ローレルコート練馬豊玉【内外がつながるダイナミックなエントランス空間】1階67㎡5,668万円(坪単価280万円)

続けて、ローレルコート練馬豊玉。

設計は環境デザイン研究室、施工はイチケンです。

近鉄不動産×環境デザイン研究室は2013年のローレルコート笹塚以来かな(もしかすると関西などにはあるかもしれません)?
環境デザイン研究室は、サンケイビルの「ルフォン」での実績が非常に豊富で、環境デザイン研究室のデザインというとルフォンのエントランス周りのイメージが強いのですが、ここはやはりブランド(デベロッパー)が違うのでルフォンとは一味違っています。

とは言え、やはり環境デザイン研究室らしいガラス面豊かな空間設計は大きな特徴になっており、2,000㎡超のしっかりとした敷地面積を活かしたエントランス周りの造りが秀逸ですね。

「道路からしっかりとセットバックした奥行のあるエントランスアプローチ⇒風除室⇒テラスラウンジ⇒ガーデンテラス(敷地中央の屋外空間)」がガラスを介して連続しており、道路沿いからガーデンテラスまで見渡せる外から内へとつながるダイナミックな設計になっているのです(こちらよりも大分スケールが大きいプラウド練馬中村橋マークスと共通点を感じます)。

風除室からガーデンテラスまでは木目調の床材で統一することで屋内外に一体感を出しているのもとても上手に感じますし、総戸数61戸というスケール以上の贅沢なエントランス空間だと思います。テラスラウンジ内には小さめながらもコワーキングスペース用のデスクも用意されていますね。

外観はとりわけ目立つことはないのですが、上品な淡いベージュのタイルをベースにグレーのルーバーを要所要所に施した締まったデザインになっており、このあたりからも環境デザイン研究室らしいセンスの良さを感じることが出来ます。

前回のローレルコート練馬豊玉

公式ホームページ
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お部屋はサウスレジデンスの67㎡の3LDK、南向き中住戸です。南側道路の向かいは3階建が主となった第一種低層住居専用地域(サウスレジデンスが立つところも同様)ですので、1階でも将来的に日照が保たれます。

間取りは3LDKとしては小さめのもので、販売上の理由(グロス価格の嵩みを抑える)でかなり面積を絞った感があるのは事実です。

ただ、共用廊下側の柱のアウトフレームがきれいなプランですので一般的な70㎡に近い使い勝手はあるでしょうね。
LD単体で11.2畳確保出来ていますし、かなり大きな2WAYのファミリークローゼットを設計出来ているあたりからもそのように感じることが出来ます。

先ほどのプラン同様にLD側だけでサッシ3枚分ある豊かな連窓サッシ×ウォールドア設計も魅力と言えます。

坪単価は280万円。1階住戸ではありますが、上述のように日照が保証される第一種低層住居専用地域(第二種高度地区)ですし、そもそも当物件は東・南・西のコの字配棟で南向き住戸はおよそ半分程度でしかないので物件内でもけして悪い条件ではありません。

第一種低層住居専用地域は高さ制限一杯に同じような高さの建物が立っている場合も多いですし、良好な環境の1階住戸なのでのびのびと子育てしたい方には向いているのではないでしょうか(下階に迷惑をかけることがない)。
当物件の1階住戸でしっかりとしたテラスがあるのはイーストレジデンスだけで、1階住戸ながらゆとりあるテラスや専用庭がないのはちょっと残念ではありますが…。

設備仕様面は、ディスポーザーや水回りの天然石天板仕様はありませんが、食洗機、ミストサウナ、トイレ手洗いカウンター、そしてタイル貼の廊下(フローリングとの無償セレクト)もありますので単価帯なりに違和感のないものと言えるでしょう。

管理費は185円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下、かつ、そこそこのスケール(50~70㎡台の総戸数61戸)のある物件ということで控えめな水準に出来ています。

駐車場は全20台で身障者用1台のみが平置、残りの19台が機械式です。

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