ミオカステーロ京王稲田堤Ⅱ【意外とお洒落なエントランス】2階68㎡4,398万円(坪単価213万円)

続けて、ミオカステーロ京王稲田堤Ⅱ。

設計は宮田建築事務所、施工はデベロッパーの山田建設です。

山田建設はとりわけデザインに力を入れる感じのデベロッパーではなくこの物件も”分譲マンションとしては並以下”という表現にはなってしまうと思います。

ただ、プレミアムプランを設けた最上階のみ外壁の色味を変えているのは悪くないですし、両サイドに植栽を設えL字の間接照明でも彩ったエントランスデザインはこのシリーズではあまり見た覚えがないお洒落なデザインだと思いますね。

また、総戸数33戸の小ぶりな物件ではあるものの5階建で33戸ということからもお分かりのように敷地面積は1,400㎡超あり、空地率も47%とそこそこの水準に出来たことで駐車場全11台が平置きに出来ているのもポイントの1つになるでしょう。

前回のミオカステーロ京王稲田堤Ⅱ

公式ホームページ
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お部屋は68㎡の3LDK、南向き中住戸です。敷地中央付近に位置した南向き住戸で、南側方向にはやはり5階建のライオンズの影響が残りますが、南東方向には用水路の向かいに畑などもあり、日照はもちろんのこと視界的にも悪いポジションではありません。

間取りは70㎡に満たない物件内でやや小ぶりな3LDKになります。

共用廊下側には柱の食い込みもありはしますが低層建なので柱が細く面積消費は最小限、また、廊下も田の字ベースのプランなりにほどほどの長さに抑えられているので3LDKとして違和感のものにはなっていると思います。

珍しいのは洋室3ではなく洗面浴室を共用廊下側にしている点でしょう。
いわゆる田の字プランとは異なり洋室の採光ではなく、浴室の通風(及び採光)を重視したケースで好み次第のところはあるものの、先ほどのルーバルプランにも浴室窓がありましたし物件としてそういった面を重視しているようですね。

LDKの13.7畳はやや小さい印象ではあるものの、その分収納は充実していると思いますし、LDの開口部がサッシ3枚分あるあたりにも好感が持てます。

坪単価は213万円。平均では2018年分譲のミオカステーロ京王稲田堤(京王稲田堤駅徒歩5分/平均坪単価約215万円)よりもやや高いぐらいの水準になるはずで駅距離を考えるとやや強い印象もなくはありません。

ただ、そのⅠは南武線の線路沿いでしたし、こちらの立地は前回の記事で書いたように駅徒歩10分圏内ながら環境が良好ですので違和感を覚えるまではないでしょう。中小デベロッパー物件でよくあるように上下の単価設定がかなり緩やかであり低層階はもう少し単価が抑えられていると良かったような印象ではありますけれどもね。

設備仕様面は、少戸数のためディスポーザーはありませんが、食洗機、ミストサウナ、トイレ手洗い器、キッチンのカップボードと、このシリーズらしい充実したものになります。

管理費は161円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下ですが総戸数33戸の小ぶりな物件ですのでリーズナブルな方と言えるでしょう。

駐車場は身障者用を含む全11台でいずれも平置になります。

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