シティハウス綾瀬【歪な敷地形状を起因とした北向き中心のプランニングと特色あるエントランス】10階56㎡5,500万円(坪単価327万円)
続けて、シティハウス綾瀬。
設計・施工は川口土木建築工業です。
北側斜線制限がありながらも南北に長い敷地ゆえに14階建が実現出来た稀なケースで、高さを出せたことで空地率も約50%とまずまずですね。
空地は1階住戸のテラス、駐輪場・駐車場により大半が消費された感じではあるものの、エントランスアプローチ~風除室にかかる部分を1.5層程度(上部に住戸はなく"空地的な部分"にあえて贅沢な設計をしている)確保したことでかなり見映えのするものとしています。南北に長い敷地形状を上手く利用した設計で、”坪単価負け”もしていないですね。
建物上部はモノトーン調のいつもの住不デザインという感じになります。ただ、そのエントランスアプローチ周りは打放しを多用した特色あるもので、シンプルに格好良いですね(打放しは年月が立つと汚れ等が目立ったりすることもあり、長期的な観点からはそのあたりがポイントの1つになるでしょう)。
エントランスホール内に入ると1層分の天井高でしかないですし、デザイン的にもどこにでもあるような感じになってしまっているのはつまらないのですが…。
前回のシティハウス綾瀬。
公式ホームページ

お部屋は56㎡の2LDK、北西角住戸です。北側の道路からはそのように奥行あるエントランスアプローチが施されており、この北西角住戸があるのは敷地の中央やや西寄りになります。西側~北西にかけては青空駐車場及び駐輪場になっており、将来的に安泰とまでは言えないものの、上層階なのでリスクは低め、かつ、北側の前建を越え、北西方向も袋橋公園のパークビューになる良好なポジションですね。
日照的には褒められたものではなく、南側(共用廊下側)の先は戸建になっているので、フロアプラン(共用廊下の配置)を工夫することでこの位置にも南向き住戸を設計するのも1つの手だったようには思ったりもしますが(※)、パークビューなども鑑みてのものなのでしょう。
※40㎡台~ある駅近物件ではあるものの、北向き住戸中心という設計はやや異例のこと。
間取りは50㎡台中盤のオーソドックスな2LDKで、日照面が考慮され北向きはこういった面積帯のものが多くなっています。
やはり角住戸ながらインパクトに乏しいプランではあるものの、先ほどのものと同じく共用廊下側の柱のアウトフレームが行き届いているあたりは好感が持てますね。
ギリギリでもLD単体で10畳確保出来ているのは良いですし、収納も比較的充実しています。
坪単価は327万円。こちらも上述のように良い視界条件ではあるものの、戸建を中心とした低層住宅街側を向き、圧巻のスカイツリービューが楽しめる南向き住戸とは次元が違うので最低でもこのぐらいの差(およそ1割)はあってしかるべきでしょう。
やはり後発の住不タワマンなどと比べるとインパクトに欠けてしまう物件ではあるので"そのわりには立派な水準"という印象もあります。しかしながら、現状においては綾瀬駅で一位二位を争う存在感を放てる物件(他だとライオンズ綾瀬ステーションレジデンス、プラウド綾瀬、ザ・グランアルト綾瀬あたりですかね)だと思うので新築でのこの単価帯ならば魅力に感じる方は一定数いるはずです。
こういった北を主開口部とした60~70㎡台の3LDKがこの単価だったとしたらそれはちょっと違うと思いますけども…。
設備仕様面は、けして大きなスケールの物件ではありませんが、しっかりとディスポーザーが付いているあたりは昨年あたりからの住不物件の傾向そのままですね。
他にも食洗機、ミストサウナ、トイレ手洗いカウンター、天然石のキッチン天板など単価帯なりに違和感のないだけのものが備わっています。
管理費は368円/㎡。外廊下ですが、けして大きなスケールでないながらもディスポーザーを搭載していることが影響してか高めですね。共用施設等の魅力を感じる物件ではありませんので300円台前半ぐらいまで頑張って欲しかったところです。
