クレストレジデンス横浜スカイビュー汐見台【テニスコート2面分のドッグランとら135%青空駐車場】2階81㎡4,368万円(坪単価177万円)

続けて、クレストレジデンス横浜スカイビュー汐見台。

設計はエフアイ都市設計(意匠・設備)及び新日本建設(構造)、施工は新日本建設です。

デザイン監修はタクトスペースクリエイトで同じゴールドクレストのクレストフォルム生田グランヒルズの他、明和地所のクリオシリーズなどの実績が目立ちますね。

80戸ながら3棟構成となった住棟(どの棟も眺望が良いためガラス手摺中心で透明感が高い)のデザインも悪くありませんが、やはり最大のポイントは敷地面積17,000㎡弱ありながら建築面積が2,250㎡ほどという尋常じゃないレベルの空地で構成されたランドプランでしょう。

そのようになった理由は前回の記事で言及している通りで、このような約87%という空地率は”一般的な制限下”の共同住宅ではまず実現することのないものだと思います。

その広大な敷地は住棟のあるより標高の高い部分(以下「A敷地」とします)と主に平置駐車場(109台)とドッグランで構成された一段低い部分(以下「B敷地」とします)で構成されているのですが、AとBは同じような面積があり、Bにはシングルテニスコートの約2倍の大きさのグランドッグランと小型犬専用のグラスドッグラン、さらにAの建物の脇には雨の日でも遊べるルーフドッグランまであるという力の入れようです。

B敷地にはピザ窯もあるバーベキューテラスもありますし、駐車場の設置率が総戸数に対し135%の平置というあたりもこの広大な敷地あってのものであることは言うまでもありません。

A敷地の東側は崖のようになっていることもあり、プライベートガーデンのようなものになっていないのはちょっと残念ではありますが、サウスコートの西側に独立しているかのような佇まいで施されたエントランスも素敵ですしそのような事情で非常に贅沢な敷地の使い方が実現した物件ですね。

前回のクレストレジデンス横浜スカイビュー汐見台

公式ホームページ
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お部屋はパークコートの81㎡の3LDK+わんルーム、西向き中住戸です。西側道路の向かいに久良岐公園が広がるポジションで、こちらもなかなかに魅力的です。

間取りは物件内では小さなものながら80㎡超ということで、昨今の中住戸ではなかなか見られないものになります。

スパンは一般的なレベルなので面積が大きい分奥行(玄関からバルコニーまでの距離)が長くはなっているのですが、かといって廊下が長いわけではないですし、スパン目一杯の連窓サッシ、門扉付きのパーソナルポーチ(リードフック付)などの特長があるのも嬉しい点でしょう。

また、全体的に効率性が高いのでわんルームもありながらしっかりとした居室畳数を確保、かつ、浴室も1620に出来ているあたりにも好感が持てます。

坪単価は177万円。久良岐公園ビュー(西向き)は物件内では”地味な方”なので、物件内では下限帯になるのですが、一般的には魅力のあるパークビューということでそこそこの水準にはなっていますね。
ただ、面積帯は平均100㎡超のヴェレーナシティ上大岡(平均坪単価175万円)とは大分異なるためグロスはそこまで嵩んでいませんし、上述のように特長があり、効率性も高いプランも魅力になってくるのでこのご時世なりにとりわけ違和感はないのだと思います。

設備仕様面は、スケールが大きいのは敷地だけなのでディスポーザーはありません。
また、食洗機は付いていますが、トイレ手洗いカウンターはなく浴室照明もダウンライトではなくブラケットタイプになるなどこの単価帯なりのシンプルなものになります。

管理費は210円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下ですので高めですが、何分敷地が広大で共用施設も充実した80戸ですのでやむなしでしょう。

駐車場はそのように身障者用を含む109台で全て平置になります。

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