ミオカステーロ港北中川Ⅳ【こちらは普通の玄関】4階70㎡5,648万円(坪単価266万円)

続けて、ミオカステーロ港北中川Ⅳ。

設計・施工は山田建設です。
高さ20m制限エリアの7階建なので直床になることの方が多いのですが、エントランス階の階高を抑え、かつ、フロア自体をグラウンドレベルよりも低くしたことで(道路からは階段を数段下りる)、二重床を実現しています。

エントランスは、敷地北東側の遊歩道(歩行者専用道路)沿い(※)に設けられてはいるものの、そのように”やや低い位置”にあることや小規模物件ゆえのコンパクト感も相まって見映えのするものとは言い難いです。
ミオカステーロ港北中川Ⅲは同様に敷地北東部が遊歩道でしたが、エントランスは南西側道路沿いにありました。

ただ、アプローチ周りをピロティ的な奥行のある空間にしているあたりは上手いと感じますし、デザイン的にも悪くはないですね。

一方で外観はと言うと、平均的なミオカステーロシリーズ以上、Ⅲ以上に”平凡””昔ながら”といった印象で、立派なグロス帯からしてももう少しなんとかならんのかなぁ…と思ってしまいますよね。
“大手デベロッパー物件などの洗練されたものと中途半端に勝負しても意味がない”とも言えますし、そこを妥協出来る方をターゲットにしているのだとは思いますけど…。

前回のミオカステーロ港北中川Ⅳ

公式ホームページ
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お部屋は70㎡の2LDK+S、北角住戸です。北西側隣接地には5階建が立っていますが、北東側遊歩道の向かいは3~4階建なのでこの階でも若干の抜けがあります。
ただ、日照はほぼ期待出来ないポジションで、そういった中でのファミリータイプというのは少々異端なものと言えるでしょう(Ⅲも似たようなものでしたが、都心物件やタワマンなどを除いた一般的な中低層物件で日照がほぼ得られないファミリータイプというのはあまりありません)。

間取りとしては、やはり効率性重視の角住戸という感じで、角住戸ながらLDが二面採光(角位置)でないのはちょっと残念ではあるものの、やはりバルコニー側の開口部幅がしっかりとしているのは評価出来る点でしょう。

2WAYの洗面室としたことで家事動線がとても良いものに出来ていますし、こちらは玄関の下足スペースがしっかりとした大きさになっているのも良いですね。
80㎡超があれで70㎡がこれというのはどういう設計方針なんでしょうね(笑)。

坪単価は266万円。こちらも視界の差(前建の差)はありはするものの、同階程度の北向き同士を比べるとⅢよりも気持ち高い設定になるようです。
やはり最近は市況が良いですし、時期的に強くなってしまうのでしょうか…。

Ⅲの平均坪単価は約260万円でしたが、こちらは270万円弱ぐらいですかね。

設備仕様面は、I小規模なのでディスポーザーはありませんが、III同様に食洗機、ミストサウナ、トイレ手洗いカウンター、ダウンライトの浴室照明、さらにキッチンにはカップボードが標準装備という充実したものです。

管理費は175円/㎡。ディスポーザーはありませんが内廊下ですし、スケールメリットの得られない小規模物件にしてはリーズナブルな水準です。こちらもIIIと同じ水準ですね。

駐車場は全5台で平置になります。

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