エクセレントシティ亀有ステーションスイート【小規模なりのゆとりのないエントランス】3階61㎡5,248万円(坪単価285万円)

続けて、エクセレントシティ亀有ステーションスイート。

設計は建築設計・ユキ、施工は新日本建設です。
エクセレントシティシリーズは設計もデベロッパーである新日本建設が行うのが一般的で、設計だけ外部の会社を起用するのは珍しいですね(監理は新日本建設です)。

ただ、設計・施工新日本建設と言われてもとりわけ違和感のないガラス手摺中心の設えで、あえて外部の設計会社を使った特徴のようなものを感じずらいのはちょっと残念な点でしょうか。

敷地面積700㎡ちょっとの総戸数41戸というスケールしかない物件ですので、エントランス周りからもスケールを感じることはなく、利便性と眺望を両立した好立地とは言え、立派な価格帯からするともうひと頑張り欲しかった印象になってしまいます。

目の前は賑やかな環七通りなのでエントランスをもう少しセットバック出来ていると良かったですし、エントランスホール内部もシンプルです。

なお、敷地東側(第一種住居地域側)も接道しており、駐車場や駐輪場が設けられています。

前回のエクセレントシティ亀有ステーションスイート

公式ホームページ
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お部屋は61㎡の3LDK、南西角住戸です。西側目の前が環七になるポジションで、南側には5階建のマンションがあります。環七の向かい真西には14階建のリリオ参番館がありますが、日照は南東や南西などからそこそこ得られるでしょう。
また、二重サッシが採用されているので窓を閉めている限りは音の影響はほとんないはずです。

間取りは60㎡そこそこのかなり小さな3LDKになります。環七沿いのポジションはかなり賑やかですし、高利便性に焦点をあてた物件なので西向きを40~50㎡台(1LDK~2LDK)にしてしまうのもありだったようには思いますが、上述のように日照も得られますし大きな違和感はないでしょう(北西角40㎡台中盤の1LDKになります)。

四角の柱の食い込みはあれど、やはり廊下を短くした効率的なプランニングで、専有面積以上の使い勝手があると思いますし、2WAYの洗面所による家事動線及び回遊動線も魅力的でしょうね。

この廊下の長さで洋室1室がノンリビングインに出来ているのも良いですし、洋室3の引き戸を開け放つことで広がりのある空間にもなります。
※ちなみに、LDKの18.4畳は誤りです。キッチンを二重にカウントしてしまっているようで「実際はLDK14.2畳」になります。60㎡そこそこの3LDKでLDK18.4畳なんてあるわけないのです。この面積帯を考えれば14.2畳でも大きな方でしょう。

坪単価は285万円。先ほどのような環七に背を向けた眺望良好なお部屋とはその差がしっかりと反映されていると感じます。

いくら利便性が高くともこの賑やかなポジションにファミリーで住みたいかと言うとやや疑問だったりもするわけですが、そのようにわりと効率的なタイプですし、面積を絞った分グロスが抑えられているのでこのエリアでとかく利便性を重視したい方にとっては向いているお部屋だとは思います。

設備仕様面は、小規模のためディスポーザーがないのは仕方がありませんが、坪単価300万円台中心の物件ですのでトイレ手洗いカウンター(一部プランのみあり)がないのは残念ですね。食洗機とお馴染みエクセレントウォーターは付いています。

管理費は274円/㎡。ディスポーザーはありませんが、内廊下ですし、スケールメリットの得にくい小規模物件ですので悪くないでしょう。

駐車場は身障者用を含む3台のみですが全て平置になります。

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