シティハウス南大塚テラス【デザインもそこそこの2層吹抜エントランス】55㎡7,900万円(坪単価473万円)

続けて、シティハウス南大塚テラス。

設計・施工は川口土木建築工業です。

シティハウス南大塚レジデンスは、設計・施工が長谷工だったのですが、住不物件はいずれも”住不のデザインコード”が前面に押し出され、異なるゼネコンが起用されていても”シティハウス南大塚レジデンスの流れを汲んだデザイン”という印象になりますね。

ただ、レジデンスはエントランス周りやバルコニー軒裏に木目調の設えがなされ、けしてスケール感のある物件でないながらも外観に特色を感じることが出来るものであったのに対し、こちらは、木目調素材ではなく暖かみのある褐色系のカラーをバルコニー周りに着色した感じになるようで、デザイン面での繊細さでは劣ります。

しかしながら、その一方で、けしてスケールの大きな物件でないながらもエントランスが2層吹抜になっているのは良い点ですし、内装デザイン的にも昨今の超淡泊な住不物件のエントランスホールに比べれば頑張り(繊細な壁素材やデザイン性の高いソファセットなど)が窺えますね。

前回のシティハウス南大塚テラス

公式ホームページ
SnapCrab_NoName_2022-2-2_9-28-18_No-00.png
お部屋は55㎡の2LDK、南西向き中住戸です。千川通りの向かいは12階建のマンションなどが並び視界が抜けるまでには至りませんが、やはり日照面は良好なポジションになります。

間取りは50㎡台中盤のよくある大きさの2LDKですが、住不物件でたまに見かける玄関周りの特長が豊かなものになります。

共用廊下側の柱がきれいにアウトフレーム化されているのはもちろんのこと、玄関を共用廊下からこれでもかとセットバックしたことで玄関前にゆとりあるスペースを確保しており、玄関をくぼませたことによる短めの廊下(間取りの効率性)という点でも好感の持てるものです。

最高レベルの効率性を実現したことで専有面積以上の居室畳数と収納を可能に出来ていると感じますし、中住戸ながらLD側だけでサッシ3枚分の開口部を設けることが出来ているあたりも魅力的ですね。

坪単価は473万円。先ほどの角住戸に比べれば単価が抑えられています。
前回の記事で書いたように近年の大塚駅界隈の高騰はやや腑に落ちないところがありますし、より駅に近く中層階以上でタワマンらしい眺望も得られるルフォンザ・タワー大塚の平均坪単価約480万円に匹敵する水準ということでやはり住不らしさを感じる値付けではあるものの、上述のように間取り面はかなり高いレベルにありますので多少なりとも単価を割り引いて考えても良いようには思いますね。

以下のように高額な管理費も重くのしかかりますが…。

設備仕様面は、ディスポーザー、食洗機、ミストサウナ、天然石のキッチン天板、トイレ手洗いカウンター、スロップシンクなどが備わっています。特別な高級感こそないものの、この規模でもディスポーザーが付いているのはここ最近の住不物件ならではのものです。

管理費は410円/㎡。外廊下ですが、ディスポーザー付のためかかなり高いですね。
やはり外廊下×ディスポーザーでスケール的に大差ないシティハウス南大塚レジデンスは379円/㎡でしたし、もう少し抑えて欲しかったところでしょう。

駐車場は全12台で内訳は平置3台、機械式9台になります。

0 Comments



Post a comment