ルジェンテ浅草アベニュー【最低50㎡台、60㎡台中心の意外なゆとり設計のルジェンテ】4階51㎡5,120万円(坪単価330万円)

続けて、ルジェンテ浅草アベニュー。

設計はCo-CoDesign、施工は増岡組、そしてデザイン監修はカーサデザインコンサルタントです。

前回の記事でも書いたようにルジェンテシリーズはコンパクトプランを中心とした小規模物件が多くデザイン的な特徴はそこまで感じにくいことが多いのですが、ここは結構存在感がありますね。

コンセプトは「ミッド・センチュリーレジデンス」で、外壁にベージュ系の温かみのあるタイルと重厚感のある黒タイルを使い分けたことでかなり表情豊かな佇まいを実現しています。

ファミリータイプ中心とは言え総戸数23戸というかなりの小規模物件ということで(しかも、1~2階部分にはマツモトキヨシが入る)、エントランス周りはかなりこじんまりとしてしまっているものの、そういった外壁タイルの使い分け及び縦に貫くマリオンデザインでバルコニー周りが縁取られているなどセンスの良さを感じることの出来る建物です。

小規模物件の内廊下であることが影響し、玄関扉の前にアルコーブ的な窪みがありませんので、"ファミリータイプの多い物件の内廊下"としては玄関前のプライバシー面での配慮に欠けているのは残念ではありますが、屋上には隅田川の花火大会の特等席になるテラスも設けられているあたりも魅力の1つにはなるでしょう。

前回のルジェンテ浅草アベニュー

公式ホームページ
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お部屋は51㎡の2LDK、南西角住戸です。南側は前建こそ2階建ですが、少し先にはもっと高い建物がありますので視界抜けは得られません。ただ、西側千束通りの向かいは2~3階建の低層建物が多くなっており、この階ならば千束小学校の校舎のところまで視界抜けが得られるという低層階なりに良好なポジションになります。

間取りは50㎡ちょっとの小ぶりな2LDKで昨年末の税制改正以前の住宅ローン控除の適用にはなりませんが、40㎡以上(登記面積)の新住宅ローン控除の要件は満たしますね。

先ほどのプラン同様、スパンのわりに開口部が貧弱な印象で西面に連窓サッシが導入出来ていると魅力が高まった印象ではあるものの、柱の食い込みは1本だけですので、柱を逃がしにくい小規模物件としてはむしろ良い方でしょう。

気になるのは収納の設計ですね。
やや小ぶりな2LDKなので居室畳数を小さく感じないよう配慮したのかもしれませんが、洋室1と2の間の収納はどうだろうか…。

こういった居室配置ならば普通は洋室間に"互い違い"になるように収納を配置し、居室の凹凸を回避するものなのですが、洋室1はあえてこの形状にしたかったのかね???
ウォークインクローゼットの横のスペースはリモートワークに使うデスクとかを想定しているのかな???

収納は少なめですし、普通に互い違いの収納で良かったのでは…。

坪単価は330万円。リビオレゾン浅草の50㎡台は眺望の良い上層階(坪単価約360万円)にしかなかったので単純な比較は出来ませんが、こちらの方が小ぶりな2LDK(より単価高になりやすい)ですので、違和感のない範疇です。

ほぼ40㎡台のみのソルフィエスタ浅草入谷(駅徒歩8分)の平均坪単価が約335万円、30㎡台の多かったデュオヴェール浅草(駅徒歩5分)の平均坪単価が約365万円でしたので、低層階ならばもう少しインパクトが欲しかった印象もありますが、ここは低層階でも視界良好なポジションですからね。

設備仕様面は、小規模のためディスポーザーはありませんが、食洗機、クオーツストーンの水回り天板、トイレ手洗いカウンター、良水工房などが備わっています。

管理費は286円/㎡。ディスポーザーはありませんが、内廊下の小規模物件ですのでこの水準ならばリーズナブルな方と言えるでしょう。

駐車場は身障者用を含む全2台で平置になります。

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