ジオ杉並松庵【共用部、プラン共に特色あり】3階71㎡8,960万円(坪単価415万円)
続けて、ジオ杉並松庵。
設計は長谷建築設計事務所、施工はファーストコーポレーションです。
床スラブ厚は、ボイドスラブの300~325mmで、ボイドスラブであることを加味しても厚い方ですね。
長谷建築設計事務所は、オープンハウス(オープンレジデンシア)での実績が特に豊富なのですが、この阪急のジオシリーズでもジオ美しが丘二丁目ヒルズ、ジオ千代田大手町などの実績があり、ジオの中でもデザインに力を入れた物件で起用されている印象ですね。
こちらの最大の特長は、前回の記事でもちらっと述べた敷地面積4,000㎡近いスケール感なのですが、それと同時に地階を含む共用空間の演出も特色を感じる物件になります。
建築基準法上の地下となる最下層は、エントランスフロア(東側道路のグラウンドレベルと大差ない)よりも1つ下の階になるのですが、前回の記事でちらっと述べた"ハナレ付のプラン"が多くありますし、さらに共用部としても敷地中央部(地下1階)に中庭が施され、その中庭を向くガーデンビューラウンジの他、ライブラリーラウンジといった共用施設もあるのです。
また、2層吹き抜けのエントランスホールも当物件の大きなポイントと言えるでしょうね。エントランスは道路から階段を数段上った高さの2階(建築基準法上の1階)にあり、2~3階(建築基準法上の1~2階)の2層吹抜というのは低層物件としてはかなり珍しいケースになります。
地階があることをいいことに"エントランス自体を階段を下りる地階として地階から地上階に渡っての2層吹抜にするというようなケースはそこそこありますが、この物件は地上階の2層吹抜ですのでかなり贅沢ですよね。
エントランスホールの面積自体は大きなものではありませんが、デザイン的にも高級感が窺えるものになります。
外観上の多くを占めるタイルは一般的なアースカラーでとりわけ風合いが良いと感じることはありませんが、そのエントランス周りの2層吹抜のガラスウォールに加え、バルコニー周りの一部に施された縦に石調のマリオンも良いアクセントになっていると思いますね。
前回のジオ杉並松庵。
公式ホームページ

お部屋は71㎡の3LDK、東向き中住戸です。建築基準法上の2階住戸で最上階住戸の1つ下の階になります。一般的な2階住戸と大差ない感覚のお部屋ですので、東側道路の向かいの戸建を越えることはなく、視界抜けは得られません。
しかしながら、もちろん向かいも第一種低層住居専用地域になりますし、道路沿いとはいえ穏やかなポジションですね。
間取りは70㎡そこそこの一般的な大きさにはなるものの、一般的な田の字プランよりもスパンが確保出来たことで、廊下を短く出来ていますし(一般的な田の字よりも奥行が浅いため)、柱による面積消費が少ないあたりにも好感が持てます。
洋室2が凸となったいわゆるハーフバルコニープランのため、LD側に南東方向からの日照が入りにくくなってしまっているのは気になる点の1つですが、LD側だけでサッシ4枚分の開口部があるため採光面での魅力はかなり高いですね。逆梁工法を採用した物件で、掃き出し窓の窓際に梁の影響がないためサッシ高も高く出来ています。
また、玄関前の戸別宅配ボックス(全戸にあります)やしっかりとしたアルコーブスペースも大きな特長と言えるでしょう。
坪単価は415万円。接道しているかいないか(前建との離隔距離)の差があるとは言え、同階西向き中住戸70㎡台(同タイプ最下層住戸にテラス(+ハナレ)もあることからお分かりのようにそこそこの離隔は確保出来ている)には390万円ほどのものがありますし、東向きの日照時間の短さからするとやや強めの印象ではありますね。この閑静な環境を望む方ならば南向きに拘りたい方も少なくないと思いますし、もちろん視界抜けなどもありませんのでもう少し抑えて欲しかったという思いはあります。
ただ、そのように魅力的、かつ、効率的なプランですし単価は多少割り引いて考えるぐらいで良いのだとは思いますね。
設備仕様面は、ディスポーザー、食洗機、トイレ手洗いカウンター(トイレはアラウーノiⅡ)、クオーツストーンの水回り天板、さらにキッチンのカップボードやLDビルトインエアコンまで備わっているので近年のこの単価帯の物件の中では充実している方になりますね。
管理費は273円/㎡。外廊下とはいえディスポーザー付ですし、敷地は大きくとも低層建ゆえに総戸数は71戸という一般的なものですので、この水準ならば悪くないでしょう。
駐車場は全25台で身障者用のみが平置、残りの24台が機械式(カーシェア用1台含む)になります。また、別途外来者用が2台あるとのことです。
