サクラコンフォルテ新綱島【再開発至近×新綱島駅徒歩2分】32㎡3,588万円(坪単価367万円)

サクラコンフォルテ新綱島。

所在地:神奈川県横浜市港北区綱島東1-1255-1(地番)
交通:新綱島駅徒歩2分(2022年度開業予定)、綱島駅徒歩4分
用途地域:第一種住居地域
階建・総戸数:7階建、41戸

ドレッセタワー新綱島(新綱島駅前地区市街地再開発事業)を含む「新綱島駅周辺地区土地区画整理事業」地と道路を挟んで隣接するポジションで、「新綱島」が入ったマンション名からもお分かりのように2022年度開業予定の新綱島駅及びその周囲の再開発エリアに至近という点が最大の売りになる物件です。

「サクラ」シリーズは何度か取り上げているので読者の方ならばなんとなく覚えていただいているのではないかと思いますが、女性目線でのマンションづくりを掲げる(株)快適住まいづくりが売主となった分譲マンションで、事業主が首都圏不燃建築公社という点もサクラティアラ東雪谷サクラティアラ宮崎台ヒルズなどと同様ですね。
※これまでは「サクラティアラ」でしたが、ここは初の「サクラコンフォルテ」になります。

立地としては南側が綱島日吉線(都市計画道路)になるので再開発などに伴い道路の拡幅が進むことで交通量が増えることが予想されますが、西側は池谷桃園及び池谷邸(古民家)であり、池谷邸は歴史的建造物でもあることから保全されていく可能性が高いでしょう。
用途地域が第一種住居地域ということからもお分かりのように、周囲は住宅が主になっていますし、駅近の高い利便性を誇りながらも従来の住宅街らしさ長閑さが共存しているあたりも魅力になるでしょうか。

設計・施工は新日本建設です。
ホームページで「基礎工事/建築構造」というタブが用意されており、そのあたりをしっかりと追求した物件であることをアピールしてはいますが、普通に耐震等級1ですし、床スラブ厚もごくごく一般的な200mmなど、とりわけ目立つ点はありません。
ただ、デベロッパーとしてエクセレントシティシリーズを手掛け数々の実績のある新日本建設によるものという点は安心できる材料にはなるでしょう。

また、小規模ながらバルコニー側はもちろんのこと、共用廊下側の柱のアウトフレームも実現した設計で、これまでのこのシリーズはとりわけそういった面に力を入れている様子がなかったのでいい意味で裏切られました(設計は新日本建設が行っていますが、こういったところはコストに直結しますのでデベロッパー側の意向によるものでしょう)。

デザインに関しては、20~50㎡台の総戸数41戸という小規模物件ですし、このシリーズらしいホワイトを貴重としたごくごく一般的な印象のものになります。

公式ホームページ
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お部屋は32㎡の1LDK、西向き中住戸です。西方向は道路の向かいがその桃園になっており、そのように将来的にも緑を保全・活用するという位置付のエリアですので将来的に環境が大きく変わる可能性は低いでしょう。新駅・再開発エリアを間近に望みつつもこの視界というのはなかなかに贅沢ですね。

間取りは1LDKとしては小ぶりな面積ではあるものの、そのように共用廊下側の柱もほぼアウトフレーム化された優秀なもので、一般的な32㎡以上の使い勝手があると思います。

この面積にしては浴室の1416は大きいですし、収納も充実していますね。
3畳の洋室はちと小さくはあるものの、引き戸を開くとLDKと一体感が高いものに出来る点も◎でしょう。

坪単価は367万円。上層階には400万円近いものもありますし(20㎡台のさらに小さなプランは400万円超もあります)、それ相応に高くなること必至のドレッセタワーを意識したお値段設定と言えるでしょう。

当物件は低層ですし、言うまでもなくランドマーク性・ブランド感・駅直結といった点でドレッセタワーの足元にも及びませんので、40~50㎡台での坪単価400万円近い設定のお部屋はどうかと思いますが(ドレッセタワーは44㎡~なので400万円近い水準となると価格帯の被りがあるはず。ブリリアタワー聖蹟桜ヶ丘エクセレントシティ聖蹟桜ヶ丘のように価格に逆転現象(?)が起きるようなケースもあります)、こういった30㎡台前半は純粋には競合しないですし、グロスが嵩まない小さな面積帯での300万円台中盤ならば御の字でしょう。効率性の高いプランや視界的な魅力も考慮すると気持ちこなれているぐらいの印象になります。
設備面は以下のようにちょっと残念ですけども…。

設備仕様面は、少戸数のためディスポーザーがないのは当然ですが、水回りの天然石天板仕様やトイレ手洗いカウンターどころか食洗機と床暖房すらもない簡素なものです。
それなりの単価帯の物件になりますし、特に40~50㎡台のプランにそういった仕様がないのは残念ですね。

管理費は297円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下ですが、小規模物件なりに高めの水準です。

駐車場は驚いたことに全17台もあり、うち4台が平置、残りの13台が機械式になります。
最大でも50㎡台となったコンパクトな駅近物件ですので将来的にお荷物になる可能性の高い機械式は不要かと思うのですが、横浜市の建築基準条例に伴うもので総戸数の40%以上の駐車場が要求されたことによるものです。
この駅前立地及びコンパクトプランならば平置3台程度で十分なはずで残りのスペースはガーデンなどのちょっとした屋外空間になっている方が遥かに魅力的(地域の環境的にも)だったと思うんですけどもね…。
※コンパクトタイプが大半となる物件の場合には例外規定を設けられないものかね…。

2 Comments

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いつも拝見しております。
公式HPのリンク先が違うようです。

2021/08/19 (Thu) 13:43 | REPLY |   

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ご指摘いただき有難うございます。
修正しました!

2021/08/19 (Thu) 19:13 | REPLY |   


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