サンウッド瀬田一丁目【ガラス張りの内廊下×地下自走式100%駐車場】2階80㎡14,480万円(坪単価598万円)
続けて、サンウッド瀬田一丁目。
設計はIAO竹田設計、施工は大勝です。
大勝は、クリオ(明和地所)、クオス(ビックヴァン)、ヴェレーナ(大和地所レジデンス)などでの実績が豊富で、神奈川県の物件に携わることが多いですね。都内、まして都心部の高額物件での実績は限られています。
同じサンウッドのサンウッド錦糸町フラッツ、直近ではオープンレジデンシア北参道ザ・ハウスなどの実績もありますけど当物件は100㎡超もある全戸億ション物件になりますので、若干の違和感は伴いますかね。
ちなみに、サンウッドは2013年以降タカラレーベンのグループ会社(以前は森ビルグループ)になっていたのですが、昨年末にタカラレーベンから京王電鉄に持分が譲渡され、現在は京王電鉄のグループ会社(持分法適用関連会社)に変わっています。
京王電鉄は、プラウド八王子明神町やブリリアタワー聖蹟桜ヶ丘ブルーミングレジデンスで野村や東京建物と共に売主に名を連ねた実績がありますが、自社単独での分譲マンション事業は行っておらず、今後はサンウッドを介して行う形になるのでしょうか。
ここは総戸数22戸という小規模にはなりますが、最低でも70㎡、最大100㎡超を確保した瀬田1丁目の閑静な第一種低層住居専用地域に相応しい設計とデザインを採用した物件で、こういっちゃなんですがタカラレーベンや京王電鉄ではなく森ビルグループ時代のサンウッドの流れを引き継いだ感すらあるでしょう。
サンウッドはそのように親会社が変わりつつもサンウッド赤坂丹後町、サンウッド青山、サンウッド広尾などといった都心高額物件を近年も供給し続けているので、驚きはないのですが、ここはそういった物件と比べてもかなり”芯”を感じる物件になっており、外観やエントランス周りのデザインもさることながら共用廊下と駐車場の造りはすんばらしいものがありますね。
共用廊下は敷地中央部の中庭(緑地帯)を囲むように設けられており、その中庭側をガラス張り(足元付近から天井間際まで)にした内廊下設計で、高級感がありながら採光や視界的な魅力も有しています。
エリアを問わず低層物件でこういった設計を採用する物件は非常に限られており、近いところでは岡本レジデンス、あとはアトラス荻窪大田黒公園やグランドメゾン成城レジデンスあたりですかね。いずれも惚れてまうやろな物件で、こちらもガッツリ心臓を撃ち抜かれました…。
また、地階に設けられた全20台の平置駐車場(自走式駐車場)も大きな特長と言えるでしょう。駐車場を大々的に地階に設けたことで、3階建ながら空地率は55%を確保し、1,900㎡弱とそこそこの面積を有した敷地外周部の緑に関しても見所が豊富です。
建物デザインは3階部分(最上部)まで質感豊かな天然石調のタイルが貼られていますし、バルコニー軒裏の木目調仕上げなど、どこを切り取っても端正なものですね。
坪単価600万円前後の物件でこのレベルの共用・デザインパフォーマンスを実現するのはいい意味で”このご時世らしくない”もので、サンウッド、IAO竹田設計、そして設計監修のカサハラデザインワークには最大級の拍手を贈りたいです。
豊かな植栽が彩られたエントランス周りのセットバックも凄いものがありますし、エントランスホールのゆとりも総戸数22戸のそれではありません。
なお、共用施設としては、地階にラウンジが設けられています。
前回のサンウッド瀬田一丁目。
公式ホームページ

お部屋は80㎡の3LDK、北西角住戸です。前建はいずれも2階建になるので視界抜けまでは得られませんが、両面共に接道したポジションで、第一種低層住居専用地域内なりに良好なものと言えるでしょう。
環境面が重視されるエリアながら日照が西日中心になるのは気になる点ではありますが…。
間取りはちょうど80㎡を確保しており、近年のトレンドからすればしっかりとした面積帯です。
ただ、物件自体がワンランク上のゆとりを意識した設計を心掛け、一般的な物件の80㎡とは異なり玄関や廊下周りにゆとりを持たせたことで居室畳数にゆとりを感じにくくなっているのは気になる点でしょうか。
マスターベッドルームの8畳は良いのですが、LDは11.3畳しかなく、1億中盤のお部屋であることを考えると若干のミスマッチを感じる部分です。
