オープンレジデンシア吉祥寺本町【貴重な立地の四方開口プラン】71㎡10,880万円(坪単価508万円)

オープンレジデンシア吉祥寺本町。

所在地:東京都武蔵野市吉祥寺本町2-1938-63(地番)
交通:吉祥寺駅徒歩8分
用途地域:第一種住居地域
階建・総戸数:地上4階地下1階建、26戸

吉祥寺本町二丁目に約15年ぶりに誕生する分譲マンションで、2017年に分譲された御殿山1丁目×駅徒歩6分のオープンレジデンシア吉祥寺御殿山(5階建総戸数16戸)同様に小規模を厭わないオプレジらしい貴重な立地の物件になります。

当物件はその吉祥寺御殿山よりは大きくはあるものの、敷地面積800㎡弱ですし、分譲マンションとしてはかなり小さいです。
近年、吉祥寺本町3丁目(駅徒歩11分)にはザ・パークハウス吉祥寺(2019年分譲)が誕生していますし、賃貸マンションであれば近年もH-スクエア吉祥寺南町(吉祥寺南町3丁目の吉祥寺駅徒歩7分)、ルシエル井の頭公園(吉祥寺南町1丁目の吉祥寺駅徒歩7分)なども誕生しており吉祥寺駅周りの土地も"世代交代"などにより徐々に動きが出てきている印象ではあるのですが、ここはザ・パークハウスよりも駅に近いですし、吉祥寺駅界隈でかなり貴重な物件であるのは間違いないでしょう。

駅前の商業地域から住居系地域(第一種住居地域)に入ってまもないところではあるものの、近隣は低層の住居が主となった閑静な住宅街ですし、小規模であろうともオープンハウスに限らず他デベロッパー(それなりに知名度の高い大手デベロッパー)も積極的に手掛けるぐらいの好立地と言えるでしょうね(規模が小さいので大手にとっては満足のいく利益がとれなそうですが、この地で供給するだけでもこのエリアの実績としての意味がある)。

買物関係は、東急百貨店まで徒歩3分、マルエツプチまで徒歩5分、西友まで徒歩7分など吉祥寺駅の徒歩8分なりに良好、また、通学区の第一小学校も徒歩8分ほどの距離感なので悪くありません。

公式ホームページ
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お部屋は70㎡超の3LDK、南東角住戸です。南は3階建、東も細い道路の向かいに3階建ということで視界抜けは得られませんが、日照に関しては申し分ありません。フロア内で唯一南に面したプランですし、バルコニー側がやや南東に傾いた角度ですので日照時間はかなり長いですね。

間取りはそのような良好なポジションが考慮され、物件内で最も大きな70㎡超のものになります。
仮にこの地に大手デベロッパーが分譲していたら80㎡超もあったぐらいだとは思うものの、オプレジとしての70㎡超は大きい方ですし、吉祥寺本町の落ち着きある住宅街立地を考慮している印象はありますね。

ラーメン構造ではなく壁式構造を採用していることもあってか1つ1つの開口部は小さめなのですが(壁式構造か否かにかかわらずそもそもオプレジにはそういう傾向があります)、南と東だけでなく西と北にも開口部のある四方開口プランで通風採光面での魅力は小さくありません。

LDの開口部は角住戸らしからぬ小さなものですし、四方開口部ならばもうひと工夫して玄関にも窓が設けられていると良かったような気はしますけれどもね…。

角住戸にしては効率的な設計ですし、居室畳数や収納は違和感のないものに出来ているのですが、洗面所の狭さ、洗面台の幅の短さはどうしても気になりますね。億ションでこの水準はなかなか見ない…。

坪単価は508万円。視界抜けも出てくる最上階になると坪単価500万円台中盤といったところで、低層建なりに上下の差はしっかりとしています。

ザ・パークハウス吉祥寺は惜しくも駅徒歩10分超(11分)だったとは言えやはり貴重な立地で平均坪単価約480万円という水準だったので、角住戸に比べ単価の落ちる中住戸(40~60㎡台)を考慮しても平均で500万円ぐらいになるであろう当物件はパークハウスを超える水準になるでしょう。

パークハウスよりも駅に近いですし違和感まではないのですが、共用・デザイン面では明らかにパークハウスに負けていますし、パークハウス(平均専有面積85㎡超)に比べ専有面積を抑えグロス価格を抑えたことで実現出来る水準という印象でしょうか。

まぁ、角住戸で80㎡超、最上階ならば100㎡超が似合う立地という印象もあるので面積を絞ったからといって必ずしも単価が伸びる感じではないとは思いますが…。

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