ザ・パークハウス東雪谷フロント【南條設計室らしい繊細なデザイン】7階61㎡7,348万円(坪単価400万円)
続けて、ザ・パークハウス東雪谷フロント。
設計はアーキフォルム、施工は森本組で、今年7月完成済の完成売りとなる物件ですね。
デザイン監修は南條設計室で、数ある「ザ・パークハウス」の中で南條設計室が起用されるケースは限られています。当サイトで確認出来ている限りで言うと、ザ・パークハウス四番町レジデンス、ザ・パークハウス尾山台、ザ・パークハウス武蔵野境南町の3物件でしょうか。
ちなみに、ホームページ等には担当の一級建築士として永井氏の名前が出ており、実績としてザ・パークハウス尾山台が上がっています。ザ・パークハウス尾山台の分譲当時は代表の南條洋雄氏の名前が出ていたように思いますが、実際は永井氏が深く関わっていたということなのでしょう。
近年の南條設計室は、洋雄氏の息子さんと思われる南條雄吾氏、野呂氏、そして昨今モリモトのピアースで頻繁に起用されている山形氏など様々なデベロッパーの物件で洋雄氏以外の方が前面に出て腕を振るうことが多くなっておりそこに永井氏も加わった形ですね。
ここの外観デザインは、”南條設計室デザイン”の中ではやや地味な印象を受けはするものの、中原街道から目立つ北西面(共用廊下側)の設えは、確かな南條設計室らしさを感じるものになっています。
2つの共用階段を覆うダイナミックなルーバー、共用廊下のガラス手摺のデザインも素敵ですが、特に南條設計室らしいと感じるのがそのルーバーに挟まれたマリオン周りの設えでしょうか。マリオンの間には質感のある外壁素材を用いており、アイキャッチとして申し分ありません。
また、南東面のバルコニーにはガラス手摺が採用されているのですが、中層階以上には視線に配慮したグラデーションガラスパネルが採用されているのですが、そのグラデーションパターンが細かな雪の結晶になっているあたりも面白いですね。外壁タイルの一部には雪化粧のきらめく光の粒を彷彿させる反射率の高いものを採用していますし、細かなところでの工夫にも好感の持てる物件になります。
敷地東端のエントランスは雰囲気の良いクランクインアプローチで、二次元的には小ぶりながらもエントランスラウンジが2層吹抜になっているあたりも評価出来る点でしょう。
前回のザ・パークハウス東雪谷フロント。
公式ホームページ

お部屋は61㎡の2LDK、南東向き中住戸です。もちろん南東側には第一種中高層住居専用地域の戸建・アパートを中心とした住宅街が広がっているので日照・視界良好です。
抜けがある分、線路の影響もありますし、そもそもの中原街道沿いの賑やかなポジションを考えると共用廊下を内廊下設計にして欲しかったという思いもなくはないのですが、全戸南東向き(共用廊下が北西側に一直線)の物件ですし、スパンが限られる中で中住戸を3LDK(共用廊下側に2室設ける必要があり、採光上内廊下とするのは難しい)中心とした以上は外廊下になるのはやむなしでしょうね。
間取りは60㎡台に乗せたしっかりとした大きさの2LDKになります。
1階に1戸だけ30㎡弱のものがありますが、その次に小さいのがこちらのプランで、メジャーとは言えない石川台駅とは言え駅徒歩4分、そして中原街道沿いのポジションでもあることを考えると60㎡超の2LDKは少々意外でしたね。
2LDKとしてはグロス価格が大分嵩んでおり、50㎡台中盤の2LDKの方が売りやすかったように思うのです。
共用廊下側の柱もかなりきれいにアウトフレーム化されているのはもちろん良いことではあるのですが、そういった点からも50㎡台中盤で2LDKとしては十分な使い勝手があったでしょう。
やはり60㎡台なりに収納が充実しているところはあるものの、近年はエアトランクなどの宅配型トランクルームサービスもありますし、居室畳数的にはほんの少しの差でしかありません。
連窓サッシ×ウォールドアは良いのですが、ウォールドアの方立てがちょっと大きいのも気になる点ですね。
坪単価は400万円。同階中住戸68㎡の3LDK(坪単価395万円)と比べると気持ち程度単価が高いところを見るとグロス差を加味しているものと思われます。
ただ、上述のようにこのお部屋は2LDKとしては大きく、エリア的にグロスが立派過ぎるように思います。
50㎡台中盤の2LDKならば同単価帯でも6,600万円程度で収まるので何ら違和感はないのですが、この面積だと優に7,000万円を超えておりちょっと驚きました。昨今の相場は本当に高い…。
アウトフレームによる効率性の高さも考慮されてはいるのだとは思いますけど…。
設備仕様面は、ディスポーザー、食洗機、ミストサウナ、トイレ手洗いカウンター、クオーツストーンの水回り天板、そして、キッチンバックカウンター(食器棚)と、坪単価400万円超のお部屋に似合う特別感まではないものの、単価帯なりに充実した違和感のないものです。
管理費は305円/㎡。外廊下ながらディスポーザー付ですし、スケール的にも大きな物件ではありませんので悪くないでしょう。
駐車場は全11台で身障者用を含む2台が平置、残りの9台が機械式になります。