駐車場は全18台で機械式になります。
設計・施工は川口土木建築工業です。
北側斜線制限がありながらも南北に長い敷地ゆえに14階建が実現出来た稀なケースで、高さを出せたことで空地率も約50%とまずまずですね。
空地は1階住戸のテラス、駐輪場・駐車場により大半が消費された感じではあるものの、エントランスアプローチ~風除室にかかる部分を1.5層程度(上部に住戸はなく"空地的な部分"にあえて贅沢な設計をしている)確保したことでかなり見映えのするものとしています。南北に長い敷地形状を上手く利用した設計で、”坪単価負け”もしていないですね。
建物上部はモノトーン調のいつもの住不デザインという感じになります。ただ、そのエントランスアプローチ周りは打放しを多用した特色あるもので、シンプルに格好良いですね(打放しは年月が立つと汚れ等が目立ったりすることもあり、長期的な観点からはそのあたりがポイントの1つになるでしょう)。
エントランスホール内に入ると1層分の天井高でしかないですし、デザイン的にもどこにでもあるような感じになってしまっているのはつまらないのですが…。
前回のシティハウス綾瀬。
公式ホームページ

お部屋は56㎡の2LDK、北西角住戸です。北側の道路からはそのように奥行あるエントランスアプローチが施されており、この北西角住戸があるのは敷地の中央やや西寄りになります。西側~北西にかけては青空駐車場及び駐輪場になっており、将来的に安泰とまでは言えないものの、上層階なのでリスクは低め、かつ、北側の前建を越え、北西方向も袋橋公園のパークビューになる良好なポジションですね。
日照的には褒められたものではなく、南側(共用廊下側)の先は戸建になっているので、フロアプラン(共用廊下の配置)を工夫することでこの位置にも南向き住戸を設計するのも1つの手だったようには思ったりもしますが(※)、パークビューなども鑑みてのものなのでしょう。
※40㎡台~ある駅近物件ではあるものの、北向き住戸中心という設計はやや異例のこと。
間取りは50㎡台中盤のオーソドックスな2LDKで、日照面が考慮され北向きはこういった面積帯のものが多くなっています。
やはり角住戸ながらインパクトに乏しいプランではあるものの、先ほどのものと同じく共用廊下側の柱のアウトフレームが行き届いているあたりは好感が持てますね。
ギリギリでもLD単体で10畳確保出来ているのは良いですし、収納も比較的充実しています。
坪単価は327万円。こちらも上述のように良い視界条件ではあるものの、戸建を中心とした低層住宅街側を向き、圧巻のスカイツリービューが楽しめる南向き住戸とは次元が違うので最低でもこのぐらいの差(およそ1割)はあってしかるべきでしょう。
やはり後発の住不タワマンなどと比べるとインパクトに欠けてしまう物件ではあるので"そのわりには立派な水準"という印象もあります。しかしながら、現状においては綾瀬駅で一位二位を争う存在感を放てる物件(他だとライオンズ綾瀬ステーションレジデンス、プラウド綾瀬、ザ・グランアルト綾瀬あたりですかね)だと思うので新築でのこの単価帯ならば魅力に感じる方は一定数いるはずです。
こういった北を主開口部とした60~70㎡台の3LDKがこの単価だったとしたらそれはちょっと違うと思いますけども…。
設備仕様面は、けして大きなスケールの物件ではありませんが、しっかりとディスポーザーが付いているあたりは昨年あたりからの住不物件の傾向そのままですね。
他にも食洗機、ミストサウナ、トイレ手洗いカウンター、天然石のキッチン天板など単価帯なりに違和感のないだけのものが備わっています。
管理費は368円/㎡。外廊下ですが、けして大きなスケールでないながらもディスポーザーを搭載していることが影響してか高めですね。共用施設等の魅力を感じる物件ではありませんので300円台前半ぐらいまで頑張って欲しかったところです。
駐車場は全18台で機械式になります。
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