バウス平塚【外観・エントランスに拘った「現代の御屋敷」】2階67㎡3,910万円(坪単価194万円)

続けて、バウス平塚。

施工はファーストコーポレーション・三信住建共同企業体です。
デベロッパーは「バウス」の中央日本土地建物に加え三信住建が入っていることからもお分かりのように、三信住建が土地の仕入れから関わったプロジェクトになるのでしょう。

当物件の最大の特色となるのがデザインです。デザイン監修はYOHAKU一級建築士事務所(代表綱島氏)で初めてお目にかかるのですが、宝荘ホテルなどの実績のある方らしく和モダンデザインが秀逸で、このエリア・価格帯では稀に見るほど気合いの入った物件という印象になります。

デザインコンセプトは「現代の御屋敷」ということで、基壇部の木調格子とエントランスの石積みによる石垣風デザインにもその様子が表れているのですが、それに加え中上層部の外観にも工夫が少なくありません。

南東コーナー部は前回取り上げた南東角住戸のコーナーサッシが彩りますし、翼をイメージしたという最上部の庇による水平ラインも非常に存在感がありますね。

バルコニーのガラス手摺も上部に行くほど透明度を高くすることで、低層部のブラウンからの変化を生み出していますし、1つ1つが繊細で、なおかつセンスの良さを感じる物件に仕上がっていると思います(「YOHAKU」という社名から既にセンスの良さが窺えます…)。

共用施設としては、ファミリータイプ中心の総戸数118戸というスケールなりにエントランスホール脇にラウンジと中庭が施されています。

ラウンジはその大きさのわりに席数が少なく"ちょっと贅沢にデザインし過ぎ"な印象ではありますが、まさにホテルライクな拘りの空間で、大きく開かれた開口部から望む中庭の借景もすんばらしいですね。

そのようなスケールありながらもエレベーターが1基というのは少々驚きましたが…。

前回のバウス平塚

公式ホームページ
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お部屋は67㎡の2LDK、東向き中住戸です。やはりプラザロードに面した東向き住戸で、東向き住戸の中で中ほどに位置しているので、正面方向は駅へ向かう道路と7階建のビルと言う感じになるでしょうか。
プラザロードの向かいなので十分な離隔がありますし、南東方向もクリエイトSDの平屋建になるので低層階でも悪くないポジションですね。

間取りはやや小ぶりな3LDKにはなるものの、やはり柱のアウトフレームに頑張りが窺えるもので、東面の連窓サッシも魅力的でしょう。
LD側だけでサッシ2枚半分あるので採光に期待が出来ますし、方立ての小さな引き戸によって柔軟な使い方が可能なあたりも魅力ですね。

坪単価は194万円。グロスの嵩まない40~50㎡台に比べ単価が抑えられており、やはりウエリスアーデルの低層階と大差ない駅近物件としてはこなれた設定になっています。

3LDKとしてはやや面積を絞ったことでグロスが3,000万円台になっていますし、このレベルのデザイン性の高い外観や共用部あっての3,000万円台は魅力的だと思います。

平均坪単価自体は平塚エリアでは"上の方"のお値段設定ではあるものの、このエリアに限らずこのような坪単価の物件でここまでデザインや高級感を意識するケースは本当に珍しいですし、そういったあたりが価格に乗っかっている感がないのも良いですよね(普通にこのご時世の駅徒歩2分なりのお値段ということ)。

設備仕様面は、総戸数118戸のスケールを活かしディスポーザーが付いています。この単価帯の物件ですので水回りの天然石天板仕様やトイレ手洗いカウンターはありませんが、食洗機(1LDK除く)も付いています。

管理費は176円/㎡。外廊下ですが、ディスポーザー付ですのでリーズナブルでしょう。エレベーターが1基というのも安い理由の1つではあるのでしょうが…。

駐車場は全41台で内訳は平置5台、機械式36台になります。

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