ピアース白金台三丁目【2つの白が生み出す目新しいアーキサイトメビウスデザイン】2階62㎡10,890万円(坪単価576万円)
続けて、ピアース白金台三丁目。
設計は日本エーコン、施工は新日本建設、そしてデザイン監修はアーキサイトメビウスです。
昨年末のピアース尾山台レジデンスの際に言及したように、近年はピアース×アーキサイトメビウスが限られており、「ディアナコート」が主という印象なのですが、その尾山台では代表の今井氏ではなく菊地氏の名前が前面に出ていたようにこちらにも今井氏の名前は出ていません。
こちらの担当として名前が出ているのは櫻井氏で、まもなく分譲開始されるディアナコートたまプラーザも櫻井氏によるものなので、これまでの実績もあってのものとはいえ(表には今井氏の名前が出ていたが、裏方的にディアナコートなどに関わってきている)、今後は新しいアーキサイトメビウスデザインに出会える機会が増えそうですね。
このピアース白金台三丁目は、コンセプトの”プラチナムコンパクト”に相応しい白を基調とした透明感あふれるデザインで、これまでのいわゆるアーキサイトデザインとは一味異なるものです。
今どき性別でどうこう言うのもあれなんですけど、櫻井氏は女性であり、実際ここのデザインはどちらかと言うと女性ウケするものという印象ですね。
敷地面積600㎡ほどの小ぶりな物件ということもありエントランス前は少々あっさりとし過ぎているようにも思うのですが、ライムストーンの風合いが魅せる”柔らかな白”とメタル素材の”エッジーな白”という2つの白で変化を出しているあたりも素敵です。
なお、近頃のピアースはエントランスに風除室がないことが非常に多いのですが、ここは普通にあって良かったです。
エントランスは2階(建築基準法上の1階)で、駐輪場やゴミ置場は1階(建築基準法上の地下1階)になるため、そこからの屋外への出入りにエレベーターが必要になるのはやや面倒ではありますが…。
前回のピアース白金台三丁目。
公式ホームページ

お部屋は62㎡の1LDK+S、東向き中住戸です。建築基準法上の1階住戸で、エントランス階でもありますので、感覚的にもほぼ1階ですね。東側道路の向かいは3~4階建になっているため、視界は妨げられ、かつ、東向きなので日照もあまり得られないでしょう。ただ、圧迫感のあるレベルではなく、落ち着きもあるでしょう。
間取りは内廊下物件の中住戸にありがちな”洋室1室リビングインプラン(リビングインとすることで居室扱いに出来「2LDK」になる)”ではなく、サービスルームを厭わない少々珍しいケースになります。
サービスルームは吹抜に面しているとはいえ、開口部は小さく採光も芳しくないので、そのようにリビングインとすることで採光を確保した2LDKで良かったような気もするのですが、こういった時代(リモートワークをする方も多い)でもありますので居室独立性を重視したということでしょうか。
また、柱の食い込みが抑えられているのは良いのですが、廊下が長めなのは気になる点ですね。
純粋な廊下だけならば普通ですけどLDの入口付近の実質的な廊下スペースが大きくなっており、純粋なLDは10畳あるかないかぐらいしょう。
前回取り上げたプラン同様に玄関周り(特に幅)にゆとりがないのも気になりますし、62㎡の2LDKのわりにはゆとりを感じにくいというのが正直なところです。
坪単価は576万円。前回の記事で書いたように、単価差の大きな物件なので平均を見定めるのが難しいのですが、600万円台前半ぐらいになるでしょうか。
白金台駅近で近年供給された物件は、ザ・サンメゾン白金台(2019年分譲/平均坪単価約830万円/平均専有面積約112㎡)、グランドメゾン白金台五丁目(2020年分譲/平均坪単価約630万円/平均専有面積約68㎡)、プレミスト白金台(2016年分譲/平均坪単価約640万円(定借)/平均専有面積約85㎡)といった感じで、面積帯的にも単価的にも当物件はグランドメゾンに近くなっていますね。
グランドメゾンも駐車場がなかったようにいわゆる富裕層向けの100㎡前後の豊かさを避けた物件(グランドメゾンには100㎡超もありはしました)ゆえに単価を伸ばし切れていないところはあるのだと思いますが、グランドメゾンの分譲当時よりもさらに相場は上昇傾向にあるので、環境と利便性が両立した地にこういった面積帯のお部屋を求めていた方には魅力を感じやすいお値段設定ではないでしょうか。
設備仕様面は、小規模な上、コンパクト目の物件ということでディスポーザーはありません。
一方で、食洗機やトイレ手洗いカウンターはもちろんのこと、廊下・水回り床に加えLD床までの600角タイル貼、主寝室までの床暖房などこのシリーズなり単価帯なりのところが見受けられるのは悪くないでしょう。
管理費は397円/㎡。ディスポーザーはありませんが、小規模な内廊下物件ゆえに高めになるのは仕方ないところでこのぐらいならば違和感はありません。
