ルピアコート大宮ザ・ゲート【ゲートから始まる木・緑が映える共用部】2階57㎡5,378万円(坪単価312万円)
続けて、ルピアコート大宮ザ・ゲート。
設計工房イー・ディー、施工は川村工営です。
デザイン面での最大の特長は、その名の通り「ゲート」を意識したエントランス方向から見た際の佇まいになります。
当物件は全戸南向きで、駅との位置関係上、エントランスは敷地北側にあり、駅からの帰り道から望む当物件の「共用廊下側」の意匠は特に重要な要素になるのです。
そのため、共用廊下側の手摺をガラス手摺にして透明感を高めているのはもちろんのこと、共用廊下の中央付近にある共用階段をルーバー格子と照明で彩ることで外観的なアクセントを生み出しており、総戸数40戸の小ぶりな物件としては目立つものと出来ています。
また、エントランスゲートに印象的な木目調の扉、そしてゲートを入った先に花のイロドリのある奥行あるアプローチ、さらに植栽に加え印象的なガラスアートまで施されたエントランスホールからライブラリーラウンジ、さらにさらにライブラリーラウンジの先にはウッドデッキ敷のエンガワテラス(小さめの空間ではあります)まで施されており、スケール以上の工夫を感じることが出来ると思います。
デザイン的なところで言うと、前回の記事でも述べたようにルピアコート大宮フィオーレもなかなかのものでしたし、昨今のルピアコートの流れからすれば驚くようなものでもありません。ただ、小規模ながらエントランス周りの共用面に力を入れているあたりはやはり強力な先行物件”プラウド大宮桜木町の存在あってのもの”という印象も受けますね。
前回のルピアコート大宮ザ・ゲート。
公式ホームページ

お部屋は57㎡の1LDK+S、南向き中住戸です。低層階ですので南側隣接地に苗代商会の2階建の影響が残りはしますが、南西方向(中山道方向)の抜けは得られますし、低層階でも日照良好なポジションです。
間取りは物件内では最も小さなもので実質2LDKのタイプになるのですが、「1LDK+S」表記になってしまっているのは勿体ないですね。
建築基準法の居室要件(採光要件)は隣地間距離が大きな影響を与え、低層階(※)などではサービスルーム表記になることは珍しくありませんが、当サービスルームはリビングインの位置にありますので、この位置だったら引き戸設計(引き戸にするとLDと一体でその採光要件の判定が出来るので行灯部屋でも居室扱いに出来ることが少なくない)にして、2LDKを実現した方が良かったように思うのです(ただ、もしかするとそのようにしても居室に出来なかった可能性もないとは言えません)。
※前建の高さは一切関係なく、物件自体の高さ(軒から当住戸の開口部までの上下距離)が考慮される。
なお、柱の食い込みは少ないですし、玄関前にしっかりとしたポーチを設けているあたりも好感の持てるプランになるのですが、面積帯のわりに廊下が長めであり、前回取り上げたタイプ同様にさらに効率性を重視した設計の方が良かったような印象ではありますかね。
坪単価は312万円。そのように隣地間距離も近い方ですし、南~南東にかけての将来的なリスクが伴う低層階ではありますが、中山道の拡幅計画(都市計画道路区域には堅固な建物は建てられない)もありつつ、南~南西方向の視界抜けが残るという点では悪くはないでしょう。
ただ、プラウド大宮桜木町の低層階(320~330万円ほど)との差を感じにくい価格設定で、こちらは中山道の影響もある地ですのでもうワンパンチ欲しかった印象ではありますね。
設備仕様面は、少規模のためディスポーザーはありませんし、水回りの天然石天板仕様どころかトイレ手洗いカウンターすらないのは残念です(浴室照明もダウンライトではなくブラケットタイプ)。
一方で、食洗機に加えキッチン食器棚(カップボード)、さらにキッチンの水栓にタッチレスを導入するなどの試みもありますし、壁の角丸仕上などといったこのシリーズらしい細やかな設備仕様も魅力の1つになってくるでしょう。
管理費は172円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下ですが、総戸数40戸のスケール感を考えれば悪い水準ではありません。
駐車場は全20台で全て平置になります。上述のように都市計画道路予定地(約157㎡)が含まれてのものにはなりますが、敷地面積約1,356㎡に対し、建築面積はわずか347㎡に抑えることが出来ている物件で、その豊かな空地あっての「平置×設置率50%」になります。
