ヴェレーナグラン湘南藤沢【駅距離ある小規模なりに差別化を強く意識】3階70㎡5,228万円(坪単価246万円)
ヴェレーナグラン湘南藤沢。
所在地:神奈川県藤沢市川名字森久181-17他(地番)
交通:藤沢駅徒歩12分
用途地域:第一種住居地域、準工業地域
階建・総戸数:7階建、33戸
藤沢駅を最寄りとする物件では最大級の分譲マンション「パークアリーナ(2000年分譲)」の北側に誕生する物件です。
近年は、2015年分譲のノブレス湘南藤沢センタースクエア、2017年分譲のプラウド湘南藤沢テラス、直近では(昨年末から今年にかけて)ではプラウド湘南藤沢ガーデンも分譲されており、駅から離れたなりの長閑さを感じていた川名にも分譲マンション化の波が押し寄せていると感じます。
名前を挙げた4件のうち最も小さなプラウド湘南藤沢ガーデンですら総戸数93戸というそこそこのスケールがありますし、パークアリーナ(総戸数734戸)のような超大規模物件ならば少々駅距離(駅徒歩12分)があっても存在感を高めることが可能ですが、ここは「駅徒歩12分(※)の小規模物件(おまけにガソリンスタンドの隣)」ということで、大手デベロッパーなんかだとなかなか事業化に至らない(土地を購入しない)ように思うのですが、それこそがこのエリアの”共同住宅地化”が進んでいることの証左でもありますし、小規模物件であろうとも出来る限りの差別化を厭わない大和地所ならではの物件に仕上がっているのは確かでしょう。
※ノブレスは駅徒歩12分ですが、プラウド2件は駅徒歩10分になります。
当物件は、藤沢市初の「ヴェレーナグラン」ブランドを掲げているという点でも注目出来るでしょう。
買物関係で言うと、最寄りのスーパーはイトーヨーカドーの徒歩9分、次がオーケーの徒歩10分という感じで、交通便(駅徒歩12分)だけでなく買物便もイマイチな印象なのは少々気にはなりますけれどもね。
なお、先行して分譲されている藤が岡のヴェレーナシティ藤沢の記事で書いたように、東海道線の村岡新駅(仮称。湘南貨物駅跡地に誕生。開業時期は2032年頃)が年初に決定しており、ここからは藤沢駅と同じぐらいの距離感になりそうなので駅の開業に伴い駅前が開発されるという楽しみも多少はありそうですね。
通学区は新林小学校で徒歩7分の距離感になります。
公式ホームページ

お部屋は70㎡の3LDK、北東角住戸です。全戸東向きとなる中の最北端に位置したお部屋で、細い私道を挟み北側はガソリンスタンド、東側は戸建などの低層建物となったポジションです。
西側は道路の向かいに稲荷大神の深い緑が広がるポジションですので全戸西向きという選択もあり得たように思いますが(東側は接道もしていない)、敷地形状的に道路境界に沿うとやや北西寄りになる点や緑があまりに深い点(木々の背が高く、鬱蒼と茂っている感がある)なども考慮されてのものでしょうか。
間取り面での最大のポイントとなるのが北面のダイレクトサッシでしょうか。ダイレクトサッシは「ヴェレーナグラン」に限らず近年のヴェレーナシリーズでは”顔となる部分の角住戸”に頻繁に用いられているので驚きはありません。
しかしながら、いくら駅方向からの顔となる部分とは言え、ガソリンスタンド側のこの開口部は住む側(特に低層階住戸)にとってはあんまり嬉しくない気がしますし、そもそもこの開口部は隣地間距離が近いことが影響し防火上の理由で網入りなんですよね…。
「透明」タイプの網入りではなるのですが、やはり魅力は半減してしまいます。
7階建総戸数33戸という小ぶりな物件ながら外観的な存在感を高めることが出来ているのはこの開口部あってのものなのは言うまでもないのですが、周辺環境も含めてデザイン(というか事業化)するのが本来の姿であり、ちょっと気にはなりますね。視線などが気になるのであればカーテンを閉めればいいだけの話でマイナスではないと思いますが…。
※ちなみに、南東角住戸の南側(パークアリーナ側)にも同じようなダイレクトサッシが施されているのですが、そちらのダイレクトサッシは2つの洋室にあり、LDは二面採光ですらありません。
東側の開口部自体もワイドなセンターオープンサッシ(+連窓サッシ)×オープンエアスペース(ウッド調デッキ)を採用した特長あるものでヴェレーナシリーズらしい特色豊かなものになっているのは評価出来る点でしょう。
坪単価は246万円。上層階は260万円超という水準で、それなりの差はありますが、日照時間の短い北東角住戸ですし、低層階はそのように”ガソスタビューの微妙さ”もありますのでやや強気な印象になりますね。
プラウド湘南藤沢ガーデンは早いうちに完売したのでその平均坪単価約240万円よりは幾らか高いぐらいが相応だったとも言えなくはないのですが、言うまでもなく駅徒歩10分と12分(10分超)の差は小さくないですし、境川のリバービュー、そしてスケール感やブランド感という点も加味するとこの水準(平均で240程度でプラウドとほぼ同じ)は強めかなと。
上述のような差別化は立派ではあると思うのですが、プラウドも共用部・専有部での差別化に長けた物件でしたし、立地・眺望面での差はかなり大きいですからね…。
駅徒歩5分のグレーシア湘南藤沢テラスが平均坪単価約255万円でも好調とは言い難い状況ですし…。
