プレシス三鷹上連雀【ワイドスパンで個性的ではあるが…】3階63㎡5,298万円(坪単価278万円)
続けて、プレシス三鷹上連雀。
設計は西尾建築設計、施工は明幸、そしてデザイン監修はシーアンドスタイルになります。
今年6月に竣工済の完成売りで、前回の記事で書いたような南面に第一種低層住居専用地域が広がる開放感を実際に体験しつつ検討出来るというのは良い材料でしょう。
また、5階建で総戸数23戸という小規模物件ながらも敷地面積は950㎡近くあり、連雀通り沿いのエントランス周りをゆとりあるものに出来ているのも良い点でしょうか。
連雀通りは都市計画道路による拡幅が予定されており、通り沿いの部分には堅固な建物を立てることが出来ないがゆえにこういったゆとりあるスペースが計画されているというわりとありがちなケースにはなります。そのため、予定通り土地が収用されてしまった際にはなくなってしまうのがちょっと悲しいところではありますけれども…。
外観はとりわけ特徴を感じるものではありませんが、シックなトーンとなった近年のプレシスらしいもので悪くはないでしょう。
前回のプレシス三鷹上連雀。
公式ホームページ

お部屋は63㎡の3LDK、西向き中住戸です。西側道路の向かいの前建は2階建なのですが、その先には3階建がありますし視界抜けが得られる感じではありません。
ただ、この敷地南北中央付近までは第二種中高層住居専用地域で、当物件の敷地南側同様に連雀通りから内に入る南西方向も第一種低層住居専用地域になっているため南西方向の日照・視界が変わることがないという点での魅力はあるでしょう。
間取りは先ほどの角住戸よりもやや小さな3LDKで、いわゆる狭小3LDKになります。
中住戸にしてはワイドスパンで開口部も壁式構造なりに頑張っている印象ではあるものの、居室配置と開口部に若干チグハグさを感じてしまうところはありますかね。
洋室3はL字のダイレクトサッシ(腰高窓)に面した明るい空間なのですが、その一方で洋室2は行灯部屋ですし、LDと洋室1の開口部はどうかねぇ…。
LDは大きな窓のある洋室3と一体利用することが難しい配置・扉ですし、この感じになるのであればもうちょっと普通なプラン?で良かったような印象があります。
この位置ながらも廊下側に扉がないキッチンの設計も疑問ですし、しっかり目のスパンを確保出来たプランだけに勿体ない印象を受けてしまいます。
坪単価は278万円。先ほどのプランとは日照面・視界面での差がかなりありますので単価差という点では違和感はありません。ただ、やはりこちらも面積をギリギリまで絞ったがゆえに成立する単価設定という印象で、柱による面積消費がないとはいえ、中住戸としては廊下もわりとしっかりとある設計ゆえに効率性も高いとは言えないのでもう少し価格で勝負して欲しかった感はありますね。
設備仕様面は、少戸数のためディスポーザーはありませんが、食洗機、トイレ手洗いカウンターなどが備わっています。
水回りの天然石天板仕様があってもおかしくはないぐらいの単価帯ですが、近年は300万円前後だとない方が多いですからね…。
管理費294円/㎡。ディスポーザーはありませんが、内廊下設計になりますし、かなりの小規模物件であることを考えれば悪い水準ではありません。
駐車場は身障者用を含む全6台で建物1階部分の平置になります。
設計は西尾建築設計、施工は明幸、そしてデザイン監修はシーアンドスタイルになります。
今年6月に竣工済の完成売りで、前回の記事で書いたような南面に第一種低層住居専用地域が広がる開放感を実際に体験しつつ検討出来るというのは良い材料でしょう。
また、5階建で総戸数23戸という小規模物件ながらも敷地面積は950㎡近くあり、連雀通り沿いのエントランス周りをゆとりあるものに出来ているのも良い点でしょうか。
連雀通りは都市計画道路による拡幅が予定されており、通り沿いの部分には堅固な建物を立てることが出来ないがゆえにこういったゆとりあるスペースが計画されているというわりとありがちなケースにはなります。そのため、予定通り土地が収用されてしまった際にはなくなってしまうのがちょっと悲しいところではありますけれども…。
外観はとりわけ特徴を感じるものではありませんが、シックなトーンとなった近年のプレシスらしいもので悪くはないでしょう。
前回のプレシス三鷹上連雀。
公式ホームページ

お部屋は63㎡の3LDK、西向き中住戸です。西側道路の向かいの前建は2階建なのですが、その先には3階建がありますし視界抜けが得られる感じではありません。
ただ、この敷地南北中央付近までは第二種中高層住居専用地域で、当物件の敷地南側同様に連雀通りから内に入る南西方向も第一種低層住居専用地域になっているため南西方向の日照・視界が変わることがないという点での魅力はあるでしょう。
間取りは先ほどの角住戸よりもやや小さな3LDKで、いわゆる狭小3LDKになります。
中住戸にしてはワイドスパンで開口部も壁式構造なりに頑張っている印象ではあるものの、居室配置と開口部に若干チグハグさを感じてしまうところはありますかね。
洋室3はL字のダイレクトサッシ(腰高窓)に面した明るい空間なのですが、その一方で洋室2は行灯部屋ですし、LDと洋室1の開口部はどうかねぇ…。
LDは大きな窓のある洋室3と一体利用することが難しい配置・扉ですし、この感じになるのであればもうちょっと普通なプラン?で良かったような印象があります。
この位置ながらも廊下側に扉がないキッチンの設計も疑問ですし、しっかり目のスパンを確保出来たプランだけに勿体ない印象を受けてしまいます。
坪単価は278万円。先ほどのプランとは日照面・視界面での差がかなりありますので単価差という点では違和感はありません。ただ、やはりこちらも面積をギリギリまで絞ったがゆえに成立する単価設定という印象で、柱による面積消費がないとはいえ、中住戸としては廊下もわりとしっかりとある設計ゆえに効率性も高いとは言えないのでもう少し価格で勝負して欲しかった感はありますね。
設備仕様面は、少戸数のためディスポーザーはありませんが、食洗機、トイレ手洗いカウンターなどが備わっています。
水回りの天然石天板仕様があってもおかしくはないぐらいの単価帯ですが、近年は300万円前後だとない方が多いですからね…。
管理費294円/㎡。ディスポーザーはありませんが、内廊下設計になりますし、かなりの小規模物件であることを考えれば悪い水準ではありません。
駐車場は身障者用を含む全6台で建物1階部分の平置になります。