ルジェンテ文京湯島【名店跡地の高台パークサイドポジション】6階37㎡4,390万円(坪単価397万円)

続けて、ルジェンテ文京湯島。

設計はコスモアルファー、施工は合田工務店、そしてデザイン監修はウイ・アンド・エフヴィジョンです。

デザイン上のポイントは、名店「江知勝」のDNAを受け継ぐ"現代の数寄屋造"の表現でしょうか。
木造建築に見られる軒裏の連続性のような表情を創出することを意図し、木材を立てたようなライン状の構成を施すことで上手い具合に和と洋の融合が図られた物件になります。

また、エントランスにある豊かな高さのあるゲート、さらに入口へと続くアプローチ上の天井には杢目板の設えを施すなど、エントランス周りは特に端正な出来に仕上がっていると思いますね。

ファミリータイプ3LDKもそこそこあるとは言え、20~40㎡台が半数以上を占める物件にはなりますので総戸数73戸はとりわけ大きなものではなく、エントランス内部のゆとりは感じにくいです。
ただ、ルジェンテシリーズでは貴重なファミリータイプ(億ション)を有した物件になりますし、そういった点をデザイン面などに少なからず考慮しているあたりは好感の持てる点になるでしょう。

前回のルジェンテ文京湯島

公式ホームページ
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お部屋は37㎡の1LDK、北西角住戸です。西側は8階建のビルが隣接していますが、北側は春日通りで、その向かいも上手いこと低層建物が多くなっているポジションなので、この中層階からでも随分先まで視界抜けが出てきますね。

通り沿いの商業地域ですので、むろん将来的な保証はありませんが、このような大きさのプランならば日照が得られないこともあまり気になりません(資産価値的な意味合い。むろん実需の場合はお住まいになる方次第)。

間取りはルジェンテの十八番的な大きさの1LDKで、先ほどのプランのような特異な形状もしておりませんので多く語ることはありません。
ただ、柱間隔が近いのは少々気になる点で、この面積帯を考えると柱による面積消費は少し気にはなるのかな、と。

柱の影響もあり北側の開口部も小さめで、先ほどのプランほどではないものの、もう少し開口面での頑張りが欲しかった印象ではありますかね。

坪単価は397万円。駅距離の差はあるにはありますがこちらは高台ポジションですので2019年のクレヴィア文京湯島のコンパクトよりも安いのは悪くないですし、さらに、6年も前2015年のディアナコート文京本郷台の低層階コンパクトプランと比べてもこちらの方がこなれていますね。

目の前が壁になるような低層階なら分かりますが、春日通り沿いなので将来的に目の前が壁になるようなこともないですし、まして現状は視界抜けまで出てくるポジションなのでこの単価は意外でした。

先ほどのような高グロス住戸になるとそういったお部屋の分譲実績がなくブランド力に欠けるあたりが余計に気になるのですが、こういった30㎡台のコンパクトならばそれも薄れますからね。

北側は5階以下が20㎡台中盤の非分譲タイプになっており、分譲住戸(北側)の中で低層階にあることが幾らか影響しているところもありそうです(仮に低層階までこのタイプで分譲されていたら低層階がこのぐらいの単価になっていたかもしれません)。

設備仕様面は、ディスポーザーはありませんが、食洗機(30~40㎡台除く)、トイレ手洗い器、ミストサウナ、フィオレストーンの水回り天板、玄関のハンズフリー電気錠など、違和感のないものです。

管理費は250円/㎡。ディスポーザーなしでも内廊下でのものですのでリーズナブルですね。73戸とは言っても30㎡台も多い物件でとりわけスケールメリットがあるわけではありませんのでこの水準は魅力です(この水準で内廊下に冷暖房がついていたら素晴らしいですね)。

こういったリーズナブルなランニングコストは投資賃貸として考えた場合にはより魅力的でもあり、第1期で45戸の供給という好調な数字を記録しているあたりはそのような面もあってのものだと思います。

駐車場は全9台で身障者用兼来客用の1台(平置)を除いた8台が機械式になります。

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