オープンレジデンシア吉祥寺本町プレイス【オプレジにしてはまずまずの間取り】65㎡9,280万円(坪単価471万円)

続けて、オープンレジデンシア吉祥寺本町プレイス。

設計は尾崎建築設計、施工はオープンハウス・アーキテクトです。床スラブはボイドスラブの230mmで、ボイドスラブとしては若干薄めな印象ですね。

設計会社は異なりますがこちらもオープンレジデンシア吉祥寺本町同様にグループのオープンハウス・アーキテクトをゼネコンに起用しています。

こちらもオプレジらしい小ぶりな物件で、駐輪場(地階)へのエレベーターと普通の住戸階用エレベーターが共用(全体でエレベーター1基)というあたりもやはり気になりますね。

こちらは前回取り上げた100㎡超の超高額プランもある物件ですし、やはり駐車場も1台もないということでそういった点でのミスマッチも少なからず感じるところではあります。まぁ、”オプレジあるある”ではありますけども…。

一方で、デザイン的には中道通り側(北側)の外壁タイルにかなり質感の高いものを使っているなど、高額オプレジなりに気を使っている様子が窺えますし、敷地北東のコーナー部に設けられたエントランスアプローチもそこそこのゆとりを感じることが出来るあたりは悪くはないでしょう。

前回のオープンレジデンシア吉祥寺本町プレイス

公式ホームページ
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お部屋は65㎡の3LDK、東向き中住戸です。東側道路の向かい(こちらの第一種中高層住居専用地域ではないのですが、第一種住居地域で高さ制限などは同じ)は、2~3階建で、こういった低層階は視界抜けは得られません。ただ、接道しているので圧迫感などは皆無ですし、やや南東に傾いた東向きなので日照時間もそれなりでしょう。

なお、中道公園が西側にある中での全戸東向き(当たり前ですが角住戸除く)の配棟なので、やや勿体ない印象もあるのですが、そのように正確には中道公園は西北西(こちらの住戸の向きは東南東)であり、日照面を考慮した結果なのでしょうか。

フロア中央(敷地中央)に共用廊下を配した内廊下設計とし、全方位に住戸を設ける設計にした方が魅力的なプランが増えていた気もしますが、敷地面積は約650㎡しかないわけで、共用部の動線などそれ以外にも色々と考慮すべき点がありつつのこのフロアプランなのだと思われます。

間取りとしては、オプレジらしい60㎡台中盤の小ぶりな3LDKにはなるのですが、オプレジとしては珍しいほど柱のアウトフレームがなされており(このプランだけ見たらオプレジとは思わないでしょう)、効率性も上々ですね。

住環境良好なポジションなのでバルコニーはもう少し大きく(というか普通レベルに)して欲しかったところではあるものの、ウォールドアによる開放感もありますし、間取りにあまり力を入れないオプレジとは言えども1億近いプランなりの配慮がなされているのでしょう。

坪単価は471万円。オープンレジデンシア吉祥寺本町やザ・パークハウス吉祥寺の低層階と大差ない水準で、地階などではありませんので違和感はないでしょう。
やはりザ・パークハウス吉祥寺と比べると「ブランド感(高級感)での差」及び「2年以上の時の経過による差」を感じるところはあるものの、そのように効率的でオプレジらしからぬプランになっているのでこのご時世・立地を考えればやむなしな水準でしょうね。

設備仕様面は、小規模のためディスポーザーはありませんが、食洗機、ミストサウナ、トイレ手洗いカウンター、シーザーストーンの水回り天板、廊下・洗面所・トイレ床のタイル貼など、オプレジの中では最高レベルのものになっています。
先ほどのような100㎡超の超高額住戸にとってはこのぐらいあって当然といった印象ですし、ディスポーザーがないのは残念ですけどもね…。

管理費は396円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下ですが、小規模物件のためかかなり高いですね。小規模とはいえ管理形態も「巡回」ですし、もう少し安くしてほしかったところですね。

なお、駐車場はありません。

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