パークホームズ登戸ステーションアヴェニュー【間取り×デザイン×ゼッチ】10階57㎡6,148万円(坪単価358万円)

続けて、パークホームズ登戸ステーションアヴェニュー。

設計はIAO竹田設計、施工は東洋建設で、パークホームズ登戸スクエアと同じ組み合わせですね。

柏屋のDNAを受け継ぎIAO竹田設計による瀟洒な和モダンデザインを実現していたスクエアは、7階建総戸数53戸というスケール以上の存在感を放っていましたが、こちらは駅前立地の15階建ということも相まってそれ以上のインパクトがあるでしょう。

当物件のコンセプトに「住む人にも、通る人にも印象的」というのがあり、駅近の交差点という立地に相応しいランドプランとデザインが実現しています。

先ほどの南角住戸の曲面庇に加え、基壇部の2層吹抜エントランスの大庇(軒裏は木目調)にも4層(2×2)に渡り緩やかなカーブが描かれており、一目で惚れてしまう色っぽさ(?)を感じるデザインです。

やはりカーブを描くエントランスアプローチの両サイドには豊かな植栽も施されますし、登戸駅界隈で一目置かれる物件になるのは間違いないでしょう。

設計面では柱のアウトフレームが行き届いていますし、ZEH-M Orientedを採用していることも含め非常に差別化意識の高い物件ですね。

ちなみに、これまでの三井はこういっちゃなんですが、あまりZEHに前向きではなく、パークホームズでのZEH採用は、首都圏ではパークホームズ浦和常盤十丁目に次ぐ2物件目になるはずです。

前回のパークホームズ登戸ステーションアヴェニュー

公式ホームページ
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お部屋は57㎡の2LDK、南西向き中住戸です。道路の向かいには13階建の賃貸マンションが昨年末に竣工しているので、上層階とはいえ視界への影響は残ります。ただ、日照に関しては何ら問題ないですし、南~南東方向(斜め方向)にかけては視界抜けも出てきますね。

間取りは50㎡台中盤のオーソドックスな大きさの2LDKで、物件内で最も小さなものになります。
駅近ということもあってか当物件の中住戸は全て2LDKで、この57㎡と60㎡で構成されています。

60㎡のプランもそうなのですが、最大の特長は大きなウォークスルークローゼットになるでしょうか。キッチンから洋室へ抜けられるものになっており、キッチン~洗面所に直接入れるようなタイプとは異なり特段便利とは思わないのですが、洋室1には床暖房も搭載されていますし、洋室1を主婦(主夫)の城としたいのであれば面白いプランになるでしょうか。

また、そのように柱のアウトフレームが素晴らしいプランですし、玄関を共用廊下からかなりセットバックする余裕もありますので、廊下が短く出来て効率性という点でも評価出来るものです。

専用の宅配ボックスが玄関前にあるのも便利でしょうね。

坪単価は358万円。同階70㎡台の角住戸だけでなく、同階中住戸60㎡台よりも気持ち単価が高くなっており、物件内で最も面積の小さなお部屋なり(グロス価格が嵩まないなり)の単価設定になっています。

こういった交通利便性の高い駅近立地ならばこういった大きさのプランの単価を強めにしたい気持ちも分かりますが、登戸エリアはやはりファミリーがメイン(地縁のないディンクスや単身者が有り難がるようなエリアではない)だと思っているので、平均的な大きさの2LDKでの6,000万円超はちょっと重い印象になります。

設備仕様面は、総戸数53戸でおよそ半分が2LDKになりますのでディスポーザーがないのは仕方ないでしょう。
主寝室に床暖房があるのは良いのですが、水回りの天然石天板仕様やトイレ手洗いカウンターがないのは単価帯的に寂しいところですね。食洗機は付いています。

管理費は233円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下のわりには高めですが、総戸数53戸というスケールを考えれば違和感はないでしょう。

駐車場は全18台で身障者用を含む14台が平置、残りの4台が機械式になります。

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