ザ・パークハウス府中【共用施設はイマイチだが素晴らしいダブルエントランス】3階73㎡7,098万円(坪単価323万円)
続けて、ザ・パークハウス府中。
設計・施工は長谷工ですが、普通に(最初「府中に」ってタイプしてしまった。笑)二重床が採用されています。
なお、デザインに関しても長谷工(の担当者)によるものなのですが、エントランス周りの出来はいわゆる”長谷工物件のそれ"ではないでしょう(語弊がある表現かもしれませんが、"分かりやすい"と思うのであえてこのようにしています)。
コーナーサッシなどは採用されず茶系色ベースでやや野暮ったい印象もある外観(ガラス手摺中心でマリオンによるポイントもあるバルコニー側のデザインは良いのですが妻面がちょっと…)はやや残念な思いもあるものの、エントランスは素晴らしいですね。
敷地形状(道路付け)が影響し、メインエントランスは敷地南側旧甲州街道沿いにあり、府中駅方向からの最短経路は敷地北側のサブエントランス経由になるのですが、そのサブエントランスもまあ凄い!
前回の記事で書いたように、府中駅界隈では”久々のスケール感”を有した物件、さらに、数年前にプラウド府中ステーションアリーナというエリアNo.1物件が供給されていることを意識した部分もあったからこその出来と感じる力の入れようで、どちらのエントランスも石積み、木調ルーバー、植栽などによる重厚感のあるデザインが採用されています。
サブエントランス側はメインエントランス側とは異なり車寄せこそないものの、プロムナードエントランスという名に恥じない奥行ある緑豊かなアプローチが素敵で、入口のゲーテッドデザインも良い感じですね。
やはり府中駅最短方向(サブエントランス)への出入りが多いであろうことを考慮し、ポスト(宅配ボックス含む)やゴミ置場をサブエントランス側に設けているあたりも気が利いていると思います(保育所もサブエントランス脇に入居します)。
なお、共用施設としてグランドラウンジ、マルチラウンジがあります。グランドラウンジは総戸数182戸の物件としてはかなり小ぶりなのですが(このあたりにしっかりとしたエントランスを2つ設けたことのシワ寄せを感じます。1階部分に保育所に加え店舗スペースがあることも影響しているでしょう)、マルチラウンジはリモートワークニーズに対応したそこそこの大きさのあるスペースになります。
ちなみに、敷地西端には南北の道路をつなぐ貫通通路が施され、近隣住民など一般の方も利用できるものとなっています。
前回のザ・パークハウス府中。
公式ホームページ

お部屋は72㎡の2LDK+S、南向き中住戸です。南方向旧甲州街道の向かいには当物件の7階程度の高さに相当するビルがありますので、この階だと視界が塞がれますし、冬至頃の日照にも多少影響があるでしょうか。
ただ、旧甲州街道沿いなので目の前が塞がれる感じではないですし、府中駅徒歩3分ですのでけして悪いポジションではないですね。
間取りは70㎡超の近年のトレンドからすればそこそこの大きさのある中住戸になります。
ただ、南向き住戸を出来る限り多くすることを意識したためか(当物件は南向きのサウス棟と東向きのイースト棟(サウス棟の北側)の2棟構成で、敷地形状的にイースト棟の方が戸数が多い)、一般的な田の字プランよりもややナロースパンになっており、少々細長い印象になりますね。
いわゆる縦長リビングプランを採用しているので廊下の長さは気になりませんが、南面開口部が連窓サッシを採用しても小さめですし、共用廊下側の1室がサービスルーム(※)になっているあたりも残念な点になるでしょう。
※窓の小ささに加え、共用廊下の北側にイースト棟があることも影響しているのでしょうか
ちなみに、イースト棟(東向き)の中住戸もスパン自体は同水準ですが、共用廊下側の柱までほぼアウトフレーム化されており価格帯なりに設計面で力を入れている様子が窺え好感が持てますね。
一方、トイクロ(十色クローゼットの略。2WAYの大きなウォークインクローゼット)は様々な用途に使えると思いますし、洋室2のウォールドアを開くことで連窓サッシの開放感も出てきます。また、サービスルーム側がセットバックされており玄関前にしっかりとしたアルコーブスペースがあるあたりも評価出来る点です。
