サンリヤン東戸塚【緑豊かでデザインにも拘った5,300㎡超】2階71㎡5,258万円(坪単価244万円)

続けて、サンリヤン東戸塚。

設計・施工は長谷工で、直床になります。第5種高度地区で最高高さ20m(+斜線制限)の7階建ですので、直床になる物件は少なくなく、違和感はないでしょう。なお、当物件は昨年末竣工済の完成売りになります。

最大のポイントは、5,300㎡超の豊かな敷地でしょうか。
7階建で上に伸ばせているわけではないので約50%の空地率はけして高くはないのですが、それでもランドプランの特色は少なくありません。

敷地北側(駅側)にはゲートパークという緑の空間がありますし、道路沿いとなる敷地東側などにも緑が充実していますね。

ここまで緑を充実させなければ駐車場はもっと平置(9台のみで、他は機械式)を多く出来たでしょうし、ゲートパークに面した位置にエントランスを設けることが出来ていないあたりにもチグハグさを感じてしまうものの(駐車場への動線を敷地中ほどにしてしまうと共用廊下と駐車場動線が交わってしまうため)、敷地東側中央部のエントランスの先にはセンターベース(ラウンジ)という共用施設を設けておりスケールなりの試みも窺えます。

ラウンジは、ソファ席、テーブル席、カウンター席などが備わったしっかりとした大きさのスペースで、エントランスホールと共にWTW(アーバンサーフなライフスタイルショップ)がデザイン監修を行っているあたりもポイントの1つになるでしょう。

外観デザインに関しても繊細なマテリアルを用いたマリオンを施しており、デザイン面にも力を入れたマンションですね。
西日本鉄道はサンリヤン相模原ステーションヴィラでもデザインへの拘りを感じましたし、以前よりもデザインを重視している様子が窺えます。

前回のサンリヤン東戸塚

公式ホームページ
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お部屋はブライトベースの70㎡超の3LDK、東向き中住戸です。2階では視界抜けまでは望めませんが、道路の向かいは第一種低層住居専用地域の低層住宅街になりますので、圧迫感はなく日照も得られます。

間取りは田の字となった一般的なタイプではあるものの、玄関と洋室3側を共用廊下からセットバックしたことで、柱の影響を緩和、かつ、玄関周りにゆとりを生み出すことが出来ているのは悪くありません。

また、連窓サッシこそ採用されていませんが、洋室2のウォールドア設計なども使い勝手が良いでしょうね。

坪単価は244万円。低層階でもまずまずの条件のため、東向きの上層階(260万円超。ルーバル付の特殊住戸除く)の水準と比べそこまで差を感じることはありません。
東向きの低層階は物件内で条件が芳しくないものになりますし、147戸というそれなりの数を販売することを考えればもうちょっとパンダ感のあるお値段設定(70㎡台で4,998万円とか)であって欲しかったという思いもなくはないのですが、前回の記事で書いたように曲がりなりにも東戸塚駅徒歩10分内でこの価格であればこのご時世なりに現実的な設定なのではないでしょうか。

設備仕様面は、この単価帯ならば水回りの天然石天板仕様がないことに違和感はありませんが、トイレ手洗いカウンターがないのは残念ですし、総戸数147戸でディスポーザーがないあたりからしてもコストダウン志向が少なからず感じられますね。食洗機は付いています。

管理費は174円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下でこれだけのスケールがあることを考えるとやや高めな印象ではありますが、絶対的な水準としてはリーズナブルですね。

駐車場は全60台で身障者用を含む9台が平置、残りの51台が機械式になります。

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