ローレルコート国立【採光良好なきれいな田の字×異例の充実した設備仕様】2階72㎡4,898万円(坪単価226万円)

続けて、ローレルコート国立。

設計は環境デザイン研究室、施工は新日本建設で、昨年末竣工の完成売りになります。

昨年末より分譲されているローレルコート練馬豊玉同様に環境デザイン研究室を起用しており、小規模ながらもデザインへの拘りを感じることのできる物件です。

最大の特色は、さくら通り(桜並木)側に設けられたエントランス周りのクラシカルな装いで、特に文教色の強いエリアにフィットするレンガ調のブリックタイルが素敵ですね。

基壇部を除くとベージュ系のタイル仕上げが中心でシンプルな印象ではあるものの、だからこそそのブリックタイルが際立ちますし、春はピンク(桜)も映えるでしょう。

ローレルコート練馬豊玉のようにエントランス周りに特殊な設計が採用されているわけではありませんが、平均的なデザインレベルが高い「ローレルコート」らしさを感じることが出来ます。

一方で少々気になるのはランドプランでしょうか。
敷地面積が900㎡ちょっとの小ぶりな物件とはいえ、駐車場が9台しかありません。

谷保駅が徒歩10分圏内にはなるのですが、南武線は便利な路線とは言い難いですし、国立駅へ向かうバス停は徒歩4分とバス便物件にしては近いとは言えないのでもう少し駐車場があった方が無難だったように思います。

南側の第一種中高層住居専用地域ほどではないにしろこちら側も高さを出すことが簡単なエリアではありませんので(第二種住居地域×第三種高度地区)、多めの駐車場を設けるのが難しかったのだとは思いますが…。

前回のローレルコート国立

公式ホームページ
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お部屋は72㎡の3LDK、南向き中住戸です。当物件は基本的に1フロア5戸が南を向いて並んでおり、当プランはちょうど真ん中になります。真南はちょうど戸建と青空駐車場(第三者所有地)の境という感じで、南西方向は青空駐車場を挟み谷保第三公園が見える感じですね。

将来的に駐車場のところが建物になる可能性もありますが、前回の記事で書いたようにより高さ制限の厳しい第一種中高層住居専用地域になりますので、低層階でも日照に大きな影響が出るようなことはないでしょうね。

間取りは物件内では小さくとも72㎡というしっかりとした面積が確保されており、かつ、共用廊下側の柱もきれいにアウトフレーム化された美しいプランになります。
近年は数年前と比べるとこういったきれいなアウトフレームプランを見かけることが減っているのですが、近隣のシティテラス国立(2014年分譲)がきれいなアウトフレームの田の字プランだったことがこの物件に影響を与えているのかもしれません。

スパン自体は一般的ですし居室配置も田の字なので地味に映るかもしれませんが、南面はスパン目一杯に連窓サッシが施され、かつ、LD側だけでサッシ3枚分確保出来ているので採光豊かな気持ち良いお部屋ですね。

洋室3の引き戸はきれいに開け放つことのできるタイプですし、効率性がかなり高い72㎡でもあるので空間的な広がりも感じやすいでしょう。

坪単価は226万円。低層階は青空駐車場のところの不確実性が伴うこともあり、控えめな水準なのでしょうか。
とはいえ、日照が妨げられるような高さのものになることは考えにくいですし、効率性や採光など間取り面での魅力がかなり高いお部屋になりますのでこのご時世のこの水準はおとなしい印象になるでしょう。
一応駅徒歩10分圏内(谷保駅)になるわけですし、以下のように設備面も充実していますからね。

設備仕様面は、まず、総戸数32戸でディスポーザーがついていることに驚かされます。都心部の高額物件でもないのにこの規模でディスポーザーを付けるのはかなり異例なことと言えるでしょう。
また、食洗機、ミストサウナ、トイレ手洗いカウンターがそろっているだけでも立派な上、廊下がタイル貼、幹太くん搭載、角住戸にはキッチンカップボードと、近年のコストダウントレンドの真逆を行く物件ですね。

乾太くんは、スピード乾燥が売りのガス衣料乾燥機で、首都圏分譲マンションでは初の全戸採用になるとのことです。

管理費は290円/㎡。外廊下ですが、小規模なディスポーザー付であることを考えればこのぐらいの水準になるのは仕方ないところでしょうか。
設備面はディスポーザーなしでも十分過ぎるほどのパフォーマンスですのでディスポーザーをなくしランニングを抑えるのも1つの手だったように思いますが、あえてディスポーザーまで備えて設備面での差別化を図った物件とも言えるでしょう。

駐車場は全9台で身障者用の1台のみが平置、残りの8台が機械式です。

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