パークリュクス清澄白河【そうは言えども管理費高過ぎ…】6階30㎡3,390万円(坪単価378万円)
続けて、パークリュクス清澄白河。
設計・施工は南海辰村建設で、今年3月竣工済の完成売りになります。
大津の件で有名になってしまった南海辰村建設はその後もザ・パークハウス(三菱地所)、クリオ(明和地所)、プレシス(一建設)に携わっていることが多いのですが、三井での起用はあまりなくパークホームズ王子ぐらいですかね。
デザイン面で言うと、”現代美術館の先進的なアートにインスパイアされた”とホームページなどには書かれていますが、基本的にはパークリュクスなりのシンプルなものになります。
実際、”シンプルモダンなデザイン”とも書かれており”アートにインスパイア”されている様子は窺いづらいのですが、バルコニー周りのブラックのグリッドラインなど全体的にシックなトーンで纏めている点は悪くないでしょう。
共用廊下は内廊下設計が採用されていますし、エントランスホールの脇にはラウンジスペースも用意されており、コンパクトプラン中心の小規模物件のわりには共用面もまずまずのゆとりを感じることが出来ます。
モリモトのピアースや伊藤忠のクレヴィアなどコンパクトプラン中心の小規模物件でもデザイン面でかなり頑張っている物件がありますので、そういったあたりとの比較では天下の三井物件ならばもうひと頑張り欲しい思いがないと言えば嘘になりますが…。
前回のパークリュクス清澄白河。
公式ホームページ

お部屋は30㎡の1DK、北向き住戸です(位置的には北西角だが、開口部は北のみ)。ポジション的には8階建のルーブルなどをギリギリかわす感じではあるものの、少し先には12階建のイーストコモンズ清澄白河サウスフラッツがあり、視界抜けの得られるようなポジションではなく、北向きですので日照もほとんどありません。
間取りはギリギリ30㎡には達していないものの、25㎡台の1Rが大半となった物件内ではむしろ大きな方になります。
※そのように多くが25㎡台の1Rプランなのでむしろそのようなプランを取り上げるべきかとも思ったのですが、よくある1Rタイプじゃあまり面白くないのでこちらにしたという経緯があります。
1DKとしては小ぶりなプランであり、引き戸の開け閉めでベッドルームとDKが一体利用できるような形の方が望ましかった印象もあるものの(中途半端な位置にパイプスペースがありそのように出来なかったようですね)、逆に言うとこういった小さな1DKでベッドルームがきっちり仕切られているケース(まぁ、開き戸とは言えリビングインですけど…)は少ないので、小さくともいいから2室欲しいという方には向いていると思います。
やはりちょっと収納が少ない印象ではありますが、柱の食い込みは抑えられており、効率性もまずまずでしょう。
坪単価は378万円。南向き(25㎡台の1R)は低層階でも400万円を超えているので、上層階、しかも1DK(2室)でのこの単価ならば悪くないでしょう。
どうせならば30㎡に乗せて欲しかったという思いはやはりありますけど、逆に言うとそのような小さな面積帯のわりに単価が抑えられているので、近年の新築マンションの中では表面利回りもやや高めに出るでしょうね。
まぁ、以下のようなあまりに高過ぎるランニングコストがそういった点を台無しにしているとも言えますけど…。
設備仕様面は、ディスポーザーや水回りの天然石天板仕様がないのは分かりますが、トイレ手洗いカウンターや食洗機、そして床暖房もありません(30㎡超は床暖あり)。
管理費は633円/㎡。内廊下ではありますが、ディスポーザーはないですし、小規模とはいえこれは流石に高過ぎるでしょう…。読者の方ならばお分かりのようにパークリュクスは小ぶりなスケールをもってしても高いと感じることが多いのですが、その中でもここは高く感じますし、むしろデベロッパーがこれでプロジェクトとして成立すると考えている(何かを削ったり管理会社の取り分を抑えてでもランニングコストを下げようとしない)のがちょっと怖いかも…。
25㎡の1Rでも管理費だけで1万5千円超はねぇ…。
駐車場は身障者用を含む全3台で平置(道路沿い建物1階部分)になります。