設計は長谷建築設計事務所、施工はファーストコーポレーションです。
床スラブ厚は、ボイドスラブの300~325mmで、ボイドスラブであることを加味しても厚い方ですね。
長谷建築設計事務所は、オープンハウス(オープンレジデンシア)での実績が特に豊富なのですが、この阪急のジオシリーズでもジオ美しが丘二丁目ヒルズ、ジオ千代田大手町などの実績があり、ジオの中でもデザインに力を入れた物件で起用されている印象ですね。
こちらの最大の特長は、前回の記事でもちらっと述べた敷地面積4,000㎡近いスケール感なのですが、それと同時に地階を含む共用空間の演出も特色を感じる物件になります。
建築基準法上の地下となる最下層は、エントランスフロア(東側道路のグラウンドレベルと大差ない)よりも1つ下の階になるのですが、前回の記事でちらっと述べた"ハナレ付のプラン"が多くありますし、さらに共用部としても敷地中央部(地下1階)に中庭が施され、その中庭を向くガーデンビューラウンジの他、ライブラリーラウンジといった共用施設もあるのです。
また、2層吹き抜けのエントランスホールも当物件の大きなポイントと言えるでしょうね。エントランスは道路から階段を数段上った高さの2階(建築基準法上の1階)にあり、2~3階(建築基準法上の1~2階)の2層吹抜というのは低層物件としてはかなり珍しいケースになります。
地階があることをいいことに"エントランス自体を階段を下りる地階として地階から地上階に渡っての2層吹抜にするというようなケースはそこそこありますが、この物件は地上階の2層吹抜ですのでかなり贅沢ですよね。
エントランスホールの面積自体は大きなものではありませんが、デザイン的にも高級感が窺えるものになります。
外観上の多くを占めるタイルは一般的なアースカラーでとりわけ風合いが良いと感じることはありませんが、そのエントランス周りの2層吹抜のガラスウォールに加え、バルコニー周りの一部に施された縦に石調のマリオンも良いアクセントになっていると思いますね。
前回のジオ杉並松庵。
公式ホームページ

お部屋は71㎡の3LDK、東向き中住戸です。建築基準法上の2階住戸で最上階住戸の1つ下の階になります。一般的な2階住戸と大差ない感覚のお部屋ですので、東側道路の向かいの戸建を越えることはなく、視界抜けは得られません。
しかしながら、もちろん向かいも第一種低層住居専用地域になりますし、道路沿いとはいえ穏やかなポジションですね。
間取りは70㎡そこそこの一般的な大きさにはなるものの、一般的な田の字プランよりもスパンが確保出来たことで、廊下を短く出来ていますし(一般的な田の字よりも奥行が浅いため)、柱による面積消費が少ないあたりにも好感が持てます。
洋室2が凸となったいわゆるハーフバルコニープランのため、LD側に南東方向からの日照が入りにくくなってしまっているのは気になる点の1つですが、LD側だけでサッシ4枚分の開口部があるため採光面での魅力はかなり高いですね。逆梁工法を採用した物件で、掃き出し窓の窓際に梁の影響がないためサッシ高も高く出来ています。
また、玄関前の戸別宅配ボックス(全戸にあります)やしっかりとしたアルコーブスペースも大きな特長と言えるでしょう。
坪単価は415万円。接道しているかいないか(前建との離隔距離)の差があるとは言え、同階西向き中住戸70㎡台(同タイプ最下層住戸にテラス(+ハナレ)もあることからお分かりのようにそこそこの離隔は確保出来ている)には390万円ほどのものがありますし、東向きの日照時間の短さからするとやや強めの印象ではありますね。この閑静な環境を望む方ならば南向きに拘りたい方も少なくないと思いますし、もちろん視界抜けなどもありませんのでもう少し抑えて欲しかったという思いはあります。
ただ、そのように魅力的、かつ、効率的なプランですし単価は多少割り引いて考えるぐらいで良いのだとは思いますね。
設備仕様面は、ディスポーザー、食洗機、トイレ手洗いカウンター(トイレはアラウーノiⅡ)、クオーツストーンの水回り天板、さらにキッチンのカップボードやLDビルトインエアコンまで備わっているので近年のこの単価帯の物件の中では充実している方になりますね。
管理費は273円/㎡。外廊下とはいえディスポーザー付ですし、敷地は大きくとも低層建ゆえに総戸数は71戸という一般的なものですので、この水準ならば悪くないでしょう。
駐車場は全25台で身障者用のみが平置、残りの24台が機械式(カーシェア用1台含む)になります。また、別途外来者用が2台あるとのことです。