ドレッセ横浜十日市場レジデンス【南條洋雄氏による個性豊かな外観とエントランス】72㎡4,538万円(坪単価209万円)
続けて、ドレッセ横浜十日市場レジデンス。
設計は・施工は大豊建設、デザイン監修は南條設計室です。
昨今の"南條設計室デザイン"は、副所長の野呂氏や山形氏(今夏に副所長に昇任されたようです)、そして息子さんと思われる南條雄吾氏(同じタイミングで取締役に就任されたようです)によるものが目立っていたのですが、ここは所長である南條洋雄氏のお顔と名前が前面に出ており、"そもそもの南條設計室らしさ"を存分に感じることの出来る物件になっていると思います。
分譲マンション業界で南條設計室が知名度を高めたのはこの南條洋雄氏による垢抜けた瀟洒なデザインあってのものであるのは言うまでもなく、当物件も坪単価200万円台そこそこ、かつ、総戸数61戸という一般的なスケールであることを考えるとかなり存在感・高級感を覚えるものになっていると思いますね。
傾斜地を活かしたエントランス周りの石積みとゆとりある曲線アプローチも素敵ですが、それに留まることなくエントランス上部などの道路沿いの外壁に用いられたせっ器質タイルの一部をヨロイ形状(ヨロイ張り)としているのも大きな特徴になるでしょう。ヨロイ張りにより生まれる陰影も外観のアクセントになるでしょうし、とても繊細なデザインと感じます。
最上階バルコニーの軒裏を木目調、また、エントランスホールの奥に中庭を施しているあたりも評価出来ますし、また、小さめながらも前庭を望めるエントランスラウンジも用意されています。
前回のドレッセ横浜十日市場レジデンス。
公式ホームページ

お部屋は72㎡の3LDK、南向き中住戸です。北傾斜のポジションですし、南側隣接地には同5階建のサングレイス十日市場があるので視界抜けは得られません。ただ、低層階でも日照が得られないわけではないですし、けして悪いポジションではないでしょう。
間取りは70㎡超の3LDKということで近年の田の字ベースの中住戸の中ではゆったりしている方になります。
そこそこの面積帯でありながらも共用廊下側の柱をしっかりとアウトフレーム化出来ているので効率性も高いですし、洋室のライン(柱の内側のライン)からさらに玄関を南側に凹ませているので玄関前アルコーブ空間のゆとりも十分ですね。
連窓サッシ×ウォールドアを採用した上、LD側だけでもサッシ2枚半分確保出来ているのも魅力的で、ゆったりとした専有面積"以上"の空間的な広がりが得られそうな点も良い材料でしょう。
なお、マルチステーションは趣味やワークスペースなどとしてカスタマイズ可能な+α空間という位置づけですが、他に収納が充実しているわけではないので、ここを収納以外に使うのはちょっと難しそうですよね。
72㎡という昨今の中住戸としてはそこそこの面積を確保していることを考えれば標準的な収納を確保した上でこのようなスペースを設けて欲しかった印象もあります。
坪単価は209万円。南向きでも低層階でサングレイスの影響があるためか物件内でもこなれた水準になっています。
ただ、日照も得られないわけではありませんし、上述のように効率性も高いプランですのでこのご時世なりに悪くない水準という印象ですね。
目先の強力なライバルであるグレーシア横浜十日市場の南向き(ブライトコート)の中住戸は、利便性の高い南口側の立地であることに加え、南方向の視界や日照がこちらよりも優れている点も考慮されたためか、坪単価では220万円台とひと回り上の水準である反面、3LDKは60㎡台後半のものも少なくなくグロスではこちらとほとんど差がないという点ではやはり"被り"が多いですね。
南向きではないパークコートやゲートコートにはこちらとほとんど単価差がないものもありますし…。
設備仕様面は、総戸数61戸ながらディスポーザーが搭載されています。グレーシア横浜十日市場(大規模なのでディスポーザーが付くのは当然)を意識しているところもありそうですね。
水回りの天然石天板仕様やトイレ手洗いカウンターはありませんが、食洗機は付いています。
管理費は216円/㎡。外廊下ですが、そのようにそれほどスケールのある物件でないながらもディスポーザーが付いてのものですのでリーズナブルな方でしょう。
駐車場は全28台で身障者用を含む3台が平置、残りの25台が機械式になります。
設計は・施工は大豊建設、デザイン監修は南條設計室です。
