オープンレジデンシア本所吾妻橋【オプレジにもコストダウンの波が…】5階44㎡4,830万円(坪単価362万円)

続けて、オープンレジデンシア本所吾妻橋。

設計はインタープロデュース、施工は新三平建設です。

インタープロデュースは田中建設のリリーゼシリーズでの実績が豊富なのですが、オプレジでの起用は初めてになるでしょうか。
もちろんデザインには売主(デベロッパー)の意向がありますので、リリーゼとは少々趣が異なるものの、オプレジの中でも"端正さ"を感じる佇まいです。

バルコニー面のマリオンおよび全体を囲むラインに差し色として暖色系のグレージュを採用したあたりからもセンスの良さを感じることが出来ますね。

なお、ランドプランは前回の記事で述べたように敷地形状がかなり歪になっており、少々変わっています。建物は敷地主要部(北西部)にあり1フロア2戸の12階建が主なのですが、三ツ目通り沿いとなる敷地東側の細い部分にも3階建の低層部分があり、12階建とエキスパンションジョイントでつながった形になります。

三ツ目通り沿いはもちろん商業地域ですので普通にもっと高い建物に出来るはずなのですが、視界条件が芳しくないということで容積率の範囲内で"敷地北西主要部の北向き住戸"を優先したということなのでしょうか。

前回のオープンレジデンシア本所吾妻橋

公式ホームページ
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お部屋は44㎡の2DK、北東角住戸です。北側道路の向かいは3階建ですが、東側は8階建なので視界が妨げられます。ただ、バルコニーに出て北東方向を望めばスカイツリーが見えるでしょうね。

間取りは先ほどの2LDKよりも小さなもので、「2DK」になりますが、やはり住宅ローン控除が適用されるだけの大きさはあります。

ただ、この面積帯のプランにしては廊下がしっかりとしたプランですし、やはりオプレジらしく柱の食い込みが顕著なのは気になりますね。そういった中でそこそこの居室畳数を確保したためか収納はかなり少ないですし…。

ベッドルーム2は形こそ良好ですが、3.2畳しかないですし、やはりLDと一体利用しにくい設計になっているのも残念です。

坪単価は362万円。2ベッドとしてグロスはこなれている方という見方も出来ますが、そのように効率性に難のあるプランですし、30㎡台などではなく40㎡台中盤というそこそこの面積帯を考えればもう少しこなれた単価水準であって欲しかったですね。

設備仕様面は、少規模のためディスポーザーがないのは当然としても水回りの天然石天板仕様どころかトイレ手洗いカウンターすらないのは残念です。流石に食洗機はついていますが、オープンレジデンシア西日暮里ステーションフロントなどがそうであるようにオプレジにも設備面のコストダウンの波が訪れてしまいました…。

管理費は423円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下ですが、全戸40㎡台の総戸数25戸という小規模ゆえにかなり高額な設定になってしまっています。

なお、駐車場はありません。

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