テラス月島【絶好の抜け×波打つバルコニー】10階50㎡257,000円(坪賃料16,834円)

テラス月島。【賃貸版】になります。

所在地:東京都中央区佃2-22-3
交通:月島駅徒歩4分、越中島駅徒歩8分、門前仲町駅徒歩15分、勝どき駅徒歩15分
用途地域:商業地域
階建・総戸数:12階建、44戸
築年:2021年

相生橋の手前、従前は東京鉄工所があったところに昨年末に誕生したばかりの物件になります。
清澄通りの賑やかさはあるものの、東方向に相生橋、中の島公園、そして対岸の越中島方向への視界が半永久的に保たれるという、なかなかに気持ちのよいポジションですね。

なお、建築主は大成有楽不動産なのですが、プラン構成は20~50㎡台、また、敷地面積は260㎡ほどしかない小さな物件になることからも分譲などは想定していなかったようです。
しかしながら、そのような抜けのある立地を加味したのか外観的な特徴が豊かな物件になりますね(というか、取り上げた最大の理由が「外観」です)。

設計はジムス建築設計事務所、施工は南海辰村建設です。

そのように最大の特長となるのが外観デザインで、この物件のバルコニーは一部を除きそのほぼ全てが波打つようにカーブを描いているのです。

以下の間取り図をご覧いただくと分かりやすいと思いますが、このような特異なバルコニーを施工するのは手間とコストがかかるので本来このような小規模な賃貸マンションでは採用されないでしょう(特にガラス手摺を採用した場合)。しかしながら、当物件のバルコニーは縦ルーバーを細かく配置することで滑らかな形状のバルコニー手摺を形づくっており、バルコニーの床面を除き素材自体が曲面設計になっているわけではないので比較的実現しやすかったものと思われます。

ちょっとした”目から鱗”な手法・デザインですね。

公式ホームページ
SnapCrab_NoName_2022-2-8_19-41-45_No-00.png
お部屋は50㎡の1LDK、東角住戸です。そのように北東~南東にかけて絶好の視界抜けが望める特等席になります。

そのようにバルコニー手摺は縦ルーバーの組み合わせになるのでせっかくの良好な視界を考えたら曲面でなくともガラス手摺の方が…という本末転倒な感想もわかなくはないですけどコンクリ手摺ではなく視界抜けが味わえるルーバーにしたのはこの眺望を考慮した結果なのでしょう。

また、間取りとしては50㎡超ながら2LDKではなく1LDKとしており、近年の新築賃貸マンションとしては珍しいほど大きな1LDKになりますね。

賃料を伸ばすためにもこの大きさならば2LDKに優位性があるのは間違いありませんが、その分、LDKを15.4畳としたことで贅沢なアイランドキッチン設計に出来ているのも当プランの大きなポイントでしょうね。

坪賃料は16,834円。この立地・視界条件でのこの単価は、ここ2~3年の賃料相場からしたらリーズナブルな方でしょうね。
ただ、やはり2LDKではなく1LDKというのが影響しているところはあるでしょう。昨今はリモートワークを行うディンクスも多いので部屋数を求める方が多いですし、1LDKで25万円超ですからね…。

設備仕様面は、ディスポーザーや食洗機、水回りの天然石天板仕様などのないいわゆる賃貸仕様になります。50㎡超ならばトイレ手洗いカウンターぐらいは欲しいところですけど、近年の新築賃貸マンションではなかなか難しいですね。

なお、駐車場はありません。

0 Comments



Post a comment