昨今の"南條設計室デザイン"は、副所長の野呂氏や山形氏(今夏に副所長に昇任されたようです)、そして息子さんと思われる南條雄吾氏(同じタイミングで取締役に就任されたようです)によるものが目立っていたのですが、ここは所長である南條洋雄氏のお顔と名前が前面に出ており、"そもそもの南條設計室らしさ"を存分に感じることの出来る物件になっていると思います。
分譲マンション業界で南條設計室が知名度を高めたのはこの南條洋雄氏による垢抜けた瀟洒なデザインあってのものであるのは言うまでもなく、当物件も坪単価200万円台そこそこ、かつ、総戸数61戸という一般的なスケールであることを考えるとかなり存在感・高級感を覚えるものになっていると思いますね。
傾斜地を活かしたエントランス周りの石積みとゆとりある曲線アプローチも素敵ですが、それに留まることなくエントランス上部などの道路沿いの外壁に用いられたせっ器質タイルの一部をヨロイ形状(ヨロイ張り)としているのも大きな特徴になるでしょう。ヨロイ張りにより生まれる陰影も外観のアクセントになるでしょうし、とても繊細なデザインと感じます。
最上階バルコニーの軒裏を木目調、また、エントランスホールの奥に中庭を施しているあたりも評価出来ますし、また、小さめながらも前庭を望めるエントランスラウンジも用意されています。
前回のドレッセ横浜十日市場レジデンス。
公式ホームページ

お部屋は72㎡の3LDK、南向き中住戸です。北傾斜のポジションですし、南側隣接地には同5階建のサングレイス十日市場があるので視界抜けは得られません。ただ、低層階でも日照が得られないわけではないですし、けして悪いポジションではないでしょう。
間取りは70㎡超の3LDKということで近年の田の字ベースの中住戸の中ではゆったりしている方になります。
そこそこの面積帯でありながらも共用廊下側の柱をしっかりとアウトフレーム化出来ているので効率性も高いですし、洋室のライン(柱の内側のライン)からさらに玄関を南側に凹ませているので玄関前アルコーブ空間のゆとりも十分ですね。
連窓サッシ×ウォールドアを採用した上、LD側だけでもサッシ2枚半分確保出来ているのも魅力的で、ゆったりとした専有面積"以上"の空間的な広がりが得られそうな点も良い材料でしょう。
なお、マルチステーションは趣味やワークスペースなどとしてカスタマイズ可能な+α空間という位置づけですが、他に収納が充実しているわけではないので、ここを収納以外に使うのはちょっと難しそうですよね。
72㎡という昨今の中住戸としてはそこそこの面積を確保していることを考えれば標準的な収納を確保した上でこのようなスペースを設けて欲しかった印象もあります。
坪単価は209万円。南向きでも低層階でサングレイスの影響があるためか物件内でもこなれた水準になっています。
ただ、日照も得られないわけではありませんし、上述のように効率性も高いプランですのでこのご時世なりに悪くない水準という印象ですね。
目先の強力なライバルであるグレーシア横浜十日市場の南向き(ブライトコート)の中住戸は、利便性の高い南口側の立地であることに加え、南方向の視界や日照がこちらよりも優れている点も考慮されたためか、坪単価では220万円台とひと回り上の水準である反面、3LDKは60㎡台後半のものも少なくなくグロスではこちらとほとんど差がないという点ではやはり"被り"が多いですね。
南向きではないパークコートやゲートコートにはこちらとほとんど単価差がないものもありますし…。
設備仕様面は、総戸数61戸ながらディスポーザーが搭載されています。グレーシア横浜十日市場(大規模なのでディスポーザーが付くのは当然)を意識しているところもありそうですね。
水回りの天然石天板仕様やトイレ手洗いカウンターはありませんが、食洗機は付いています。
管理費は216円/㎡。外廊下ですが、そのようにそれほどスケールのある物件でないながらもディスポーザーが付いてのものですのでリーズナブルな方でしょう。
駐車場は全28台で身障者用を含む3台が平置、残りの25台が機械式になります。
関連記事
- プレシス横浜ベイサイド【豊かな敷地面積、ちょっと寂しいエントランス】2階60㎡3,950万円(坪単価218万円)
- プレシス横浜ベイサイド4階70㎡4,610万円(坪単価218万円)
- ドレッセ横浜十日市場レジデンス【南條洋雄氏による個性豊かな外観とエントランス】72㎡4,538万円(坪単価209万円)
- ドレッセ横浜十日市場レジデンス【市街化調整区域隣接の超長閑な駅徒歩5分】5階90㎡6,448万円(坪単価237万円)
- ブリシアヒルズ武蔵中原【気持ちがいいぐらいの狭小感】2階54㎡3,798万円(坪単価234万円)