ヴェレーナシティ藤沢【かなり駅距離はあるがバス便良好×眺望良好】3階82㎡4,948万円(坪単価200万円)

ヴェレーナシティ藤沢。

所在地:神奈川県藤沢市藤が岡3-24-1の一部(地番)
交通:藤沢駅徒歩23分
用途地域:第二種住居地域、第一種低層住居専用地域
階建・総戸数:7階建、102戸

藤沢駅への徒歩分数を表示する意味を感じない徒歩23分ですし、オマケに標高的にも駅付近から30mぐらい上がったところになります。

年初に正式決定した東海道線の村岡新駅(仮称。湘南貨物駅跡地に誕生。開業時期は2032年頃)も藤沢駅と同じぐらいの距離感になってしまいますし、車以外だとバスを利用する方がほとんどでしょう。

ただ、バス便は駅距離のあるエリアなりに良好ですね。
2つのバス停は徒歩1分及び徒歩2分の近いところにあり、藤沢駅方面だけでなく大船駅方面へのアクセスも可能です。
かなり駅距離があることもありマンションなどの集合住宅は少ないエリアなのですが、上記のように住居系地域で周囲は戸建を中心とした古くからの住宅街が広がっているためか、バス利便に加え買物利便も悪くはありません。コンビニ2つが徒歩4分、オリンピックが徒歩5分、ユーコープが徒歩9分のところにありますね。

ただその一方で、住宅街エリアとしては意外にも通学区の村岡小学校が徒歩18分と遠く、そこいらへんは子育て世代にとっては少々気になる点ではあるでしょうか…。中学校(藤ヶ丘中学校)はかなり近いのですが…。

公式ホームページ
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お部屋は82㎡の3LDK、南西角住戸です。当物件の建物は第二種住居地域内(高さ制限が緩い)に立ちますが、敷地の途中から南方向(南西方向)は第一種低層住居専用地域になっており、上述のように戸建ばかりの低層エリアになっているのでこの3階住戸ですら視界抜けが出てきます。
西方向も戸建ですので、富士山がよく見えますし、日照時間も相当に長い角住戸になりますね。

間取りは物件内で最大級のしっかりとした大きさのもので、このシリーズらしいコーナー部のダイレクトサッシが最大の特長になるでしょう。

近年のこのシリーズではお馴染みと言っていいぐらいのものなので驚きこそありませんが、エリア的にこういった"ド派手な開口部"はなかなか設計されることはありませんし、そのように戸建ばかりの一低エリアを望む眺望良好なポジションに相応しい設計と言う点でも好感が持てますね。

大和地所レジデンスは現在、港南中央駅を最寄りとする高台エリアでもヴェレーナシティパレ・ド・マジェステを分譲していることからもお分かりのように、その個性あるデザインに加え”眺望を活かした開口部設計”の二刀流で存在感を高めていると感じます。

1つだけだとそこまで魅力的なものではありませんが、2つ合わさることで相乗効果が得られていると思います。バス便良好とは言え普通ならば「マンションの分譲はなかなか大変な地」という印象ではあるのですが、そういったポジションならではの工夫が多く施された印象を受ける物件になりますね。

南側バルコニーにはデッキ敷のオープンエアスペースもあり、洋室3の引き戸を開け放った際の空間は開放感抜群ですし、窓のある玄関、柱の食い込みの少ない効率的な設計なども好感の持てる点でしょう。

坪単価は200万円。上層階は220万円ほどになるのですが、この階でも視界抜けが得られることを考えるとそこそこの単価差がついていると感じますね。この後に取り上げる1階中住戸(専用庭付)よりも単価が安くなっており、少々不思議な単価設定になっています。
※このプランは面積が大きいのでグロスの嵩みが考慮されているところもあるのでしょうが、ダイレクトサッシからの富士山ビューも魅力的な物件内で目玉的な立ち位置のプランですからね…。

近年、藤沢駅の高台側(山側)では駅徒歩11分のエアヒルズ藤沢が2016年に分譲されており平均坪単価約210万円という水準でしたので、平均でも200万円ぐらいになるであろう当物件はやはりその後の相場上昇を感じるお値段設定ではあるでしょう。

そのため、当住戸が割安とまでは感じないのですが、当物件(当ブランド)の特長が表れたプランですし、バス・車利用の生活を厭わない方であれば駅距離15分程度の物件との差はないようなものですのでこの条件にフィットする方にとっては検討しやすい水準ではあるでしょう。

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