シティテラス住吉【緑豊か、かつ、2層吹抜のエントランス】11階67㎡6,100万円(坪単価299万円)
続けて、シティテラス住吉。
設計・施工は長谷工ですが、住友不動産の物件らしく普通に二重床が採用されています。
建物外観はよくある住不物件そのままにガラス手摺を中心としたシンプル×スタイリッシュな佇まいで、可もなく不可もなくな印象なのですが、エントランス周りは近年の住不のパフォーマンスからすれば”中の上”と言えるでしょうか。
最大の特徴は、両サイドの緑が出迎えてくれる敷地北側のエントランス周りの空間設計でしょうか。
南北に長い敷地形状を活かしエントランスアプローチを深めに確保出来ていることも魅力なのですが、そのサイド(特に西側)に深い緑の空間を施しており、かつ、エントランスにゲート的な設えも行っているので見映えがしますね。
近年の住不物件はそこそこのスケールを有した物件でもエントランスホールも2層吹抜とは名ばかりの狭くて窓も小さな空間が広がっていることが多かったのですが、ここは床面積的にもしっかりとした2層吹抜エントランスホールが用意されており、総戸数149戸なりかそれ以上と言えるぐらいのものです。
エントランスラウンジはシンプルなソファセット(一人がけソファ×2+テーブル)×2だけのようで相も変わらず淡泊な印象ではありますが、別途テレワークラウンジスペースを設けているあたりも評価出来る点ではあるでしょう。
また、空地率約58%と高めの水準を実現出来た物件で、その上、敷地外となる南端に小さいながらも提供公園も施されます。提供公園の横にはサブエントランスも設けられますし、派手さはそれほどないながらもスケールなりの取り組みがなされた物件と言えそうですね。
基本的には”とにもかくにも利益最優先”という印象のある住友不動産ですが、このぐらいのスケールともなると行政(近隣にも良い影響を与える計画を望む)との折衝が必要になってくるもので、緑豊かな計画や提供公園などはその一端になるでしょう。
前回のシティテラス住吉。
公式ホームページ

お部屋は67㎡の2LDK+S、東向き中住戸です。全戸東向きとなる中で、敷地中央やや北寄りに位置した中住戸になります。東側真正面方向は当物件の駐車場部分(東側道路に接道している部分)になるので前建との離隔は十分なのですが、少し北側(すなわち当住戸からは東北東方向)には11階建のマンションがあり、視界面への影響はけして小さなものではないでしょう。
間取りはそのようなポジションが考慮され物件内で最も小さなものになっており(その11階建マンションの影響を受けやすいポジションはこの面積帯のプランが横に複数並んでいます)、当物件の中心となる70㎡ほどの中住戸に比べるとやはりやや手狭な印象にはなります。
ただ、共用廊下側の柱のアウトフレームも良好な設計ですし、近年の狭小トレンド下からすれば3LDK(2LDK+Sだが実質的には3LDK)として何ら違和感のないものと言えるでしょう。
やはり効率性が高いため、収納も充実させることが出来ていますし、洋室2の引き戸や連窓サッシにょる柔軟性や開放感も上々ですね。
柱をアウトフレーム化したことで共用廊下側の造りにゆとりが出ており、玄関前のアルコーブ空間の豊かさも見所の1つになります。
坪単価は299万円。同じ東向き中住戸でも敷地南寄りのもの(70㎡)は前建が戸建などの低層建物になりますので、視界面での差は小さくありません。
しかしながら、単価設定はほぼ変わらず、面積が小さい(グロス価格の差がある)とは言え、もう少し単価差が欲しかった感は否めません。
強気な価格設定の住友不動産ですので新駅構想がなくとも普通にこのぐらいの水準にするでしょうし、新駅が出来るようなことがあれば単価から受ける印象は大分変わりますけど一朝一夕に出来るもんではないですし…。
設備仕様面は、ディスポーザーはもちろんのこと、食洗機、ミストサウナ、トイレ手洗いカウンター、天然石のキッチン天板など単価帯なりに充実しています。
管理費は258円/㎡。ディスポーザー付ですが、外廊下ですしスケールメリットがありそうなわりにはやや高い印象ですね。
エレベーターも総戸数なりに一般的な2基になります。
駐車場は全58台で身障者用の1台を除いた57台が機械式になります。
