プレシス平塚【南は逆梁、西は順梁】3階56㎡3,398万円(坪単価200万円)

続けて、プレシス平塚。

設計はプラスデコ、施工は上滝です。

プレシスシリーズですので50㎡台の3LDK(2LDK+S含む)が普通にたくさんありますし、ここは30㎡台のコンパクトプランまで存在する総戸数66戸ですのでけしてスケールは大きくありません。

しかしながら、風除室からエントランスホールにかけての部分に1.5層ほどの豊かな天井高を確保していますし、南側道路沿いから目立つエントランス周りをしっかりと見映えするものとしているのは評価出来る点でしょう。

前回の記事で書いたように、南向きの棟は逆梁工法が採用されており、バルコニー手摺がガラス手摺に出来ていないのは良好な南面条件を考えるとやや残念な印象にはなるのですが、その分掃き出し窓のサッシ高を高く出来ているのでそういったガラス面の大きさも外観に良い影響を与えてくれるというものです。

外観は特筆すべきレベルにはありませんが、縦横のラインが強調された昨今のプレシスシリーズらしい垢抜け感のあるものになっているのも悪くありません。

前回のプレシス平塚

公式ホームページ
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お部屋は56㎡の3LDK、西向き中住戸です。南面とは異なり西面は接道しておらず、前建は3階建になるので低層階は視界が妨げられます。南西方向からの日照はそこそこ得られはするものの、隣地との離隔は当物件の駐車場への車路程度でしかないですし、良い条件とは言えないでしょう。

間取りはプレシスシリーズでは見慣れた50㎡台中盤の3LDKになります。

ただ、プレシスではお馴染みでも一般的にはかなり面積を絞った3LDKですし、ここまで面積を絞りつつも共用廊下側だけでなくバルコニー側の柱すら食い込んでいる(基本的に食い込み部分は専有面積や畳数にカウントされています)というのはどうかと思いますね…。

やはり引き戸を開け放ち2LDK的に使うのであれば手狭感はなくなりますが、洋室1・2の形も悪いですし3LDKとしてはなかなか厳しいものがあるでしょう。

坪単価は200万円。先ほどのプランは南面良好な角住戸での単価だったので現実的な印象がありましたが、こちらは視界が妨げられた西向きの中住戸になりますので先ほどのようなお部屋と比べると割高感が強いですね。

先ほどよりもさらに面積を絞った3LDKで、”3LDKにしてはグロスがこなれている”というのがポイントなのは言うまでもありません。
ただ、上述のように効率性も悪く3LDKと胸を張れるプランではないですし、先ほどの63㎡も面積的には結構小さいですからね。

ちなみに、西向きには30㎡台の1LDKもありますが、そういったコンパクトは低層階でも230万円ほどとなるなど、グロスが嵩まないなりにさらに立派な単価設定がなされています。

設備仕様面は、ディスポーザーや水回りの天然石仕様はありませんが、このスケール・価格帯ならば違和感はありません。
食洗機に加えトイレ手洗いカウンターが付いていますし、浴室照明もダウンライトとなるなど単価的には上々でしょう。

管理費は231円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下ですのでやや高めの印象です。スケールは大きくはありませんが、小さくもありませんので200円/㎡ぐらいに出来ていると良かったでしょうね。

駐車場は全19台で身障者用を含む3台が平置、残りの16台が機械式になります。

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