エステムプラザ横濱関内【専有部・共用部共に差別化要素満載】6階31㎡3,468万円(坪単価371万円)

続けて、エステムプラザ横濱関内。

設計はDAN総合設計、施工はイチケンで直床になります。

日商エステムは、直近にエステムコート横浜新吉田レジデンスの実績があるので驚きはしないものの、共用面での差別化がかなり行き届いた物件になります。
ここは総戸数212戸とは言えども20~50㎡台のみで構成されており、ファミリータイプ換算だと総戸数100戸程度の物件と大差ないスケールでしかないので(前回の記事でも書いたようにそれでもこのエリアでは稀なスケール感のある分譲マンションではあります)、ここまで充実しているとは思わなかったというのが正直なところになります。

共用施設としては、ロビーラウンジ、オーナーズラウンジに加え屋上スカイデッキ、さらにプライベートジムまであります。2つのラウンジはガラス面豊かで道路沿いの緑地空間(当物件の敷地)を望み、かつ、デザイン的にも凝ったものですし、スカイデッキからはみなとみらいで行われる花火も望めることでしょう。

共用廊下は内廊下設計ですし、コンシェルジュサービス(365日)が採用されているあたりからも当物件への力の入れ具合が窺えるわけですが、個人的に最も魅力に感じたのは道路沿いのウエルカムガーデンのデザインですね。

エントランスはしっかりとセットバックした位置に施され、緑豊か、かつ、春には枝垂れ桜なども魅力的な計画になっており、この物件はこの界隈の雰囲気にかなり良い影響を与えてくれるでしょう。
こういった流れで近隣の某ホテルなどがもう2つぐらいマンションになるようなことがあるとこの物件この界隈にとっても景観上大きなプラスになるでしょうね。

もちろんそういったものもどこかしらにはないと困るものですし、これまでなかったエリアに新規出店というのは困難なため色々と難しいところではあるんですけれどもね…。

前回のエステムプラザ横濱関内

公式ホームページ
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お部屋は31㎡の1LDK、南東向き中住戸です。この階ではやはり某ホテルは越えませんが、道路を挟んでいるので日照的には何ら問題ありません。

間取りは30㎡ちょっとということでワンルームに毛が生えた程度の小さな1LDKになります。

ただ、柱の食い込みは回避していますし(柱位置からお分かりのように窓際上部の梁の出は大きく、それに伴い引き戸の方立ても大きくなってしまってはいます)、居室形状も良好なので1LDK的な使い勝手は十分に期待出来ますし、この面積帯でも先ほどのもの同様にキッチンまでタイル貼になっているのは魅力的ですね。

この面積帯としては異例とも言える浴室1416(普通は1216)なのも魅力の1つでしょう。以下のように水回り設備が充実した物件ですし、お風呂好きにはたまらない一貫性がありますね。

坪単価は371万円。小さな面積帯なりのしっかりとした単価設定になります。50㎡台と比べてしまうと高く感じるのはもちろんのこと、この面積帯とは言えホテルビューなのでもう少しこなれた水準を期待したかったところですが、至便な地で共用面の魅力も高い物件なので大きな違和感まではないでしょう。

設備仕様面は、コンパクト物件ですのでスケールはあれどディスポーザーがないのは当然でしょう。ただ、40〜50㎡台にとっては食洗機やトイレ手洗いカウンターどころか床暖房もないのは残念ですね。
一方、水回りはフィオレストーンのキッチン天板(側面も)に加え、ミラバス、ミラブルシャワー、浴室テレビととても充実していますし、上述のようにキッチン周りまでの床タイル貼などポイントポイントで力を入れ差別化しているのは評価出来る点です(20㎡台は例外あり)。

管理費は184円/㎡。ディスポーザーはありませんが、内廊下(冷暖房あるのでしょうか?)ですし、スケールメリットが感じられるリーズナブルな水準です。

駐車場は全42台で、内訳は平置8台、機械式34台になります。別途カーシェア用が1台あります。

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