所在地:神奈川県藤沢市川名字森久181-17他(地番)
交通:藤沢駅徒歩12分
用途地域:第一種住居地域、準工業地域
階建・総戸数:7階建、33戸
藤沢駅を最寄りとする物件では最大級の分譲マンション「パークアリーナ(2000年分譲)」の北側に誕生する物件です。
近年は、2015年分譲のノブレス湘南藤沢センタースクエア、2017年分譲のプラウド湘南藤沢テラス、直近では(昨年末から今年にかけて)ではプラウド湘南藤沢ガーデンも分譲されており、駅から離れたなりの長閑さを感じていた川名にも分譲マンション化の波が押し寄せていると感じます。
名前を挙げた4件のうち最も小さなプラウド湘南藤沢ガーデンですら総戸数93戸というそこそこのスケールがありますし、パークアリーナ(総戸数734戸)のような超大規模物件ならば少々駅距離(駅徒歩12分)があっても存在感を高めることが可能ですが、ここは「駅徒歩12分(※)の小規模物件(おまけにガソリンスタンドの隣)」ということで、大手デベロッパーなんかだとなかなか事業化に至らない(土地を購入しない)ように思うのですが、それこそがこのエリアの”共同住宅地化”が進んでいることの証左でもありますし、小規模物件であろうとも出来る限りの差別化を厭わない大和地所ならではの物件に仕上がっているのは確かでしょう。
※ノブレスは駅徒歩12分ですが、プラウド2件は駅徒歩10分になります。
当物件は、藤沢市初の「ヴェレーナグラン」ブランドを掲げているという点でも注目出来るでしょう。
買物関係で言うと、最寄りのスーパーはイトーヨーカドーの徒歩9分、次がオーケーの徒歩10分という感じで、交通便(駅徒歩12分)だけでなく買物便もイマイチな印象なのは少々気にはなりますけれどもね。
なお、先行して分譲されている藤が岡のヴェレーナシティ藤沢の記事で書いたように、東海道線の村岡新駅(仮称。湘南貨物駅跡地に誕生。開業時期は2032年頃)が年初に決定しており、ここからは藤沢駅と同じぐらいの距離感になりそうなので駅の開業に伴い駅前が開発されるという楽しみも多少はありそうですね。
通学区は新林小学校で徒歩7分の距離感になります。
公式ホームページ

お部屋は70㎡の3LDK、北東角住戸です。全戸東向きとなる中の最北端に位置したお部屋で、細い私道を挟み北側はガソリンスタンド、東側は戸建などの低層建物となったポジションです。
西側は道路の向かいに稲荷大神の深い緑が広がるポジションですので全戸西向きという選択もあり得たように思いますが(東側は接道もしていない)、敷地形状的に道路境界に沿うとやや北西寄りになる点や緑があまりに深い点(木々の背が高く、鬱蒼と茂っている感がある)なども考慮されてのものでしょうか。
間取り面での最大のポイントとなるのが北面のダイレクトサッシでしょうか。ダイレクトサッシは「ヴェレーナグラン」に限らず近年のヴェレーナシリーズでは”顔となる部分の角住戸”に頻繁に用いられているので驚きはありません。
しかしながら、いくら駅方向からの顔となる部分とは言え、ガソリンスタンド側のこの開口部は住む側(特に低層階住戸)にとってはあんまり嬉しくない気がしますし、そもそもこの開口部は隣地間距離が近いことが影響し防火上の理由で網入りなんですよね…。
「透明」タイプの網入りではなるのですが、やはり魅力は半減してしまいます。
7階建総戸数33戸という小ぶりな物件ながら外観的な存在感を高めることが出来ているのはこの開口部あってのものなのは言うまでもないのですが、周辺環境も含めてデザイン(というか事業化)するのが本来の姿であり、ちょっと気にはなりますね。視線などが気になるのであればカーテンを閉めればいいだけの話でマイナスではないと思いますが…。
※ちなみに、南東角住戸の南側(パークアリーナ側)にも同じようなダイレクトサッシが施されているのですが、そちらのダイレクトサッシは2つの洋室にあり、LDは二面採光ですらありません。
東側の開口部自体もワイドなセンターオープンサッシ(+連窓サッシ)×オープンエアスペース(ウッド調デッキ)を採用した特長あるものでヴェレーナシリーズらしい特色豊かなものになっているのは評価出来る点でしょう。
坪単価は246万円。上層階は260万円超という水準で、それなりの差はありますが、日照時間の短い北東角住戸ですし、低層階はそのように”ガソスタビューの微妙さ”もありますのでやや強気な印象になりますね。
プラウド湘南藤沢ガーデンは早いうちに完売したのでその平均坪単価約240万円よりは幾らか高いぐらいが相応だったとも言えなくはないのですが、言うまでもなく駅徒歩10分と12分(10分超)の差は小さくないですし、境川のリバービュー、そしてスケール感やブランド感という点も加味するとこの水準(平均で240程度でプラウドとほぼ同じ)は強めかなと。
上述のような差別化は立派ではあると思うのですが、プラウドも共用部・専有部での差別化に長けた物件でしたし、立地・眺望面での差はかなり大きいですからね…。
駅徒歩5分のグレーシア湘南藤沢テラスが平均坪単価約255万円でも好調とは言い難い状況ですし…。
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