ピアース尾山台レジデンス【ここもディアナではないのねぇ…】3階53㎡8,290万円(坪単価517万円)
続けて、ピアース尾山台レジデンス。
設計は庵都市建築設計事務所、施工は多田建設、そしてデザイン監修はアーキサイトメビウスになります。
アーキサイトメビウスは同じモリモト物件でも「ディアナコート」で起用されることが多く、「ピアース×アーキサイトメビウス」はピアース用賀レジデンスの際にも言及したように、近年は限られていますので、ここは”ピアースの中では上位の位置づけ”とデベロッパーが考えているがゆえのアーキサイトメビウスの起用なのでしょう。
ここは代表の今井氏ではなく菊地氏の名前がホームページなどに掲載されており、モリモト×アーキサイトメビウスのケースではこれまで表立って菊地氏の名前が出ていたことはないと記憶していますが、ディアナコート祐天寺翠景、ピアース赤坂、ピアース東北沢なども事実上菊地氏が手掛けたものだったようですね。
※近年、菊地氏は大和ハウスのプレミスト横濱反町やプレミスト柏千代田で名前が出ています。
ここは外壁タイルやエントランス周りの設えにピアース用賀レジデンスとの共通点が感じられる繊細さがあり、さらにエントランス周りの基壇部だけでなく北側バルコニー戸境にマリオン的にライムストーンを配しているあたりも素晴らしいですね。
一方で、ピアース用賀レジデンスもしかりで最近のピアースにありがちな風除室のない設計はやはり疑問ですし、敷地面積900㎡弱、総戸数35戸に過ぎない小ぶりな物件なりにエントランスホールも”普通に”こじんまりとしています。
ここはピアース用賀レジデンスよりも小さいですし、普通のデベロッパーの物件であれば”このスケールでは仕方がない”で終わるところなのですが、ピアース旗の台やピアース祐天寺のような小規模ながらもインパクトとゆとりのあるエントランス空間を実現した物件を知っているとちょっと残念に感じるところはあるでしょうね。
前回のピアース尾山台レジデンス。
公式ホームページ

お部屋は53㎡の2LDK、北向き中住戸です。北側は3~4階建の建物になっており、この階では視界が抜けることはありませんし、日照もほぼ得ることは出来ません。
間取りとしては、住宅ローン控除の適用を考慮したであろう53㎡(登記面積でギリギリ50㎡を超えているはず)の2LDKで、3.2畳の洋室にはそういったギリギリ感が表れてはいるものの、LDKの14.2畳や主寝室の6.5畳は平均以上と言えるぐらいの大きさですし、バランスよく整った印象のあるプランになります。
収納も違和感ないだけ確保出来ていますし、方立てはやや大きいながらもLDから洋室への連窓サッシも魅力的でしょう。
当物件は南向き(61~72㎡)もほぼワイドスパンであり、”北向き(一般的に人気のない方角)だからワイドスパン”という意味合いはないものの、いわゆるファミリープラン(3LDK)ほど北向き(日照皆無)は気にならないですし、ワイドスパン中心の設計になることの多い(他デベロッパーほど南向きに拘らないためそのような傾向になっている)モリモトの物件らしい個性が感じられるという点でも好感が持てますね。
バルコニー戸境のライムストーン貼のマリオンを眺めながら茶をしばくのも一興でしょう(笑)。
坪単価は517万円。物件平均もこれに近い500万円台前半になるはずで、2016年のザ・パークハウス尾山台(平均坪単価約410万円)から大きく上昇しています。
玉堤2丁目駅徒歩12分の2017年分譲のディアナコート尾山台翠景(平均坪単価約300万円。3LDK中心か否かの違いはあれどこちらがピアースになることのネーミング的な違和感は小さくないですね。汗)や現在分譲中のグレーシア世田谷尾山台(駅徒歩18分/平均坪単価約295万円)は駅距離が全然違う上、それらは多摩川寄りの低地でもありますので価格差が大きいのは当然ですけど、面積帯的にも近いものがあった昨年のピアース自由が丘レジデンス(自由が丘駅徒歩8分、九品仏駅徒歩6分)の平均坪単価は約480万円でしたし、都心直通とはならない交通アクセス性からしても少々立派な印象ではありますね。
昨年末以降に分譲された田園都市線側のパークホームズ駒沢大学(平均坪単価約455万円)、ブランズ桜新町(平均坪単価約475万円)、ザ・パークハウス駒沢レジデンス(平均坪単価約420万円)などと比べても違和感を覚えてしまいます。
そのデザイン性を武器に短い期間で完売にこぎつける物件の多いモリモト物件ですが、ここは中でも売れ行きが好調というのは意外でしたね。確かに前回の記事で書いたように尾山台駅界隈では限られた整ったポジションではありますけども…。
設備仕様面は、小規模でもディスポーザーが付いていますし、食洗機、水回りの天然石天板仕様も備わっています。廊下だけでなく洗面・トイレ床もタイル貼(60㎡台以上はLDKまで)ですし、ピアースの中で上位のものになります。
管理費は343円/㎡。小規模ながらディスポーザー付の内廊下ですので悪くないでしょう。
駐車場は身障者用を含む5台で平置になります。
