オープンレジデンシア北参道ザ・ハウス【なかなかのプラン…】1階32㎡5,780万円(坪単価592万円)

続けて、オープンレジデンシア北参道ザ・ハウス。

設計は四季建築設計事務所、施工は大勝です。

30~70㎡台で構成された総戸数37戸の小ぶりな物件ですが、オプレジの最高峰ブランド「ザ・ハウス」らしさを感じるデザインです。
「オープンレジデンシア×四季建築設計事務所」は初めてかと思いますが、四季建築設計事務所はモリモトやプロパストなどデザインに拘りの強いデベロッパーの物件の設計実績が豊富でここもその息吹を感じることの出来ると思います。

一見シンプルながらも、基壇部とエントランス周りの風合いの良いマテリアルが素敵に感じる物件で、この地なりの洗練されたデザインと言えるでしょうね。

小ぶりな物件ですのでエントランス周りにゆとりを感じることはありませんし、坪単価600万円台中心の物件ですのでこれぐらいやって当たり前といったところではあるのですが…。

前回のオープンレジデンシア北参道ザ・ハウス

公式ホームページ
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お部屋は32㎡の1LDK、南西向き中住戸です。建築基準法上は地下1階になるのですが、南西側の道路に沿って敷地が傾斜しており、このお部屋の位置においては南西側道路のグラウンドレベルとの差はほとんどないでしょう(1階住戸の感覚に近い)。
道路の向かいが3階建などの低層建物で構成されたエリアなので、日照もそこそこ得られますし、道路との間には植栽も施されますのでけして悪いポジションではありません。

一方で、間取りに関してはかなり苦しいですね。
かなり細長い上に柱なども影響し、開口部が…。

洗面浴室もとってつけたような変な位置にあり、それも影響し洋室とLDKとの境界幅が十分に確保出来ていないため、引き戸を開けてもLDK側まで十分な採光が得られません。

LDKで8畳しかないので純粋なLDはかなり小さいですし、かなり無理して1LDKにした感のあるプランとも言えます。

サンクレイドル横濱伊勢佐木の43㎡の1Kはあれはあれで疑問でしたが、この面積とこの開口部ならば1Kとか1Rにするといった潔いプランの方がまだ良かったのではないでしょうか…。

坪単価は592万円。建築基準法上の地階になるお部屋ですが、物件内の下限面積帯(30㎡台)になるため単価的にはそれなりの水準になっています。
このようなコンパクトな面積帯のプランが似合う立地とは言えないものの、このご時世ならば大きな違和感はありません。ただ、あまりに開口部が少なく、LDが行灯部屋という苦しいプランニングであることを考えるともっとこなれた水準が相応しかったようには思いますね。

設備仕様面は、小規模のためディスポーザーはありません。ただ、食洗機、ミストサウナ、トイレ手洗いカウンターは付いていますし、廊下・洗面床・トイレ床にはタイル貼が施されています。

管理費は300円/㎡。ディスポーザーはありませんが、内廊下の小規模物件ですのでこのぐらいならば悪くないでしょう。この水準だと内廊下の冷暖房などはなさそうですが…。

なお、駐車場はありません。

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