ファインスクェア武蔵境【この単価ならばもう少し…】4階54㎡5,380万円(坪単価330万円)
続けて、ファインスクェア武蔵境。
設計はクレオ、施工は白石建設です。
配棟も違いますし、よく見ると全くの別物なのですが、大通り沿いの「北東角地」という点と東西に長い敷地形状に共通点のあるベルジュール国立ウエストのイメージ図がデジャヴのように浮かんでしまいました。
設計こそクレオで同じですけどデベロッパーは違いますし、たまたまなのだとは思いますが、ホームページの北東交差点方向からの外観イメージ図(夜間)の雰囲気がそっくりで…。
なお、全戸南向きの構成だったベルジュールに対し、こちらは南向きを中心としつつも東向きも設けたプチL字配棟になります。
前回の記事で書いたように、南向きの棟の南側には最高高さ10mの第一種低層住居専用地域が広がっており、半永久的に視界抜けが保たれる可能性の高い4階以上の南向きは特に魅力的でしょう。
外観デザインは、総戸数37戸という小ぶりな物件ということもありとりわけ目立つ部分はありません。ただ、グレーを中心としたシックなトーンを採用し、かつ、ガラス手摺を主としたデザイン(アジア大学通りから目立つポジションのため共用廊下側の多くもガラス手摺になっている)は価格帯なりに洗練された印象ではありますね。
前回のファインスクェア武蔵境。
公式ホームページ

お部屋は54㎡の1LDK+S、東向き中住戸です。道路の向かいは3階建の関東財務局武蔵境住宅なのでこの階ならば多少の視界抜けが出てきます。ただ、東向きなので日照時間は短めですし、武蔵境住宅の敷地は当物件の敷地の大半と同じ第一種中高層住居専用地域(最高高さ23m×第2種高度地区)で、仮に新たなマンションなどへの建て替わりとなった場合には当物件と同じような高さのものになってくる可能性が高いので、上述のような「第一種低層住居専用地域を望む南向き住戸」とは同列には語れません。
間取りは実質的には2LDKになりますが、共用廊下の向かいに南向き住戸が塞がるポジションであることが影響し、1LDK+Sになったプランになります。
スパンは短めなので奥行(玄関からバルコニーまでの距離)がそこそこあり、専有面積のわりには廊下が長い印象を受けるプランで、54㎡の実質2LDKという点からするともっと効率性を高めて欲しかった印象にはなりますかね。
玄関扉の開く向きがエレベーター待ちのスペースと"こんにちは"なのもどうかと思いますし、物件内で最も小さなタイプ(設計面で他プランの煽りを受けがち)とは言え、もう少し配慮がなされていて欲しかったという思いは小さくありません。
また、2WAYのファミリークローゼットなど収納面での充実は見所の1つですが、LDKは12.2畳と小さめです。
坪単価は330万円。上述のように東側は半永久的に抜けが保たれるポジションではありませんので強気な水準と感じます。そもそも道路の向かい(そこそこの距離のところ)に3階建のある4階住戸では角度的に視界は抜けきらないでしょうし…。
当物件は60㎡台の3LDKが中心となる中、当住戸はそのように最も面積が小さなプランでグロス価格の嵩みが抑えられていることが考慮されての単価設定なのだとは思いますが、54㎡は実質2LDKとしてそこまで面積を絞った水準ではないですし、この駅距離及び条件の2LDKでグロスが優に5,000万円超というのはどうでしょうか…。
南口駅徒歩9分のザ・パークハウス武蔵野境南町(50㎡台~)でも平均坪単価約340万円で、この水準だと単価的にほとんど差を感じることはありません。
設備仕様面は、小規模のためディスポーザーはありませんが、食洗機、トイレ手洗いカウンターは付いています。
また、浴室床材はいわゆるカラリ床ではなく、素焼き磁器タイルに微細な凹凸加工を施したキープクリーンフロアというものが採用されていて、心地よい質感と滑りにくさ及び特殊コーティングによる汚れの付きにくさを兼ね備えたものになっているのも好感が持てます。
管理費は175円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下ですが、総戸数37戸という小ぶりなスケールの物件ですので悪くないでしょう。100円/㎡を切る物件も少なくなかったひと頃のファインスクェアシリーズよりは高いですが…。
なお、駐車場はありません(一時駐車スペース1台のみ)。少々駅距離のある立地のファミリータイプ中心ということを考えると数台はあって欲しかったとこでしょうか。
