ピアース碑文谷五丁目【小規模とはいえ、モリモトにしては寂しいエントランス】4階33㎡5,690万円(坪単価573万円)

続けて、ピアース碑文谷五丁目。

設計は四季建築設計事務所、施工は大京穴吹建設、そしてデザイン監修はJWA建築・都市設計になります。

近年、ピアースを中心に透明感の高いデザインを頻繁に供給してくれている「モリモト×JWA」による物件で、直近のピアース新宿三丁目のようなガラスをふんだんに用いた高い透明感こそ窺えないものの、壁面にアルミパネルを大々的に用いほどよいギラギラ感のある仕上がりからはJWAらしさを感じますね。

バルコニーの軒裏を木目調とするなど”柔らかさ”も取り入れることで碑文谷という地に馴染むことを意識しているようにも感じますし、”ピアースなりの碑文谷”を体現した印象になるでしょうか。

一方で、エントランス(建築基準法上の1階。さらにその下に1フロア(地階)が存在している)は、2層吹抜などではないながらも道路沿い(グラウンドレベル)から数段下った設計になってしまっていますし、昨今のピアースでよく見かける風除室のないあっさりとしたアプローチになっているのも残念ではありますね。

また、先日のピアース白金台三丁目同様に自転車置場もゴミ置場も地階にあり、地階からはエレベーター(全体で1基なので住戸階に行くものと同じもの)で地上に出ないと外に出られないのも気になりますね…。

前回の記事で書いたように高さ制限(斜線制限)が厳しい中で、フロア数を確保するためにこういった設計を強いられているのでしょうが、コンパクト中心とはいえかなり立派な単価帯の物件なのでもう少し細やかな配慮があって欲しかったというのが正直な思いです。

ピアース旗の台ピアース祐天寺のようにこういった小規模物件でも2層吹抜のエントランスなどを実現するのがモリモトなので…。

前回のピアース碑文谷五丁目

公式ホームページ
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お部屋は33㎡の1LDK、北向き中住戸です。北側は接道していませんが、2階建のディアコート碑文谷(一瞬「ディアナコート」かと思ったわ(汗))で、その先の6階建の学芸大学南パークホームズまでの離隔はそれなりにはあります。

間取りは30㎡台前半まで面積を絞った小ぶりな1LDKですが、日照はほぼ得られず視界抜けなども望めませんので、こういった面積帯になることに違和感はないでしょう。

南面の柱が食い込んでいたぐらいですので驚きは微塵もありませんが、北面も当然のごとく柱がガッツリ食い込んだことによる歪な居室形状はやはり気になります。ただ、開口部を可能な限り確保しようとする姿勢は悪くないでしょう。

坪単価は573万円。前回の記事で書いたようにグロスがそれなりのものとなる50~60㎡台などに比べると単価が高めの設定になっており、それ自体に違和感を覚えることはありません。

ただ、そもそも50~60㎡台ですら"碑文谷アドレスを有り難がるような面積帯"とは言えないところがありますし、"言っても徒歩10分弱の立地"ではあるので面積を絞っているとはいえ若干強めの印象ではありますかね。

何かしら共用面や設備面でもうひと頑張りあれば印象も変わるのですが、先ほどの60㎡台とは異なりLDがタイル貼になっているわけでもないですし、エントランス周りは小規模なピアースの中でもちょっと寂しいところがありますんで…。

設備仕様面は、小規模な上、コンパクト目の物件ということでディスポーザーはありません。白金台三丁目ですらなかったので致し方ないところでしょうか。ただ、食洗機やトイレ手洗いカウンターに加え、60㎡台以上のLD床は600角タイル貼が採用されています。

管理費は353円/㎡。ディスポーザーはありませんが、小規模な内廊下物件ですので300円台中盤ならば悪くないでしょう。

駐車場は全8台で身障者用の1台のみが平置、残りの7台が機械式になります。

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