澄白河現代美術館前などがあり、「美術館」がマンション名に入ってくることの多いところなのですが、当物件はストレートに「清澄白河」となっています。

駅徒歩10分圏内とは言え駅界隈からはそこそこ離れた木場公園が至近となるポジションなので、「清澄白河」らしさは高くはないものの、広大な木場公園が間近であることの魅力は言うまでもないですし、美術館通りはそこそこの幅員がありながらも交通量は少なめで落ち着きがあるというのも良い材料でしょうね。

欲を言えば美術館の建物がもっとセットバックされた位置にあり、北側(こちら側)に広場空間が設けられていたならばかなり良かったとは思うものの、順番が違うのでそれを言うのはお門違いですし、約30mの離隔が図れているので圧迫感などはなく低層階でも日照良好なポジションです。

敷地面積500㎡ちょっとに過ぎない小規模物件ですので「パークリュクス」になっていますが、昨今、清澄白河駅を最寄りとするファミリータイプの分譲マンションは誕生していないのでもう少し敷地が大きければ「パークホームズ」などとして3LDKファミリータイプなんかも見ることが出来たであろう立地でしょうね。

ちなみに、買物関係はイーストコモンズのマルエツが徒歩3分、業務スーパーが徒歩6分、オーケーが徒歩9分など良好です。

公式ホームページ
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お部屋は55㎡の2LDK、南西角住戸です。現代美術館は一般的なマンションの階高で言うと10階建ほどの高さがあるのでこの最上階でも南方向の視界が抜けることはありません。しかしながら、そのように離隔は約30m図れているので圧迫感はなく、日照はもちろん良好です。
西側は10階建のクリオ美術館通り弐番館が隣接、また、北東側などにはこの物件と同じか少し低いぐらいの建物が密集しているのでルーバルの魅力はけして高いものではありませんが、両面にしっかりとしたバルコニーがあるだけでも大きな特徴になるでしょう。

間取りは最上階のみに設けられた特殊プランということもあってかなかなか奇抜な形をしています。

框のない広々とした窓付のエントランスは魅力的なのですが、LDの入口付近の実質的な廊下部分やキッチンの位置からは苦しさを感じますし、角住戸ながら洋室2室が独立性が薄い(リビングイン)なのもちょっと残念です。

ただ、ルーバルはポジション的に開放感は高くないとは言え、ルーバルに向かって多くの開口部を設けることが出来ているのは明確な魅力ですし、LDKは三面に窓を設けることが出来ているので採光・通風抜群でしょう(どうせならばトイレにも窓が欲しかったかも)。

なお、収納が少なめな点、柱の食い込みがわりと顕著な点は少々気になるところでしょうか。
多くが1Rとなったパークリュクスですのでバルコニー側の柱が食い込んでいることに驚きはないのですが、こういった面積が大きめ、かつ、最上階だけに設けられた特殊プランなりに設計面での自由がある程度許されるプランであることを考えるともうちょっと配慮が欲しかったところではあるでしょうね。

坪単価は410万円。清澄白河駅を最寄りとする直近の分譲マンションは、オープンレジデンシア清澄白河(平均坪単価約410万円)で駅徒歩2分とは言え借地権(旧法)でのお値段でしたのでその価格帯には結構な驚きがありました。

当プランは木場公園至近の最上階のルーバル付のプランですし、通常の所有権物件ですのでオプレジレベルの驚きこそありませんが、2017年のプラウド清澄白河ガーデン(駅徒歩11分。平均坪単価約310万円)は上層階でも坪単価330万円ほどでしかなかったので(70㎡台中心でこちらやオプレジとは面積帯・グロス価格は大きく異なります)、ここいらへんもかなり上昇した印象にはなりますね…。

昨今の高騰する市況下においては仕方ないのかもしれませんが、小規模なパークリュクスゆえに共用面での魅力や室内設備仕様も弱いこと、さらに管理費がバカ高い(この面積帯ともなると管理費だけで約3万5千円…)ことを考えても販売単価はもっと抑えてしかるべきだったように思います。

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