坪単価は323万円。上層階は370万円前後という水準で、視界が芳しくない低層階なりの水準になっています。イースト棟(東向き)の中層階と同じぐらいですね。
物件平均としては350万円ぐらいになるはずで、2016年分譲のプラウド府中ステーションアリーナ(平均坪単価約365万円※上層階の500万円超が平均を上げているところはある)に次いで、府中駅歴代2番目に高い物件になるでしょうか。
ただ、2016年から比べると相場はかなり上昇していますし、第一期で62戸というそれなりの戸数を供給することからもお分かりのようにこの立地でこの水準ならばニーズは少なくないのでしょうね。
他の近年の供給事例としては、プラウドタワー府中寿町(2018年/平均坪単価約300万円)、リビオ府中寿町(2020年/平均坪単価約300万円)、ガーラレジデンス府中宮西町(2020年/平均坪単価約280万円)などがあり、こちらよりも駅に近かったプラウドタワーなどと比べると早3年ほどの月日が経過しているとは言えやや立派に感じるところはありますね。
まぁ、プラウドタワー府中寿町は立地的にも内容的にもクセのある物件ではありましたが…。
設備仕様面は、ディスポーザー、食洗機、ミストサウナ、トイレ手洗いカウンターなどで、特別なものはありませんがこの単価帯・スケールなりに抑えるべきところは抑えた感じですね。
管理費は175円/㎡。外廊下ですが、ディスポーザー付での水準なのでスケールメリットを活かしたリーズナブルなものと言えるでしょう。スケールなりにもう少し共用施設を充実させて欲しかったという思いは小さくないですけど…。
駐車場は全61台で身障者用を除き機械式です。
設計・施工は長谷工ですが、普通に(最初「府中に」ってタイプしてしまった。笑)二重床が採用されています。
なお、デザインに関しても長谷工(の担当者)によるものなのですが、エントランス周りの出来はいわゆる”長谷工物件のそれ"ではないでしょう(語弊がある表現かもしれませんが、"分かりやすい"と思うのであえてこのようにしています)。
コーナーサッシなどは採用されず茶系色ベースでやや野暮ったい印象もある外観(ガラス手摺中心でマリオンによるポイントもあるバルコニー側のデザインは良いのですが妻面がちょっと…)はやや残念な思いもあるものの、エントランスは素晴らしいですね。
敷地形状(道路付け)が影響し、メインエントランスは敷地南側旧甲州街道沿いにあり、府中駅方向からの最短経路は敷地北側のサブエントランス経由になるのですが、そのサブエントランスもまあ凄い!
前回の記事で書いたように、府中駅界隈では”久々のスケール感”を有した物件、さらに、数年前にプラウド府中ステーションアリーナというエリアNo.1物件が供給されていることを意識した部分もあったからこその出来と感じる力の入れようで、どちらのエントランスも石積み、木調ルーバー、植栽などによる重厚感のあるデザインが採用されています。
サブエントランス側はメインエントランス側とは異なり車寄せこそないものの、プロムナードエントランスという名に恥じない奥行ある緑豊かなアプローチが素敵で、入口のゲーテッドデザインも良い感じですね。
やはり府中駅最短方向(サブエントランス)への出入りが多いであろうことを考慮し、ポスト(宅配ボックス含む)やゴミ置場をサブエントランス側に設けているあたりも気が利いていると思います(保育所もサブエントランス脇に入居します)。
なお、共用施設としてグランドラウンジ、マルチラウンジがあります。グランドラウンジは総戸数182戸の物件としてはかなり小ぶりなのですが(このあたりにしっかりとしたエントランスを2つ設けたことのシワ寄せを感じます。1階部分に保育所に加え店舗スペースがあることも影響しているでしょう)、マルチラウンジはリモートワークニーズに対応したそこそこの大きさのあるスペースになります。
ちなみに、敷地西端には南北の道路をつなぐ貫通通路が施され、近隣住民など一般の方も利用できるものとなっています。
