クラッシィハウス大手町【大手町駅徒歩6分×総戸数100戸超】72㎡13,700万円(坪単価631万円)

クラッシィハウス大手町。

所在地:東京都千代田区内神田1-26-4他(地番)
交通:大手町駅徒歩6分、新御茶ノ水駅徒歩6分、小川町駅徒歩6分、淡路町駅徒歩6分、神田駅徒歩8分、竹橋駅徒歩8分
用途地域:商業地域
階建・総戸数:16階建、110戸(事業協力者住戸36戸、一般募集対象外住戸2戸含む)

このエリアの分譲マンションと言うと住友商事のこの「クラッシィハウス」シリーズを思い浮かべる方は少なくないでしょう。
この物件の並び北側に行ったところでクラッシィハウス神田クラッシィハウス神田美土代町、さらに神田錦町側でもクラッシィハウス神田錦町の供給実績があり、大手町がほど近いエリアで随一の存在感を示しています。
むろんこちらも内神田アドレスであり大手町アドレスではないのですが、リビオレゾン大手町ジオ千代田大手町ブランズ大手町同様に「大手町」を物件名に入れてきたのは大手町駅・エリアへの近さからくる自信の表れとも言えるでしょうか。

当物件はジオ千代田大手町の大手町駅徒歩5分よりは若干距離のある徒歩6分ですが、これまでのクラッシィハウスの中で最も大手町駅に近いですし、大手町エリア(大手町アドレス)が目と鼻の先になります(近頃何かと話題の大手町の大規模接種会場が至近ですね)。

ホームページ等でも強くアピールされているように、大手町・八重洲・日本橋界隈の再開発だけでなく、より近い神田錦町三丁目南部東地区の再開発なども控えた言わずもがな将来性が期待出来るエリアで、最新鋭のビジネスエリアに居を構えたい、兎にも角にも通勤利便性に重きを置きたい方にとっては特に魅力的なエリアになるでしょうね。

また、昨年出来た神田スクエアに入るサミットストアが徒歩7分、さらにまいばすが徒歩4分となるなど買物利便も上々ですし、通学区の千代田小学校も徒歩9分ということでファミリーにとっての住みやすさも感じることが出来ますね。

相当数の事業協力者住戸があることもあり低層階を中心に20~30㎡台(※)も存在していますが、エリア的に貴重な総戸数100戸超のスケール感のある物件で、分譲タイプには50~80㎡台が多く存在しているあたりからもそのような様子が窺えるというものでしょう。
※エリア的に仕方がないとは言え面積帯が大き目のタイプにとっては20~30㎡台の賃貸向き住戸が多くあるのは一般的に芳しいことではありません。ただ、低層階中心でフロアが違うので生活時間帯の違いによる音問題などはそれほど心配はいらないのかもしれません。

公式ホームページ
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お部屋72㎡の3LDK、南東角住戸です。上層階ではありますが、南側に隣接する10階建の棟屋の影響が残るポジション、また、東側道路の向かいにも同住友商事が「大手町Ⅱ計画(13階建。分譲予定)」を建設中なのですが、日照に関しては良好ですし、パーシャルながらも視界抜けも出てくる都心立地としてはまずまずのポジションになります(※南東方向そう遠くないところでは26階建約130mの内神田1丁目計画があります)。

間取りは10階以上にのみ設けられた物件内では大き目のものでワイドスパン設計が心地よいですね。当物件は南北に長めの敷地形状で、東西両面に住戸(主開口部)を設けたフロアプランになっています。

西側も一応接道してはいるものの、道路はとても細く前建(ビル)との距離がかなり近いため、かなり際どい設計に感じるのですが、このように西向き住戸を多く設けたことがこの東面ワイドスパンにつながっていることは言うまでもありません。

"適度な長さの廊下で無理のないノンリビングイン設計(洋室2室及び洗面所)"に出来ているのもワイドスパンの恩恵ですし、柱のアウトフレームもわりときれいですね。

逆梁工法でLDにダイレクトサッシを採用しているためLDには柱の食い込みも見られますが、柱(及び梁)の一部を空中に出しているため、室内の逆梁カウンターによる面積消費も少なく出来ています。

気になる点を挙げるとするならば、72㎡の3LDKにしては小さめのLDK14.6畳でしょうか。ベッドルームは大きい方ですし、収納などとの兼ね合いもあるのでしょうが、ベッドルーム3もLDと気軽につなげる設計になっていないですし、もう少しLD空間にゆとりが欲しかったですね。こういった設計のプランではLDのバルコニー側(南側)にまで開口部があることも少なくないのですが、それもないので空間的な広がりが感じづらいところもありますしね。

坪単価は631万円。同じ東向きの上層階住戸でも50㎡台は500万円台前半~中盤という設定ですので、ファミリータイプの方が大分高めの設定になっています。近年の近隣ファミリータイプ(3LDK)としては2017年のジオ千代田大手町(平均坪単価約465万円。上層階3LDK角住戸が500万円台前半)があるぐらいでそこからの値上がりが生じるのは当然ではあるのですが、コンパクト目のプランに比べファミリータイプの単価が若干高めだったジオよりもさらにファミリータイプにプレミアムを乗せた印象のある価格設定になります。
上述のように、神田スクエアのサミットが出来るなど再開発などに伴いファミリーにとっての住みやすさも増してはきているものの、それでもコンパクトな1LDK~2LDKの方がニーズが旺盛なエリアではあると思うのでちょっと単価差が大き過ぎる印象にはなりますね。

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