クリオ茅ヶ崎中海岸グランヴィラ【敷地面積6,300㎡超×空地率約53%のゆとり】3階71㎡5,191万円(坪単価242万円)

続けて、クリオ茅ヶ崎中海岸グランヴィラ。

設計は明建築設計事務所、施工は多田建設、デザイン監修はウイ・アンド・エフヴィジョンです。

従前この地にあったお屋敷の石垣はなくなってしまいますが、それを受け継ぐかのような道路沿いや1階エントランス周りの石積みのデザインが印象的な物件になります。

駐車場58台(うち22台を平置)を確保しながらも空地のゆとりを感じることが出来る物件で、敷地北西部、そのエントランス周りのゆとりある空間設計はとても魅力的でしょう。建ぺい率が低め(50%)の第一種低層住居専用地域ゆえに約53%の高めの空地率を実現出来た物件で、総戸数から受ける印象以上のスケールを感じることが出来る物件なのは間違いありません。

共用施設としては、オープンシェアラウンジ、シーサイドラウンジ、ワークラウンジという3つのラウンジがあり、ちょっとしたパーティーなども出来るだけのスペースがあります。

なお、ゆとりを感じるランドプランからするとエントランス前に優雅な車寄せ(回転出来るような円形のもの)を設けることも不可能ではなかったはずでそこはちょっと惜しい点になるでしょうか。上階には100㎡超の優に億を超える住戸もある物件ですからね。

前回のクリオ茅ヶ崎中海岸グランヴィラ

公式ホームページ
SnapCrab_NoName_2021-6-29_17-41-54_No-00.png
お部屋はサザンヴィラの71㎡の3LDK、南向き中住戸です。建築基準法上の2階住戸で、隣接地の大きな戸建(2階建)により視界は妨げられますが、日照的には良好なポジションになります。

間取りは中住戸でも70㎡超を確保しているのはこの地なりという印象ですし、やはり共用廊下側の柱まできれいにアウトフレーム化されているのが素晴らしいですね。

やはり奥行(玄関からバルコニーまでの距離)が少々長く、LDを横長タイプ(縦長タイプとし、バルコニー側にLDとベッドルーム3を並べた方が廊下を短く出来る)としたこともその状況をさらに強めてしまっている印象ではありますが、横長リビングプランならではのワイドな開口部による心地良さがありますし、廊下にカウンター付のワークスペースが設けられているあたりも面白いですね。
窓・扉のない空間ですので、使い方は限られそうではありますが…。

坪単価は242万円。敷地南東側(接道部分)に位置したオーシャンヴィラの南向きに比べるとこなれた水準で、先ほどの最上階角住戸などと比べると大分現実的な設定という印象になります。

やはり総戸数87戸ということで多くの住戸を販売しないと行けないですし、駅距離があることで検討する層もある程度限られてくるので単価レンジはある程度広めにする必要があったのは想像に難くありません。

先ほどの記事で書いたように、やはりブリリア湘南辻堂海浜公園なんかと比べると高く感じるところはあるものの、落ち着きある一低エリアの南向きですし、このエリアを愛する方ならば十分検討に値する水準でしょう。

設備仕様面は、ファミリータイプ中心の総戸数87戸というスケールを考えるとディスポーザーがないのは残念ですね。エリア内では貴重なスケールを有した物件ですのでそこを活かして欲しかったところです。
一方で、食洗機、フィオレストーンのキッチン天板、トイレ手洗いカウンターなどは備わっており、坪単価200万円台中盤までのお部屋にとってはコスパの良さを感じることが出来ます。

管理費は190円/㎡。そこそこのスケールがありながらディスポーザーなしの外廊下ということで200円を切っています。駐車場もわりと平置(維持費がほとんどかからない)がありますし、当然っちゃ当然なのですが悪くはないでしょう。

駐車場は全58台で身障者用を含む22台が平置、残りの36台が機械式になります。

0 Comments



Post a comment