オープンレジデンシア本郷弥生【地下2階にはトランクルームとワークスペース】4階38㎡5,790万円(坪単価502万円)

続けて、オープンレジデンシア本郷弥生。

設計は長谷建築設計事務所、施工は片山組です。

外観は近年のオプレジで多く採用されているシックなトーンとなっている上、当物件はオプレジの高額ラインを多く手掛けてきた長谷建築設計事務所によるものということもあってか平均的なオプレジに比べ高級感を覚えることが出来ます。

エントランス周りだけでなく建物上部に至るまで質感のあるタイルが採用されており、バルコニー周りのホワイトのグリッドラインや茶系の縦ルーバー手摺なども施したことで全体としてかなり繊細な造りになっていますね。

30㎡台もある総戸数24戸というかなりの小規模物件ではあるものの、地階を上手に使った物件で、エントランスフロアである地下1階だけでなく地下2階にも共用スペース(自転車置場の他にトランクルームとワークスペース)を大々的に設けているあたりも評価できる点でしょう。

前回のオープンレジデンシア本郷弥生

公式ホームページ
SnapCrab_NoName_2022-1-3_18-28-6_No-00.png
お部屋は38㎡の1LDK、北東・北西・南東の3方角住戸です。当物件はほとんどが暗闇坂(の先に本郷キャンパス)を望む南西向きで構成されているのですが、敷地形状に伴い1フロア1戸だけこういった向きのプランが存在しています。

南東~東方向にかけてはこちらよりも高さのあるマンションが隣接していますが、北東~北西にかけては高いものでも3階建となる戸建中心の低層住宅街になっているのでこの階からだと視界抜けが出てきますね。

間取りは40㎡に満たない1LDKで、日照がほとんど得られないポジションなども考慮されていると思われます。

やはり柱の食い込みがありますが、三方角住戸なりの無理のない居室配置が実現しており、オプレジでは珍しいぐらいの豊かな開口部が特長的なプランですね。

LDと洋室が共に二面採光で、特に視界抜けの得られる北東側の開口部が充実しているのは魅力的でしょう。さらに、浴室の窓も換気上大きなメリットになりますし、南西向き中心の物件の中でイレギュラーなポジションだからこそ実現したお部屋と言えるでしょうね。

坪単価は502万円。コンパクトプラン中心の物件の近年供給事例としては、ジーエスグランド文京千駄木(千駄木駅徒歩2分/平均坪単価約415万円)、ルジェンテ文京根津(根津駅徒歩1分/平均坪単価約425万円)、デュオステージ本郷(春日駅徒歩4分/平均坪単価約470万円※平均専有面積30㎡ちょっととかなり小さいため単価が高めに出ている)といったところで、視界良好とはいえ、この立地はファミリーの方が魅力を感じやすいポジションだと思うので、やや強めの印象ではありますかね。

貴重な立地であるのは間違いありませんが、交通・買物利便性的には並(都心物件として)でしかないですからね…。

設備仕様面は、小規模ゆえにディスポーザーはありません。ただ、食洗機、トイレ手洗いカウンター、シーザーストーンの水回り天板、さらに廊下・トイレ・洗面室床のタイル貼も備わっているので大きな違和感はないでしょう。

管理費は357円/㎡。ディスポーザーはありませんが、小規模な内廊下物件ですのでこのぐらいならば悪くはないでしょう。

なお、駐車場はありません。

0 Comments



Post a comment