設計はアーキフォルム、施工は森本組で、今年7月完成済の完成売りとなる物件ですね。
デザイン監修は南條設計室で、数ある「ザ・パークハウス」の中で南條設計室が起用されるケースは限られています。当サイトで確認出来ている限りで言うと、ザ・パークハウス四番町レジデンス、ザ・パークハウス尾山台、ザ・パークハウス武蔵野境南町の3物件でしょうか。
ちなみに、ホームページ等には担当の一級建築士として永井氏の名前が出ており、実績としてザ・パークハウス尾山台が上がっています。ザ・パークハウス尾山台の分譲当時は代表の南條洋雄氏の名前が出ていたように思いますが、実際は永井氏が深く関わっていたということなのでしょう。
近年の南條設計室は、洋雄氏の息子さんと思われる南條雄吾氏、野呂氏、そして昨今モリモトのピアースで頻繁に起用されている山形氏など様々なデベロッパーの物件で洋雄氏以外の方が前面に出て腕を振るうことが多くなっておりそこに永井氏も加わった形ですね。
ここの外観デザインは、”南條設計室デザイン”の中ではやや地味な印象を受けはするものの、中原街道から目立つ北西面(共用廊下側)の設えは、確かな南條設計室らしさを感じるものになっています。
2つの共用階段を覆うダイナミックなルーバー、共用廊下のガラス手摺のデザインも素敵ですが、特に南條設計室らしいと感じるのがそのルーバーに挟まれたマリオン周りの設えでしょうか。マリオンの間には質感のある外壁素材を用いており、アイキャッチとして申し分ありません。
また、南東面のバルコニーにはガラス手摺が採用されているのですが、中層階以上には視線に配慮したグラデーションガラスパネルが採用されているのですが、そのグラデーションパターンが細かな雪の結晶になっているあたりも面白いですね。外壁タイルの一部には雪化粧のきらめく光の粒を彷彿させる反射率の高いものを採用していますし、細かなところでの工夫にも好感の持てる物件になります。
敷地東端のエントランスは雰囲気の良いクランクインアプローチで、二次元的には小ぶりながらもエントランスラウンジが2層吹抜になっているあたりも評価出来る点でしょう。
前回のザ・パークハウス東雪谷フロント。
公式ホームページ

お部屋は61㎡の2LDK、南東向き中住戸です。もちろん南東側には第一種中高層住居専用地域の戸建・アパートを中心とした住宅街が広がっているので日照・視界良好です。
抜けがある分、線路の影響もありますし、そもそもの中原街道沿いの賑やかなポジションを考えると共用廊下を内廊下設計にして欲しかったという思いもなくはないのですが、全戸南東向き(共用廊下が北西側に一直線)の物件ですし、スパンが限られる中で中住戸を3LDK(共用廊下側に2室設ける必要があり、採光上内廊下とするのは難しい)中心とした以上は外廊下になるのはやむなしでしょうね。
間取りは60㎡台に乗せたしっかりとした大きさの2LDKになります。
1階に1戸だけ30㎡弱のものがありますが、その次に小さいのがこちらのプランで、メジャーとは言えない石川台駅とは言え駅徒歩4分、そして中原街道沿いのポジションでもあることを考えると60㎡超の2LDKは少々意外でしたね。
2LDKとしてはグロス価格が大分嵩んでおり、50㎡台中盤の2LDKの方が売りやすかったように思うのです。
共用廊下側の柱もかなりきれいにアウトフレーム化されているのはもちろん良いことではあるのですが、そういった点からも50㎡台中盤で2LDKとしては十分な使い勝手があったでしょう。
やはり60㎡台なりに収納が充実しているところはあるものの、近年はエアトランクなどの宅配型トランクルームサービスもありますし、居室畳数的にはほんの少しの差でしかありません。
連窓サッシ×ウォールドアは良いのですが、ウォールドアの方立てがちょっと大きいのも気になる点ですね。
坪単価は400万円。同階中住戸68㎡の3LDK(坪単価395万円)と比べると気持ち程度単価が高いところを見るとグロス差を加味しているものと思われます。
ただ、上述のようにこのお部屋は2LDKとしては大きく、エリア的にグロスが立派過ぎるように思います。
50㎡台中盤の2LDKならば同単価帯でも6,600万円程度で収まるので何ら違和感はないのですが、この面積だと優に7,000万円を超えておりちょっと驚きました。昨今の相場は本当に高い…。
アウトフレームによる効率性の高さも考慮されてはいるのだとは思いますけど…。
設備仕様面は、ディスポーザー、食洗機、ミストサウナ、トイレ手洗いカウンター、クオーツストーンの水回り天板、そして、キッチンバックカウンター(食器棚)と、坪単価400万円超のお部屋に似合う特別感まではないものの、単価帯なりに充実した違和感のないものです。
管理費は305円/㎡。外廊下ながらディスポーザー付ですし、スケール的にも大きな物件ではありませんので悪くないでしょう。
駐車場は全11台で身障者用を含む2台が平置、残りの9台が機械式になります。
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