なお、駐車場はありません。
設計は日本エーコン、施工は新日本建設、そしてデザイン監修はアーキサイトメビウスです。
昨年末のピアース尾山台レジデンスの際に言及したように、近年はピアース×アーキサイトメビウスが限られており、「ディアナコート」が主という印象なのですが、その尾山台では代表の今井氏ではなく菊地氏の名前が前面に出ていたようにこちらにも今井氏の名前は出ていません。
こちらの担当として名前が出ているのは櫻井氏で、まもなく分譲開始されるディアナコートたまプラーザも櫻井氏によるものなので、これまでの実績もあってのものとはいえ(表には今井氏の名前が出ていたが、裏方的にディアナコートなどに関わってきている)、今後は新しいアーキサイトメビウスデザインに出会える機会が増えそうですね。
このピアース白金台三丁目は、コンセプトの”プラチナムコンパクト”に相応しい白を基調とした透明感あふれるデザインで、これまでのいわゆるアーキサイトデザインとは一味異なるものです。
今どき性別でどうこう言うのもあれなんですけど、櫻井氏は女性であり、実際ここのデザインはどちらかと言うと女性ウケするものという印象ですね。
敷地面積600㎡ほどの小ぶりな物件ということもありエントランス前は少々あっさりとし過ぎているようにも思うのですが、ライムストーンの風合いが魅せる”柔らかな白”とメタル素材の”エッジーな白”という2つの白で変化を出しているあたりも素敵です。
なお、近頃のピアースはエントランスに風除室がないことが非常に多いのですが、ここは普通にあって良かったです。
エントランスは2階(建築基準法上の1階)で、駐輪場やゴミ置場は1階(建築基準法上の地下1階)になるため、そこからの屋外への出入りにエレベーターが必要になるのはやや面倒ではありますが…。
前回のピアース白金台三丁目。
公式ホームページ

お部屋は62㎡の1LDK+S、東向き中住戸です。建築基準法上の1階住戸で、エントランス階でもありますので、感覚的にもほぼ1階ですね。東側道路の向かいは3~4階建になっているため、視界は妨げられ、かつ、東向きなので日照もあまり得られないでしょう。ただ、圧迫感のあるレベルではなく、落ち着きもあるでしょう。
間取りは内廊下物件の中住戸にありがちな”洋室1室リビングインプラン(リビングインとすることで居室扱いに出来「2LDK」になる)”ではなく、サービスルームを厭わない少々珍しいケースになります。
サービスルームは吹抜に面しているとはいえ、開口部は小さく採光も芳しくないので、そのようにリビングインとすることで採光を確保した2LDKで良かったような気もするのですが、こういった時代(リモートワークをする方も多い)でもありますので居室独立性を重視したということでしょうか。
また、柱の食い込みが抑えられているのは良いのですが、廊下が長めなのは気になる点ですね。
純粋な廊下だけならば普通ですけどLDの入口付近の実質的な廊下スペースが大きくなっており、純粋なLDは10畳あるかないかぐらいしょう。
前回取り上げたプラン同様に玄関周り(特に幅)にゆとりがないのも気になりますし、62㎡の2LDKのわりにはゆとりを感じにくいというのが正直なところです。
坪単価は576万円。前回の記事で書いたように、単価差の大きな物件なので平均を見定めるのが難しいのですが、600万円台前半ぐらいになるでしょうか。
白金台駅近で近年供給された物件は、ザ・サンメゾン白金台(2019年分譲/平均坪単価約830万円/平均専有面積約112㎡)、グランドメゾン白金台五丁目(2020年分譲/平均坪単価約630万円/平均専有面積約68㎡)、プレミスト白金台(2016年分譲/平均坪単価約640万円(定借)/平均専有面積約85㎡)といった感じで、面積帯的にも単価的にも当物件はグランドメゾンに近くなっていますね。
グランドメゾンも駐車場がなかったようにいわゆる富裕層向けの100㎡前後の豊かさを避けた物件(グランドメゾンには100㎡超もありはしました)ゆえに単価を伸ばし切れていないところはあるのだと思いますが、グランドメゾンの分譲当時よりもさらに相場は上昇傾向にあるので、環境と利便性が両立した地にこういった面積帯のお部屋を求めていた方には魅力を感じやすいお値段設定ではないでしょうか。
設備仕様面は、小規模な上、コンパクト目の物件ということでディスポーザーはありません。
一方で、食洗機やトイレ手洗いカウンターはもちろんのこと、廊下・水回り床に加えLD床までの600角タイル貼、主寝室までの床暖房などこのシリーズなり単価帯なりのところが見受けられるのは悪くないでしょう。
管理費は397円/㎡。ディスポーザーはありませんが、小規模な内廊下物件ゆえに高めになるのは仕方ないところでこのぐらいならば違和感はありません。
なお、駐車場はありません。
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