設計・施工は長谷工ですが、住友不動産の物件らしく普通に二重床が採用されています。
建物外観はよくある住不物件そのままにガラス手摺を中心としたシンプル×スタイリッシュな佇まいで、可もなく不可もなくな印象なのですが、エントランス周りは近年の住不のパフォーマンスからすれば”中の上”と言えるでしょうか。
最大の特徴は、両サイドの緑が出迎えてくれる敷地北側のエントランス周りの空間設計でしょうか。
南北に長い敷地形状を活かしエントランスアプローチを深めに確保出来ていることも魅力なのですが、そのサイド(特に西側)に深い緑の空間を施しており、かつ、エントランスにゲート的な設えも行っているので見映えがしますね。
近年の住不物件はそこそこのスケールを有した物件でもエントランスホールも2層吹抜とは名ばかりの狭くて窓も小さな空間が広がっていることが多かったのですが、ここは床面積的にもしっかりとした2層吹抜エントランスホールが用意されており、総戸数149戸なりかそれ以上と言えるぐらいのものです。
エントランスラウンジはシンプルなソファセット(一人がけソファ×2+テーブル)×2だけのようで相も変わらず淡泊な印象ではありますが、別途テレワークラウンジスペースを設けているあたりも評価出来る点ではあるでしょう。
また、空地率約58%と高めの水準を実現出来た物件で、その上、敷地外となる南端に小さいながらも提供公園も施されます。提供公園の横にはサブエントランスも設けられますし、派手さはそれほどないながらもスケールなりの取り組みがなされた物件と言えそうですね。
基本的には”とにもかくにも利益最優先”という印象のある住友不動産ですが、このぐらいのスケールともなると行政(近隣にも良い影響を与える計画を望む)との折衝が必要になってくるもので、緑豊かな計画や提供公園などはその一端になるでしょう。
前回のシティテラス住吉。
公式ホームページ

お部屋は67㎡の2LDK+S、東向き中住戸です。全戸東向きとなる中で、敷地中央やや北寄りに位置した中住戸になります。東側真正面方向は当物件の駐車場部分(東側道路に接道している部分)になるので前建との離隔は十分なのですが、少し北側(すなわち当住戸からは東北東方向)には11階建のマンションがあり、視界面への影響はけして小さなものではないでしょう。
間取りはそのようなポジションが考慮され物件内で最も小さなものになっており(その11階建マンションの影響を受けやすいポジションはこの面積帯のプランが横に複数並んでいます)、当物件の中心となる70㎡ほどの中住戸に比べるとやはりやや手狭な印象にはなります。
ただ、共用廊下側の柱のアウトフレームも良好な設計ですし、近年の狭小トレンド下からすれば3LDK(2LDK+Sだが実質的には3LDK)として何ら違和感のないものと言えるでしょう。
やはり効率性が高いため、収納も充実させることが出来ていますし、洋室2の引き戸や連窓サッシにょる柔軟性や開放感も上々ですね。
柱をアウトフレーム化したことで共用廊下側の造りにゆとりが出ており、玄関前のアルコーブ空間の豊かさも見所の1つになります。
坪単価は299万円。同じ東向き中住戸でも敷地南寄りのもの(70㎡)は前建が戸建などの低層建物になりますので、視界面での差は小さくありません。
しかしながら、単価設定はほぼ変わらず、面積が小さい(グロス価格の差がある)とは言え、もう少し単価差が欲しかった感は否めません。
強気な価格設定の住友不動産ですので新駅構想がなくとも普通にこのぐらいの水準にするでしょうし、新駅が出来るようなことがあれば単価から受ける印象は大分変わりますけど一朝一夕に出来るもんではないですし…。
設備仕様面は、ディスポーザーはもちろんのこと、食洗機、ミストサウナ、トイレ手洗いカウンター、天然石のキッチン天板など単価帯なりに充実しています。
管理費は258円/㎡。ディスポーザー付ですが、外廊下ですしスケールメリットがありそうなわりにはやや高い印象ですね。
エレベーターも総戸数なりに一般的な2基になります。
駐車場は全58台で身障者用の1台を除いた57台が機械式になります。
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