設計・施工は南海辰村建設で、今年3月竣工済の完成売りになります。
大津の件で有名になってしまった南海辰村建設はその後もザ・パークハウス(三菱地所)、クリオ(明和地所)、プレシス(一建設)に携わっていることが多いのですが、三井での起用はあまりなくパークホームズ王子ぐらいですかね。
デザイン面で言うと、”現代美術館の先進的なアートにインスパイアされた”とホームページなどには書かれていますが、基本的にはパークリュクスなりのシンプルなものになります。
実際、”シンプルモダンなデザイン”とも書かれており”アートにインスパイア”されている様子は窺いづらいのですが、バルコニー周りのブラックのグリッドラインなど全体的にシックなトーンで纏めている点は悪くないでしょう。
共用廊下は内廊下設計が採用されていますし、エントランスホールの脇にはラウンジスペースも用意されており、コンパクトプラン中心の小規模物件のわりには共用面もまずまずのゆとりを感じることが出来ます。
モリモトのピアースや伊藤忠のクレヴィアなどコンパクトプラン中心の小規模物件でもデザイン面でかなり頑張っている物件がありますので、そういったあたりとの比較では天下の三井物件ならばもうひと頑張り欲しい思いがないと言えば嘘になりますが…。
前回のパークリュクス清澄白河。
公式ホームページ

お部屋は30㎡の1DK、北向き住戸です(位置的には北西角だが、開口部は北のみ)。ポジション的には8階建のルーブルなどをギリギリかわす感じではあるものの、少し先には12階建のイーストコモンズ清澄白河サウスフラッツがあり、視界抜けの得られるようなポジションではなく、北向きですので日照もほとんどありません。
間取りはギリギリ30㎡には達していないものの、25㎡台の1Rが大半となった物件内ではむしろ大きな方になります。
※そのように多くが25㎡台の1Rプランなのでむしろそのようなプランを取り上げるべきかとも思ったのですが、よくある1Rタイプじゃあまり面白くないのでこちらにしたという経緯があります。
1DKとしては小ぶりなプランであり、引き戸の開け閉めでベッドルームとDKが一体利用できるような形の方が望ましかった印象もあるものの(中途半端な位置にパイプスペースがありそのように出来なかったようですね)、逆に言うとこういった小さな1DKでベッドルームがきっちり仕切られているケース(まぁ、開き戸とは言えリビングインですけど…)は少ないので、小さくともいいから2室欲しいという方には向いていると思います。
やはりちょっと収納が少ない印象ではありますが、柱の食い込みは抑えられており、効率性もまずまずでしょう。
坪単価は378万円。南向き(25㎡台の1R)は低層階でも400万円を超えているので、上層階、しかも1DK(2室)でのこの単価ならば悪くないでしょう。
どうせならば30㎡に乗せて欲しかったという思いはやはりありますけど、逆に言うとそのような小さな面積帯のわりに単価が抑えられているので、近年の新築マンションの中では表面利回りもやや高めに出るでしょうね。
まぁ、以下のようなあまりに高過ぎるランニングコストがそういった点を台無しにしているとも言えますけど…。
設備仕様面は、ディスポーザーや水回りの天然石天板仕様がないのは分かりますが、トイレ手洗いカウンターや食洗機、そして床暖房もありません(30㎡超は床暖あり)。
管理費は633円/㎡。内廊下ではありますが、ディスポーザーはないですし、小規模とはいえこれは流石に高過ぎるでしょう…。読者の方ならばお分かりのようにパークリュクスは小ぶりなスケールをもってしても高いと感じることが多いのですが、その中でもここは高く感じますし、むしろデベロッパーがこれでプロジェクトとして成立すると考えている(何かを削ったり管理会社の取り分を抑えてでもランニングコストを下げようとしない)のがちょっと怖いかも…。
25㎡の1Rでも管理費だけで1万5千円超はねぇ…。
駐車場は身障者用を含む全3台で平置(道路沿い建物1階部分)になります。
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