2021年差別化部門①【個性的で芯の通った物件が多いです】

本日は2021年差別化部門の発表となります。
(※念のため毎度毎度言っておりますが、私モモレジの独断と偏見のみで受賞物件を決めております(笑)。対象となる物件は2021年において(おそらく)第1期を行った首都圏の物件で、モモレジが知っている物件です(汗)。)

物件の差別化を図る要素には様々なものがあり、「間取り」や「デザイン」もその最たるものです。
そのような中で当部門は、玉石混淆の幾多の物件の中でも"明確かつ独創的、類似物件を見い出しづらい要素を持っている"という点を重視して選考しています。
今年も受賞物件が多くなってしまい1つ1つについて事細かく解説することは出来ませんが、他の部門以上に特色ある面白い物件が多いので適宜リンクから個別記事をご覧いただければ幸いです。

受賞マンションは以下の通りです。

【金賞】(順不同)
ザ・パークハウス板橋大山大楠ノ杜
パークコート千代田四番町
ブリリアタワー聖蹟桜ヶ丘ブルーミングレジデンス

【銀賞】(順不同)
リーフィアレジデンス杉並井草森公園
グレーシア横浜十日市場
プレミスト王子神谷
プライム金沢文庫
アトラスティ世田谷船橋
ヴェレーナシティパレ・ド・マジェステ
クレストレジデンス横浜スカイビュー汐見台
アネシア立川

【銅賞】(順不同)
パークホームズ横浜本郷台リバーサイドヴィラザ・イースト
パークホームズ登戸
リビオ駒込妙義
ローレルコート瑞江
ライオンズ綾瀬セントマークス
ミオカステーロ港北中川Ⅲ
ミオカステーロセンター南
ミオカステーロ鶴見フロンティア

【金賞】は昨年同様に3物件になりました。

ザ・パークハウス板橋大山大楠ノ杜に関しては、やはり既存樹の大楠などの樹木を活かした日本庭園「翠園」が受賞理由になりますが、総戸数187戸のスケール以上と感じるそれ以外の屋内外の充実した共用空間も素晴らしかったですね。駅徒歩7分ながらもハッピーロードの出口からすぐのところにある快適な駅アプローチというあたりも差別化の一因になっていました。

パークコート千代田四番町は、「パークマンション」であっても違和感のない重厚感と高級感のある外観・共用部もさることながら、番町エリア最大のスケール感、そしてプライベートガーデンに加えプライベートスパまで備えているということで超高額な物件が目白押しのエリア内でも差別化が行き届いた唯一無二感がありましたね。

ブリリアタワー聖蹟桜ヶ丘ブルーミングレジデンスは、それら2物件と比べると大人しい印象になってしまうかもしれませんが、立地部門で【銅賞】としたように多摩川リバーフロント最高層であることに加え、超高層ZEH-Mの希少性、また免震構造やスーパー堤防に匹敵する防災対策なども差別化要素になっていると感じました。

お次は【銀賞】に行きましょう。
8物件はいずれもそこそこのスケール感のあるものなのですが、それに加えて珍しい特色を持っておりやはり唯一無二感のあるものばかりです。

リーフィアレジデンス杉並井草森公園は、南側に4万ha弱もある井草森公園が広がる南面パークフロントな上、近隣は第一種低層住居専用地域が多くなる中での8階建のパークフロントポジションがエグかったです。

グレーシア横浜十日市場は、横浜市も関わる官民一体SDGs未来都市モデル事業で、敷地面積11,600㎡×空地率約69%のゆとりあるランドプランを実現した「HIRAKU CITY」という周囲に開かれたコンセプトもインパクトがありました。

次のプレミスト王子神谷は、駅徒歩2分ながら北本通りから内に入ったポジションというだけでも貴重なのですが、その上、二方が公園に面したパークサイド、さらに、「柱のアウトフレーム×玄関窓×ハイサッシ」などといった設計面での高いパフォーマンスも目立ち、立地に溺れることのない行き届いた差別化が深く印象に残る物件になりました。

プライム金沢文庫の詳細は、明日の「間取り部門」をご覧いただきたいと思うのですが、間取り面の頑張りに加え、建物1階部分に大々的に駐車場を設けたことによるランドプラン(フロアプラン)の上手さも光るものがありました。駐車場動線を建物内部のかなり深いところまで確保したことで、しっかりとした車寄せも実現出来ていますし、総戸数106戸というほどほどのスケールながらもとても個性的な物件でしたね。

アトラスシティ世田谷船橋は、かなり駅距離のある立地ではあるものの、サミットとの複合開発でサミット直結、また、目の前に烏山川緑道があるといった環境面との高いバランス感という点でも目立つものがありました。

【銀賞】の続きと【銅賞】は次の記事でどうぞ。

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