2022年ちょっと気になるマンション【その他デベロッパー編②】

本日は、年初恒例「ちょっと気になるマンション」2022年版でその他デベロッパー編②になります。

2022年ちょっと気になるマンション一覧

※例年同様にホームページが公開され正式に分譲が決まっているものだけでなく、まだ建築計画段階のものなど(賃貸等になってしまう可能性もゼロではない)も合わせて取り上げております。
一応は2022年に分譲開始されそうなものを中心に選んではいますが、来年にズレ込む物件もあるでしょうし(完成売りのようなケースでは確実にズレ込みます)、そもそも詳細が明らかになっていない物件もある中で「気になった物件」「注目したい物件」を挙げているだけで「=オススメ物件」ではないことご留意下さい。

【その他デベロッパー編②】(順不同)
ブリリアタワー池袋ウエスト(東京建物、三菱、東急不)
ブリリアシティ石神井公園アトラス(東京建物、旭化成、UR)
パークホームズ渋谷松濤(三井)
ディアナコートたまプラーザ(モリモト)
ピアース白金台三丁目(モリモト)
アールブラン武蔵新城(モリモト)
ライオンズ中浦和フォレストフォート(大京)

(以下は、建築計画段階のもの)
目黒大橋マンション計画(東京建物)
麹町山王マンション建替計画(東京建物)
品川プロジェクト(旭化成)
中野区東中野5丁目計画(三井)
港区南青山5丁目計画(三井)
三田小山町西地区市街地再開発(三井、日鉄、三菱、首都圏不燃建築公社)
三田1丁目計画(三井、三菱)
新宿区四谷四丁目計画(住商、三菱)
GFS計画(日立リアルエステート、鹿島建設)
代々木4丁目計画(竹中工務店)

その他デベロッパー編は①では気になる物件の多かった日鉄興和不動産、東急不動産、東急、伊藤忠あたりのものを中心にまとめましたが、今回の②は東京建物、旭化成、三井、モリモトあたりが中心になります。

例年、三井は単独で記事化しているのですが、今年は思いの外、目立つものが少なくこちらに含めて見ました、他に何かありましたっけ???

正式リリース済、建築計画段階のもの共に目立つのは東京建物です。
ブリリアタワー池袋ウエストは30階建総戸数230戸ということでタワマンとしては小ぶりですが、アーキサイトメビウスの菊地氏をデザイナーに起用しており、外観デザインは一部に柔らかな曲面設計を採用した物件です。

目黒大橋マンション計画は、東邦大学大橋病院跡地で、246や大橋ジャンクションは近いものの、内に入った第二種中高層住居専用地域で、南面接道の東西に長い敷地というあたりも魅力的ですね。賃貸棟と合わせると敷地面積6,600㎡超、延床面積約21,000㎡というスケール感があります。

ブリリアシティ石神井公園アトラス(石神井公園団地建替プロジェクト)は、石神井公園がほど近いポジションと総戸数844戸というスケールが最大の注目で、東京建物が主幹事ではありますが、建替事業での実績No.1の旭化成も参画しており、その相乗効果にも期待しています(デザインなどを見てもブリリア感(東建感)が強くアトラス感が薄いのは気になりますが…)。

そして、旭化成と言えば、品川プロジェクトでしょう。
「品川プロジェクト」というネーミングからは想像しにくいかと思いますが、品川区西五反田2丁目の目黒川沿いに誕生する30階建のタワマンになります。
ここまででピンと来た方は少なくないはずで、ここは日本旅館「海喜館」跡地!積水ハウスが地面師に騙された土地なんですね。五反田駅まで徒歩3分ほどになると思いますし、近隣にはタワー的な高さのものもありませんので、積水ハウスは喉から手が出るほど欲しかったでしょうね…。

三井はパークホームズ渋谷松濤があります。松濤アドレスで東大駒場キャンパスに寄り添うポジションであると同時に山手通り沿いでもあるので”パークコート”らしい立地とまでは言えないのかもしれませんが、上層2フロア(12~13階)は100㎡超としたパークホームズということで昨年のパークホームズ文京小石川ヒルテラス同様に”もうちょっと違う形”の方が皆が幸せになったような気もするのですが、なかなかお目にかかれない物件であることは確かでしょう。

間取りももうちょっと華が欲しかったですけど…。
駒場キャンパスを見下ろす100㎡の西角
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なお、今年中に分譲開始されなそうなものもありますが、三井が関わる建築計画段階のものには話題性の高いものが多くあり、中でも三田小山町西地区再開発と三田1丁目計画は凄いですね。
三田小山町西地区は長きに渡る再開発事業で、特にトライスター形状が予定されている44階建延床面積11万㎡近いA棟の麻布十番駅前での存在感は凄いものになりそうですね。
三田1丁目計画は、三井と三菱による旧東京簡易保険支局跡地でこちらも延床面積15万㎡弱という立地・スケール共にとんでもない物件ですね。パークマンションが見たいな~。

リリース済のものはモリモトの3物件が興味深いですね。
最大の注目点はデザインで、ディアナコートたまプラーザとピアース白金台三丁目はお馴染みアーキサイトメビウスによるものなのですが、代表の今井氏ではなく、櫻井氏が主に担当しており、ちょっと新しいアーキサイトメビウスデザインにお目にかかれる物件になっています。上述のようにブリリアタワー池袋ウエストはアーキサイトメビウスの菊地氏によるものでしたし、今後はよりバリエーションに富んだアーキサイトメビウス物件が出てくるのではないでしょうか。

また、そういったところで言うと、アールブラン武蔵新城はツズキオフィスというところがデザインを担当しており、斜めに迫り上がる木目調のバルコニー軒裏がすんばらしく特徴的ですね。
代表の鈴木氏は日建設計出身の方のようで今後のツズキデザインも要チェックでしょう。

GFS計画は戸塚駅から徒歩15分ぐらいはかかるであろう日立戸塚芙蓉寮跡地のスケール感のある物件なのですが、日立リアルエステートと鹿島建設によるもので、設計・施工も鹿島建設が携わるあたりからするとかなり個性的なものになるのではないでしょうか。
加賀レジデンスとか木場レジデンスを踏襲するようなものが見たいですねぇ…。

また、代々木4丁目計画は竹中代々木寮跡地でこちらは竹中工務店自ら単独で事業化するみたいですね。分譲になるのか定かではありませんが、参宮橋駅がほど近い落ち着きある住居系地域(第二種低層住居専用地域)の敷地面積約4,000㎡ですし、こちらもとても楽しみな物件です。

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