前回のザ・パークハウス府中。
公式ホームページ

お部屋は72㎡の2LDK+S、南向き中住戸です。南方向旧甲州街道の向かいには当物件の7階程度の高さに相当するビルがありますので、この階だと視界が塞がれますし、冬至頃の日照にも多少影響があるでしょうか。
ただ、旧甲州街道沿いなので目の前が塞がれる感じではないですし、府中駅徒歩3分ですのでけして悪いポジションではないですね。
間取りは70㎡超の近年のトレンドからすればそこそこの大きさのある中住戸になります。
ただ、南向き住戸を出来る限り多くすることを意識したためか(当物件は南向きのサウス棟と東向きのイースト棟(サウス棟の北側)の2棟構成で、敷地形状的にイースト棟の方が戸数が多い)、一般的な田の字プランよりもややナロースパンになっており、少々細長い印象になりますね。
いわゆる縦長リビングプランを採用しているので廊下の長さは気になりませんが、南面開口部が連窓サッシを採用しても小さめですし、共用廊下側の1室がサービスルーム(※)になっているあたりも残念な点になるでしょう。
※窓の小ささに加え、共用廊下の北側にイースト棟があることも影響しているのでしょうか
ちなみに、イースト棟(東向き)の中住戸もスパン自体は同水準ですが、共用廊下側の柱までほぼアウトフレーム化されており価格帯なりに設計面で力を入れている様子が窺え好感が持てますね。
一方、トイクロ(十色クローゼットの略。2WAYの大きなウォークインクローゼット)は様々な用途に使えると思いますし、洋室2のウォールドアを開くことで連窓サッシの開放感も出てきます。また、サービスルーム側がセットバックされており玄関前にしっかりとしたアルコーブスペースがあるあたりも評価出来る点です。
坪単価は323万円。上層階は370万円前後という水準で、視界が芳しくない低層階なりの水準になっています。イースト棟(東向き)の中層階と同じぐらいですね。
物件平均としては350万円ぐらいになるはずで、2016年分譲のプラウド府中ステーションアリーナ(平均坪単価約365万円※上層階の500万円超が平均を上げているところはある)に次いで、府中駅歴代2番目に高い物件になるでしょうか。
ただ、2016年から比べると相場はかなり上昇していますし、第一期で62戸というそれなりの戸数を供給することからもお分かりのようにこの立地でこの水準ならばニーズは少なくないのでしょうね。
他の近年の供給事例としては、プラウドタワー府中寿町(2018年/平均坪単価約300万円)、リビオ府中寿町(2020年/平均坪単価約300万円)、ガーラレジデンス府中宮西町(2020年/平均坪単価約280万円)などがあり、こちらよりも駅に近かったプラウドタワーなどと比べると早3年ほどの月日が経過しているとは言えやや立派に感じるところはありますね。
まぁ、プラウドタワー府中寿町は立地的にも内容的にもクセのある物件ではありましたが…。
設備仕様面は、ディスポーザー、食洗機、ミストサウナ、トイレ手洗いカウンターなどで、特別なものはありませんがこの単価帯・スケールなりに抑えるべきところは抑えた感じですね。
管理費は175円/㎡。外廊下ですが、ディスポーザー付での水準なのでスケールメリットを活かしたリーズナブルなものと言えるでしょう。スケールなりにもう少し共用施設を充実させて欲しかったという思いは小さくないですけど…。
駐車場は全61台で身障者用を除き機械式です。
関連記事
- ニシハチピースプロジェクト【スーパー、大規模公園至近の248】79㎡5,098万円(坪単価215万円)
- ファインスクェア聖蹟桜ヶ丘【南に川崎街道の駅徒歩5分】4階67㎡4,148万円(坪単価203万円)
- ザ・パークハウス府中【共用施設はイマイチだが素晴らしいダブルエントランス】3階73㎡7,098万円(坪単価323万円)
- ザ・パークハウス府中【大國魂神社至近の駅徒歩3分×立地・面積帯らしくないプラン】8階85㎡9,298万円(坪単価360万円)
- プレミスト調布クロス【共用部・デザイン共に特徴あり】2階43㎡4,490万円(坪単価342万円)