ランカ青葉台【デザインは普通ながら共用面に特色あり】2階68㎡5,290万円(坪単価258万円)

続けて、ランカ青葉台。

設計は徳豊設計、施工は多田建設です。

先日取り上げたランカ湘南台は、「アーデル」などのこれまでのフォーユーブランドの物件に比べデザインに力を入れている印象がありました。

その上でこちらは”ランカ第一弾”ということにもなるのでわりと期待していた部分があったのですが、結論から言ってしまうととりわけ力を入れているようには感じないですね。

シックなトーンの外観、バルコニー周りの要所要所にルーバーを施しているあたりは悪くないものの、特筆すべき存在感があるわけではありません。

一方、総戸数39戸という小規模ながら共用面では特色が窺えます。
周囲の起伏を活かした敷地北側にちょっとした広場のようなコモンガーデン、また、エントランスホールの近くにはワーキングラウンジというリモートワークなどに対応したスペースが施されています。

また、歪な敷地形状の南西側にもちょっとした緑を配置するなど、可能な限り緑化を意識しているあたりにも好感が持てる物件ですね。
ちなみに、当物件の「総合企画」にさくら地所の名前があるのですが、どの程度関与しているのか定かではありません。

前回のランカ青葉台

公式ホームページ
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お部屋は68㎡の2LDK+S、南西向き中住戸です。南側には5階建マンションの3階部分があるので視界が近いところで妨げられます。ただ、南西側はほぼほぼ当敷地内のその緑化部分と駐輪場といった感じですので低層階でも悪いポジションではないでしょう。南東向き住戸に比べれば"246感"も大分薄くなります。

間取りは70㎡に満たないやや小ぶりな実質3LDKで、いわゆる横長リビングプランになっていることもあり廊下はやや長いです。

ただ、田の字ベースのプランとしてよくあるオーソドックスな居室配置ですし、玄関及び洋室1側が共用廊下からしっかりとセットバックされているあたりも悪くない点でしょう。

サービスルームは目の前が共用廊下ですし、採光的にも難がありますが…。

また、スパンのわりにLDの開口部は貧弱で、ここはもう少し頑張って欲しかったところでしょうか。

坪単価は258万円。やはり低層階なので先ほどのお部屋と大差ない水準なのですが、こちらの方がやや高くなっています。グロス差(面積差)があることも影響しているのでしょうが、それ以上に246の影響を加味していると思われますね。

設備仕様面は、小規模なのでディスポーザーはないですし、この価格帯なので水回りの天然石天板仕様もありません。ただ、食洗機に加えトイレ手洗いカウンターが付いているのは魅力でしょう。

管理費は157円/㎡。ディスポーザーなしの外廊下ですが、スケールメリットの得られない総戸数39戸にしてはリーズナブルですね。管理も「巡回」ではなく「通勤」になっています。

駐車場は全16台で、内訳は平置3台、機械式13台になります。

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