設計工房イー・ディー、施工は川村工営です。
デザイン面での最大の特長は、その名の通り「ゲート」を意識したエントランス方向から見た際の佇まいになります。
当物件は全戸南向きで、駅との位置関係上、エントランスは敷地北側にあり、駅からの帰り道から望む当物件の「共用廊下側」の意匠は特に重要な要素になるのです。
そのため、共用廊下側の手摺をガラス手摺にして透明感を高めているのはもちろんのこと、共用廊下の中央付近にある共用階段をルーバー格子と照明で彩ることで外観的なアクセントを生み出しており、総戸数40戸の小ぶりな物件としては目立つものと出来ています。
また、エントランスゲートに印象的な木目調の扉、そしてゲートを入った先に花のイロドリのある奥行あるアプローチ、さらに植栽に加え印象的なガラスアートまで施されたエントランスホールからライブラリーラウンジ、さらにさらにライブラリーラウンジの先にはウッドデッキ敷のエンガワテラス(小さめの空間ではあります)まで施されており、スケール以上の工夫を感じることが出来ると思います。
デザイン的なところで言うと、前回の記事でも述べたようにルピアコート大宮フィオーレもなかなかのものでしたし、昨今のルピアコートの流れからすれば驚くようなものでもありません。ただ、小規模ながらエントランス周りの共用面に力を入れているあたりはやはり強力な先行物件”プラウド大宮桜木町の存在あってのもの”という印象も受けますね。
前回のルピアコート大宮ザ・ゲート。
公式ホームページ

お部屋は57㎡の1LDK+S、南向き中住戸です。低層階ですので南側隣接地に苗代商会の2階建の影響が残りはしますが、南西方向(中山道方向)の抜けは得られますし、低層階でも日照良好なポジションです。
間取りは物件内では最も小さなもので実質2LDKのタイプになるのですが、「1LDK+S」表記になってしまっているのは勿体ないですね。
建築基準法の居室要件(採光要件)は隣地間距離が大きな影響を与え、低層階(※)などではサービスルーム表記になることは珍しくありませんが、当サービスルームはリビングインの位置にありますので、この位置だったら引き戸設計(引き戸にするとLDと一体でその採光要件の判定が出来るので行灯部屋でも居室扱いに出来ることが少なくない)にして、2LDKを実現した方が良かったように思うのです(ただ、もしかするとそのようにしても居室に出来なかった可能性もないとは言えません)。
※前建の高さは一切関係なく、物件自体の高さ(軒から当住戸の開口部までの上下距離)が考慮される。
なお、柱の食い込みは少ないですし、玄関前にしっかりとしたポーチを設けているあたりも好感の持てるプランになるのですが、面積帯のわりに廊下が長めであり、前回取り上げたタイプ同様にさらに効率性を重視した設計の方が良かったような印象ではありますかね。
坪単価は312万円。そのように隣地間距離も近い方ですし、南~南東にかけての将来的なリスクが伴う低層階ではありますが、中山道の拡幅計画(都市計画道路区域には堅固な建物は建てられない)もありつつ、南~南西方向の視界抜けが残るという点では悪くはないでしょう。
ただ、プラウド大宮桜木町の低層階(320~330万円ほど)との差を感じにくい価格設定で、こちらは中山道の影響もある地ですのでもうワンパンチ欲しかった印象ではありますね。
設備仕様面は、少規模のためディスポーザーはありませんし、水回りの天然石天板仕様どころかトイレ手洗いカウンターすらないのは残念です(浴室照明もダウンライトではなくブラケットタイプ)。
一方で、食洗機に加えキッチン食器棚(カップボード)、さらにキッチンの水栓にタッチレスを導入するなどの試みもありますし、壁の角丸仕上などといったこのシリーズらしい細やかな設備仕様も魅力の1つになってくるでしょう。
管理費は172円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下ですが、総戸数40戸のスケール感を考えれば悪い水準ではありません。
駐車場は全20台で全て平置になります。上述のように都市計画道路予定地(約157㎡)が含まれてのものにはなりますが、敷地面積約1,356㎡に対し、建築面積はわずか347㎡に抑えることが出来ている物件で、その豊かな空地あっての「平置×設置率50%」になります。
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