設計は庵都市建築設計事務所、施工は多田建設、そしてデザイン監修はアーキサイトメビウスになります。
アーキサイトメビウスは同じモリモト物件でも「ディアナコート」で起用されることが多く、「ピアース×アーキサイトメビウス」はピアース用賀レジデンスの際にも言及したように、近年は限られていますので、ここは”ピアースの中では上位の位置づけ”とデベロッパーが考えているがゆえのアーキサイトメビウスの起用なのでしょう。
ここは代表の今井氏ではなく菊地氏の名前がホームページなどに掲載されており、モリモト×アーキサイトメビウスのケースではこれまで表立って菊地氏の名前が出ていたことはないと記憶していますが、ディアナコート祐天寺翠景、ピアース赤坂、ピアース東北沢なども事実上菊地氏が手掛けたものだったようですね。
※近年、菊地氏は大和ハウスのプレミスト横濱反町やプレミスト柏千代田で名前が出ています。
ここは外壁タイルやエントランス周りの設えにピアース用賀レジデンスとの共通点が感じられる繊細さがあり、さらにエントランス周りの基壇部だけでなく北側バルコニー戸境にマリオン的にライムストーンを配しているあたりも素晴らしいですね。
一方で、ピアース用賀レジデンスもしかりで最近のピアースにありがちな風除室のない設計はやはり疑問ですし、敷地面積900㎡弱、総戸数35戸に過ぎない小ぶりな物件なりにエントランスホールも”普通に”こじんまりとしています。
ここはピアース用賀レジデンスよりも小さいですし、普通のデベロッパーの物件であれば”このスケールでは仕方がない”で終わるところなのですが、ピアース旗の台やピアース祐天寺のような小規模ながらもインパクトとゆとりのあるエントランス空間を実現した物件を知っているとちょっと残念に感じるところはあるでしょうね。
前回のピアース尾山台レジデンス。
公式ホームページ

お部屋は53㎡の2LDK、北向き中住戸です。北側は3~4階建の建物になっており、この階では視界が抜けることはありませんし、日照もほぼ得ることは出来ません。
間取りとしては、住宅ローン控除の適用を考慮したであろう53㎡(登記面積でギリギリ50㎡を超えているはず)の2LDKで、3.2畳の洋室にはそういったギリギリ感が表れてはいるものの、LDKの14.2畳や主寝室の6.5畳は平均以上と言えるぐらいの大きさですし、バランスよく整った印象のあるプランになります。
収納も違和感ないだけ確保出来ていますし、方立てはやや大きいながらもLDから洋室への連窓サッシも魅力的でしょう。
当物件は南向き(61~72㎡)もほぼワイドスパンであり、”北向き(一般的に人気のない方角)だからワイドスパン”という意味合いはないものの、いわゆるファミリープラン(3LDK)ほど北向き(日照皆無)は気にならないですし、ワイドスパン中心の設計になることの多い(他デベロッパーほど南向きに拘らないためそのような傾向になっている)モリモトの物件らしい個性が感じられるという点でも好感が持てますね。
バルコニー戸境のライムストーン貼のマリオンを眺めながら茶をしばくのも一興でしょう(笑)。
坪単価は517万円。物件平均もこれに近い500万円台前半になるはずで、2016年のザ・パークハウス尾山台(平均坪単価約410万円)から大きく上昇しています。
玉堤2丁目駅徒歩12分の2017年分譲のディアナコート尾山台翠景(平均坪単価約300万円。3LDK中心か否かの違いはあれどこちらがピアースになることのネーミング的な違和感は小さくないですね。汗)や現在分譲中のグレーシア世田谷尾山台(駅徒歩18分/平均坪単価約295万円)は駅距離が全然違う上、それらは多摩川寄りの低地でもありますので価格差が大きいのは当然ですけど、面積帯的にも近いものがあった昨年のピアース自由が丘レジデンス(自由が丘駅徒歩8分、九品仏駅徒歩6分)の平均坪単価は約480万円でしたし、都心直通とはならない交通アクセス性からしても少々立派な印象ではありますね。
昨年末以降に分譲された田園都市線側のパークホームズ駒沢大学(平均坪単価約455万円)、ブランズ桜新町(平均坪単価約475万円)、ザ・パークハウス駒沢レジデンス(平均坪単価約420万円)などと比べても違和感を覚えてしまいます。
そのデザイン性を武器に短い期間で完売にこぎつける物件の多いモリモト物件ですが、ここは中でも売れ行きが好調というのは意外でしたね。確かに前回の記事で書いたように尾山台駅界隈では限られた整ったポジションではありますけども…。
設備仕様面は、小規模でもディスポーザーが付いていますし、食洗機、水回りの天然石天板仕様も備わっています。廊下だけでなく洗面・トイレ床もタイル貼(60㎡台以上はLDKまで)ですし、ピアースの中で上位のものになります。
管理費は343円/㎡。小規模ながらディスポーザー付の内廊下ですので悪くないでしょう。
駐車場は身障者用を含む5台で平置になります。
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