設計はクレオ、施工は白石建設です。
配棟も違いますし、よく見ると全くの別物なのですが、大通り沿いの「北東角地」という点と東西に長い敷地形状に共通点のあるベルジュール国立ウエストのイメージ図がデジャヴのように浮かんでしまいました。
設計こそクレオで同じですけどデベロッパーは違いますし、たまたまなのだとは思いますが、ホームページの北東交差点方向からの外観イメージ図(夜間)の雰囲気がそっくりで…。
なお、全戸南向きの構成だったベルジュールに対し、こちらは南向きを中心としつつも東向きも設けたプチL字配棟になります。
前回の記事で書いたように、南向きの棟の南側には最高高さ10mの第一種低層住居専用地域が広がっており、半永久的に視界抜けが保たれる可能性の高い4階以上の南向きは特に魅力的でしょう。
外観デザインは、総戸数37戸という小ぶりな物件ということもありとりわけ目立つ部分はありません。ただ、グレーを中心としたシックなトーンを採用し、かつ、ガラス手摺を主としたデザイン(アジア大学通りから目立つポジションのため共用廊下側の多くもガラス手摺になっている)は価格帯なりに洗練された印象ではありますね。
前回のファインスクェア武蔵境。
公式ホームページ

お部屋は54㎡の1LDK+S、東向き中住戸です。道路の向かいは3階建の関東財務局武蔵境住宅なのでこの階ならば多少の視界抜けが出てきます。ただ、東向きなので日照時間は短めですし、武蔵境住宅の敷地は当物件の敷地の大半と同じ第一種中高層住居専用地域(最高高さ23m×第2種高度地区)で、仮に新たなマンションなどへの建て替わりとなった場合には当物件と同じような高さのものになってくる可能性が高いので、上述のような「第一種低層住居専用地域を望む南向き住戸」とは同列には語れません。
間取りは実質的には2LDKになりますが、共用廊下の向かいに南向き住戸が塞がるポジションであることが影響し、1LDK+Sになったプランになります。
スパンは短めなので奥行(玄関からバルコニーまでの距離)がそこそこあり、専有面積のわりには廊下が長い印象を受けるプランで、54㎡の実質2LDKという点からするともっと効率性を高めて欲しかった印象にはなりますかね。
玄関扉の開く向きがエレベーター待ちのスペースと"こんにちは"なのもどうかと思いますし、物件内で最も小さなタイプ(設計面で他プランの煽りを受けがち)とは言え、もう少し配慮がなされていて欲しかったという思いは小さくありません。
また、2WAYのファミリークローゼットなど収納面での充実は見所の1つですが、LDKは12.2畳と小さめです。
坪単価は330万円。上述のように東側は半永久的に抜けが保たれるポジションではありませんので強気な水準と感じます。そもそも道路の向かい(そこそこの距離のところ)に3階建のある4階住戸では角度的に視界は抜けきらないでしょうし…。
当物件は60㎡台の3LDKが中心となる中、当住戸はそのように最も面積が小さなプランでグロス価格の嵩みが抑えられていることが考慮されての単価設定なのだとは思いますが、54㎡は実質2LDKとしてそこまで面積を絞った水準ではないですし、この駅距離及び条件の2LDKでグロスが優に5,000万円超というのはどうでしょうか…。
南口駅徒歩9分のザ・パークハウス武蔵野境南町(50㎡台~)でも平均坪単価約340万円で、この水準だと単価的にほとんど差を感じることはありません。
設備仕様面は、小規模のためディスポーザーはありませんが、食洗機、トイレ手洗いカウンターは付いています。
また、浴室床材はいわゆるカラリ床ではなく、素焼き磁器タイルに微細な凹凸加工を施したキープクリーンフロアというものが採用されていて、心地よい質感と滑りにくさ及び特殊コーティングによる汚れの付きにくさを兼ね備えたものになっているのも好感が持てます。
管理費は175円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下ですが、総戸数37戸という小ぶりなスケールの物件ですので悪くないでしょう。100円/㎡を切る物件も少なくなかったひと頃のファインスクェアシリーズよりは高いですが…。
なお、駐車場はありません(一時駐車スペース1台のみ)。少々駅距離のある立地のファミリータイプ中心ということを考えると数台はあって欲しかったとこでしょうか。