ルジェンテ新丸子【全戸南向きでの内廊下採用】3階33㎡3,550万円(坪単価358万円)

続けて、ルジェンテ新丸子。

設計はコスモアルファー、施工は増岡組、そしてデザイン監修はウイ・アンド・エフヴィジョンです。

前回の記事で言及したように全戸30㎡台の総戸数28戸ということでかなりの小規模物件にはなるのですが、ルジェンテシリーズに限らず分譲マンション実績が非常に豊富なウイ・アンド・エフヴィジョンを起用した繊細なデザインが印象的な物件になります。

昨今のルジェンテは以前に増してデザインに力を入れていると感じるのですが、当物件は目先の比較対象としてピアース武蔵小杉イーストがあるということもあってかさらにそういった点に配慮を行っている印象を受けます。

ピアースは歪な敷地形状を活かした奥行あるエントランスアプローチがありましたし、南條設計室を起用したデザインはコンパクト中心の小規模物件としては大手デベロッパーも含めなかなか真似できない特徴のあるものでした。
ただ、ここ数年はマンション価格高騰により大手中小問わずデベロッパーがコンパクト物件の供給を多くする中で、このルジェンテもかなり供給戸数を伸ばしておりそういった経験値もあってかここもツボを押さえたデザインになっていると思いますね。

エントランスは小ぶりながらも大理石調タイルや石目調タイルなどの上品、かつ、質感豊かな素材を多用したことで良い雰囲気に出来ていますし、外観もバルコニー周りにブラウンやブラックの素材を用いアクセントのあるものとしたことでかなり繊細な印象を与えてくれます。

とは言え、小規模は小規模ですし、高さ的にも11階建でしかないので目立つ建物とまでは言えないものの、共用廊下を内廊下設計(全戸南向きで共用廊下は北側一直線というフロアプランなので内廊下へのハードルはわりと高い(外廊下が手軽))としている点も差別化要素の1つになってくるでしょう。

前回のルジェンテ新丸子

公式ホームページ
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お部屋は33㎡の1LDK、南向き中住戸です。同様に将来的な保証こそないものの、南方向は2~3階建の低層建物ばかりになっており、この階でも多少の視界抜けが出てくる日照良好なポジションです。

間取りは33㎡と先ほどの角住戸よりもさらに小さなものになります。ただ、同様に専有面積のわりに南面にしっかりとしたスパンが確保出来ているのが魅力ですし、柱を両サイドの角住戸に上手いこと逃がせた完全アウトフレームプランという点も素晴らしいですね。

洋室の引き戸を開け放つときれいな形の1Rプランにもなるので空間的な広がりが得やすいですし、この面積帯でここまで整った形状のものはなかなかないでしょうね。

バルコニーはフルではありませんが、この面積帯のプランにしてはしっかりとした奥行があるという点でも好感が持てます。

LDの床暖房範囲はちょっとアレですけど…汗。

坪単価は358万円。1LDKとしてはかなり面積を絞っている分、けして安い単価設定ではありませんが、完全アウトフレームで廊下も短い設計に出来ていますので(LD内のキッチン横のスペースはそこそこ幅があり、そこを有効活用出来ることが前提)、単価を幾らか割り引いて考えるぐらいで丁度良いように思います。

設備仕様面は、小規模コンパクトですので当然ディスポーザーはありません。また、キッチンも小さいので食洗機は備わっていませんが、キッチン天板はフィオレストーン、また、トイレ手洗い器もありますので悪くはないでしょう。

管理費は368円/㎡。ディスポーザーはありませんが小規模内廊下物件ですのでこのぐらいになるのは致し方ないでしょうね。

駐車場は2台のみで平置になります。

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