グレーシアさがみ野マークス【スマートIC至近×車好きの共用部】3階66㎡3,338万円(坪単価167万円)

続けて、グレーシアさがみ野マークス。

設計はエス・ティプランニング、施工は川村工営で普通に二重床が採用されています(基本的に二重床の時はコメントせずに直床の時のみ述べるようにしているのですが、直床になることも少なくない単価帯ではあるのであえて記載してみました)。

当物件は完成売りで、デザインに関して言うとシックなエントランス周りと基壇部のタイル使いはそれなりな印象になるのですが、中層階から上はなかなかに淡泊ですね。モノトーン調の上下のカラーリングは悪くはないですけど、中層より上の思い切りシンプルなホワイトの吹き付けは建築コストが高騰するこのご時世でもあまり見ないので…。

一方で、最大の特徴と言っても過言ではないのがゆとりあるランドプランでしょう。
敷地面積1,700㎡弱に対し建築面積は470㎡ほどしかなく、空地率は約72%という高水準になります。

空地の多くは29台分の平置駐車場にはなるのですが、前回の記事で書いたように綾瀬スマートICが至近となる立地ですので、ここに魅力を感じる方は少なくないでしょう。
※綾瀬市の指導要綱により100%の駐車場が必要なので、敷地外に16台を確保(第三者と直接契約)しているとのことです。

また、平置駐車場だけでなく、シェアガレージとメンテナンススペースという共用施設があり、トランクルームやタイヤラックのあるシェアガレージはタイヤやレジャー用品の保管が可能になっています。

ただ、その一方で駐輪場は45台分しかなく、都心部も含め一般的なファミリータイプの分譲マンションの多くが「戸あたり2台」であることを考えるとちょっと意味が分かりません…。
ちょっと遠いところは車に乗ってくれ(笑)ということなのだと思いますが、敷地に余裕がある中でなぜにこういった提案になるのか不可解ではありますね。

前回の記事で書いたように、さがみ野エリアにはグレーシアシリーズがたっくさんあるので、実際に自転車置場の稼働率が低いがゆえのこの台数なのであれば良いのですが、流石にファミリータイプのみの物件で戸あたり1台は少な過ぎるかと…。

前回のグレーシアさがみ野マークス

公式ホームページ
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お部屋は66㎡の3LDK、南向き中住戸です。やはり南側は青空駐車場(と戸建)で、その先もマンションの4階程度相当のメイコーの工場ですので圧迫感はなく日照も申し分ありません。

間取りは物件内で最も小さな66㎡で、さがみ野駅徒歩9分という点から言うと、随分と面積を絞った感があるのは事実です。

しかしながら、やはり共用廊下側の柱までアウトフレーム化した完全アウトフレームによる効率性の高さは大いに評価出来る点ですし、ウォールドアの採用により広々とした空間が実現出来る柔軟性・可変性も魅力ですね。

坪単価は167万円。低層階とは言え日照良好な南向き、かつ、完全アウトフレームでの単価ですのでこのご時世なりに悪くないでしょう。
面積をエリア内の下限水準まで絞ったことでグロスは3,000万円台前半に抑えられていますし、戸建との競合も少なそうです。

設備仕様面は、総戸数45戸、ましてこの単価帯の物件でディスポーザーが付いているのは驚き以外の何者でもありません。以下のように小規模でディスポーザーを導入していながらも管理費を一般的な水準に抑えることが出来ていますし、ディスポーザーなしの生活が出来ない身体になってしまっている方(笑)には魅力的でしょう。
この価格帯の物件ですので水回りの天然石天板仕様やトイレ手洗いカウンターは当然ありませんが、食洗機に加え良水工房も備わっています。

管理費は210円/㎡。外廊下ですがディスポーザー付の総戸数45戸でこの水準ならば良い方でしょう。

駐車場はそのように身障者用を含む全29台で平置、別途敷地外に16台になります。

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