ファインスクェア平井【パークフロントとは言えこの単価だとこの面積】2階60㎡5,580万円(坪単価306万円)

続けて、ファインスクェア平井。

設計はクレオ、施工はオープンハウスアーキテクトです。

オープンハウスグループのオープンハウスアーキテクトはやはりオープンレジデンシアシリーズの施工が主なのですが、この新日本住建の「ファインスクェア」においてはファインスクェア横浜綱島ファインスクェア瑞江と立て続けに担当しており、関係が深いようですね。

ここは敷地面積約740㎡、総戸数22戸というかなりの小規模物件ですし、接道しているのも東側だけなので、ランドプランにゆとりを感じることはなく、エントランス周りもこじんまりとしています。

ただ、上層階80㎡台後半のものは7,000万円台後半を予定した結構な高グロス物件ということもあってかデザイン面においてはわりと力を入れているように感じます。

マリオン等で縦横のラインを強調、また、打放しや木目調の設えもポイントとなった繊細なデザインが採用された物件になりますね。

前回のファインスクェア平井

公式ホームページ
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お部屋は60㎡の3LDK、南向き中住戸です。東~南東にかけて東向き住戸(棟)がありますが、南側は申し分のないパークフロントとなるポジションです。平井公園は約4,000㎡もある大きめの公園ですし、とても気持ちの良いポジションでしょう。

間取りは60㎡にギリギリ乗せたに過ぎない小さな3LDKで、パークフロントポジションゆえの”高単価”に配慮した消極的な設計と言えば分かりやすいでしょうか。

壁式構造に加え、玄関廊下を限界まで短くした超効率設計ですので居室畳数・収納共にしっかりとしてはいるものの、LDの入口付近には実質的な廊下部分が大き目に混入していますし、全室及び洗面浴室までリビングインとなった設計は好みの分かれるところでしょう。

壁式構造ゆえの難しさもあるとは思いますが、せっかくのパークフロントですので連窓サッシを採用するなどして幅のある開口部を施すことが出来ていると良かったようには思いますね。

坪単価は306万円。ブランドやスケール的な物足りなさはありはするものの、半永久的に南面条件が保たれるパークフロントポジションは言わずもがな貴重であり、前回の記事で書いたようにそもそも南口の良好なポジションの分譲マンションというのは限られているのでこのご時世なりに大きな違和感のない水準だと思います。

ただ、グロスの嵩みを考慮し面積を随分と絞ったからこそ成立する単価という印象にはなるでしょうか。70㎡6,500万円とかだとやっぱり厳しそうですし、今時期だと予算に余裕があると北口再開発の"プラウドタワー待ち"という方が多くなりますので余計に難しいでしょうね。

設備仕様面は、小規模ですので当然ながらディスポーザーはありませんし、価格帯的にも水回りの天然石天板仕様がないのも仕方ないでしょう。特別なものは見当たりませんが、食洗機、トイレ手洗いカウンター付、また、浴室照明もダウンライトとなるなど、違和感のないものです。

管理費は212円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下ですが、総戸数22戸というかなりの小規模物件になりますのでこの水準ならばむしろ良い方でしょう。

駐車場は全8台で機械式になります。

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