プレシス相模大野パークサイドコート【パークサイドではないが開口部充実プラン】55㎡3,600万円台(予定)(坪単価約216万円)

続けて、プレシス相模大野パークサイドコート。

設計はプラスデコ、施工は冨士工です。

当物件の最大のポイントはやはり相模大野南口公園のパークサイド(ギリギリ)という点なのですが、もう1つの特徴として三方接道のランドプランが挙げられると思います。

そのテトリスの「S」ブロック(S字感は薄いですがそのように呼ばれています)のような形状をした歪な敷地形状ながらも三方が接道していることで、敷地面積500㎡ちょっとという数字から受ける印象以上の広がりが感じられます。

エントランス周りにゆとりを感じることは出来ませんが、暗めと明るめの2色の天然石を大々的に用いたことでわりと高級感のあるデザインになっているのも良い点でしょう。
デザイン監修はシーアンドスタイルで、ガラス手摺中心、かつ、バルコニー周りにグリッドラインを施すなどの工夫が施されているあたりも悪くありません。

前回のプレシス相模大野パークサイドコート

公式ホームページ
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お部屋は55㎡の3LDK、北東をメインとした三方角住戸です。そのようなテトリスの「S」ブロックの中央付近に位置しており、北西側が8階建マンション、北東側が当物件の駐車場(道路の向かいに9階建マンションがあるがわりと離隔が図れている)、南東側がコインパーキングというポジションになります。

もちろん南口公園のパークサイドにはならないのですが、北西・北東だけでなく南東側にも開口部を施したことで各所の採光に配慮出来ているあたりには好感が持てますね。

一方、プレシスの十八番とは言え55㎡の狭小3LDKですので短いとは言えない廊下、共用廊下側の柱の食い込みは少々気になるところです。

4畳の洋室2室は形はまずまずなので居室として使えるとは思いますが、LDKの10畳はやっぱり狭いでしょうね。洋室2の引き戸は物入の前に扉を格納できるようになっており、2LDKとして使えば三面採光のそこそこの大きさのある空間になりますのでそこは上手いと思いますけれども…。

坪単価は予定価格で約216万円。現在、相模大野駅徒歩7分のところで分譲中のパレステージ相模大野テラスの平均坪単価が約240万円ですし、その前2019年に駅徒歩8分で分譲されたヴェレーナ相模大野も平均坪単価約230万円という水準でしたので、駅近の三方角住戸でこの単価ならば悪くないでしょう。
3LDKとしての使い勝手はやや疑問ではあるものの、面積を絞っているわりに単価を乗せている印象はありません。

設備仕様面は、少戸数のためディスポーザーはありませんし、水回りの天然石天板仕様やトイレ手洗いカウンターなどといったワンランク上の設備もありませんが、この単価帯の物件ですので違和感はありません。
なお、食洗機はついており、床暖房は電気式になります。

管理費は218円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下ですが、スケールメリットの得られな小規模物件のわりには単価が抑えられていると思います。

駐車場は全13台で身障者用のみが平置、残りの12台が機械式になります。

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