クリオ湘南江ノ島グランマーレ【このスケールでディスポーザーとゆとりの水盤付ラウンジ】1階56㎡4,353万円(坪単価259万円)

続けて、クリオ湘南江ノ島グランマーレ。

設計は共同エンジニアリング、施工は三井住友建設、そしてデザイン監修はウイ・アンド・エフヴィジョンです。

前回の記事でちらっと書いたように、けしてスケールの大きな物件ではないながらも共用面にかなり力を入れているのはプレミアム住戸に坪単価500万円超という立派過ぎる価格帯のものが用意されているからではないでしょうか。

外観は優しい色味ながらも存在感のあるタイルを基壇部と中上層部の一部にアクセントとして採用、また一部に有孔ブロックを用いているあたりもお洒落に感じます。

内部もひと工夫あって、中でもゆったりとしたエントランスラウンジ(別途集会室もあり)は、水盤のあるテラスと一体になったもので、南国高級リゾート風の設えと素敵ですね。

屋上にはオーシャンビュー・花火の特等席となるスカイテラスがありますし、「アタラシエ」のコンセプトによりクリオ新横浜マスタープレイスなどと同様の非接触エレベーターなどを採用している点も特徴になるでしょう。

前回のクリオ湘南江ノ島グランマーレ

公式ホームページSnapCrab_NoName_2021-9-24_15-14-18_No-00.png
お部屋は56㎡の2LDK、西向き中住戸です。西側は当物件の機械式駐車場を挟みますが、道路の先が境川になるポジションで、境川沿い(敷地西側は1フロア分程度標高が低くなっているのでこの階でも実質的に2階ぐらいの感覚になります(西側グラウンドレベルがこの物件の地下1階で、サーフボード置場や駐輪場があります)。

間取りは平均的な大きさの2LDKなのですが、ややナロースパンで奥行(玄関からバルコニーまでの距離)が出てしまったため廊下が長め(LDの入口付近の実質的な廊下部分含む)なのは気になる点でしょう。

一方、きれいに開け放つことの出来るベッドルーム2の引き戸、L字オープンキッチン、2WAYの洗面室などは魅力的ですし、洋室1室が行灯部屋になっているあたりも内廊下設計ならば仕方ない印象ではあるでしょう。

坪単価は259万円。中層階以上のお部屋と比べてしまうと視界的には良いものとは言えませんが、以下のように設備仕様面も充実したマンションですし充実した共用面もあってのこの単価(先ほどの最上階プレミアムプランの半分以下でしかありません)に魅力を感じる方は少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。

グレーシア湘南江ノ島(平均坪単価約230万円)はマンション相場に天と地の差がある2013年分譲なので、流石にそこそこの値上がり感はあるものの、2016年分譲のヴェレーナ湘南江ノ島(平均坪単価約250万円)との差は小さくこのご時世としては現実的な設定という印象になります。

設備仕様面は、けして大きなスケールではないながらもディスポーザーが付いているあたりは高額住戸を意識してのものでしょう。
標準でも食洗機、トイレ手洗いカウンター、フィオレストーンのキッチン天板、スロップシンク、プレミアムにおいてはフィオレストーンの洗面天板、キッチンタッチレス水栓が備わっており、バルコニーもウッドデッキ敷になります。

管理費は195円/㎡。ディスポーザー付の内廊下、また、水盤まであるとは思えないほどリーズナブルな水準です。
クリオシリーズはクリオレジダンス横濱綱島(ディスポーザーも付いていた)などで水盤を採用しつつもランニングコストを抑えていたので驚きまではないものの、ここは内廊下も採用してのもので近年の他社の管理費に比べると明らかに安いです。
※無理のない収支計画がなされているかどうかは確認した方が良いでしょうね(というか、どの物件でも契約前に管理組合の収支計画書を吟味しておくのは当然のことです)。

駐車場は全40台で、身障者用(平置)を除いた39台が機械式になります。

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