高額住戸らしく全室ノンリビングイン設計になっているため、引き戸(ウォールドア)を開いて”広々LDの2LDK”といった使い方も出来ないですし、LDがこの大きさになってしまうのであればもう少し効率性重視の設計の方が良かったような印象があります。
角住戸らしい開口部が豊かなLDや1620の浴室はやはり魅力的ですけどもね。
坪単価は598万円。こういった立地条件だと南向きが少なからずモノを言うところもありますし、屋外+α空間のある1階住戸と比べるとややしっかりとした単価という印象ではあるものの、プラウド瀬田一丁目(2018年分譲/駅徒歩7分/平均坪単価約595万円))の平均とほぼ同じ水準ですので、やはりこのご時世としては控えめな設定と言えるでしょう。
設備仕様面は、小戸数でも当然のようにディスポーザー付、また、食洗機、ミストサウナ、トイレ手洗いカウンター、シーザーストーンの水回り天板、磁器質タイル貼の浴室、さらにカップボード、LDビルトインエアコン、LDに加え主寝室の床暖房など単価帯なりに充実しています。
24時間換気も全熱交換器付になりますね。
管理費は546円/㎡。小規模ながら内廊下、かつ、ディスポーザー付、さらにコンシェルジュサービスもありますのでこのぐらいになることに違和感はありません。
各階ゴミ置場こそありませんが、エレベーターは内廊下を2つに分けたいわゆる4戸1エレベーターを採用し、総戸数22戸でエレベーター2基(地階のゴミ置場もエレベーターに対応する形で2つある)としていることを考えればむしろややリーズナブルな印象でもあるでしょうか。
駐車場は身障者用を含む全20台でそのように地下に設けられた全台平置になります。
3階部分の募集対象外住戸(地権者住戸)8戸に対しては5台の割当で、分譲住戸は14戸に対し14台(身障者用除く)の100%設置ということなので文句なしでしょう。
設計はIAO竹田設計、施工は大勝です。
大勝は、クリオ(明和地所)、クオス(ビックヴァン)、ヴェレーナ(大和地所レジデンス)などでの実績が豊富で、神奈川県の物件に携わることが多いですね。都内、まして都心部の高額物件での実績は限られています。
同じサンウッドのサンウッド錦糸町フラッツ、直近ではオープンレジデンシア北参道ザ・ハウスなどの実績もありますけど当物件は100㎡超もある全戸億ション物件になりますので、若干の違和感は伴いますかね。
ちなみに、サンウッドは2013年以降タカラレーベンのグループ会社(以前は森ビルグループ)になっていたのですが、昨年末にタカラレーベンから京王電鉄に持分が譲渡され、現在は京王電鉄のグループ会社(持分法適用関連会社)に変わっています。
京王電鉄は、プラウド八王子明神町やブリリアタワー聖蹟桜ヶ丘ブルーミングレジデンスで野村や東京建物と共に売主に名を連ねた実績がありますが、自社単独での分譲マンション事業は行っておらず、今後はサンウッドを介して行う形になるのでしょうか。
ここは総戸数22戸という小規模にはなりますが、最低でも70㎡、最大100㎡超を確保した瀬田1丁目の閑静な第一種低層住居専用地域に相応しい設計とデザインを採用した物件で、こういっちゃなんですがタカラレーベンや京王電鉄ではなく森ビルグループ時代のサンウッドの流れを引き継いだ感すらあるでしょう。
サンウッドはそのように親会社が変わりつつもサンウッド赤坂丹後町、サンウッド青山、サンウッド広尾などといった都心高額物件を近年も供給し続けているので、驚きはないのですが、ここはそういった物件と比べてもかなり”芯”を感じる物件になっており、外観やエントランス周りのデザインもさることながら共用廊下と駐車場の造りはすんばらしいものがありますね。
共用廊下は敷地中央部の中庭(緑地帯)を囲むように設けられており、その中庭側をガラス張り(足元付近から天井間際まで)にした内廊下設計で、高級感がありながら採光や視界的な魅力も有しています。
エリアを問わず低層物件でこういった設計を採用する物件は非常に限られており、近いところでは岡本レジデンス、あとはアトラス荻窪大田黒公園やグランドメゾン成城レジデンスあたりですかね。いずれも惚れてまうやろな物件で、こちらもガッツリ心臓を撃ち抜かれました…。
また、地階に設けられた全20台の平置駐車場(自走式駐車場)も大きな特長と言えるでしょう。駐車場を大々的に地階に設けたことで、3階建ながら空地率は55%を確保し、1,900㎡弱とそこそこの面積を有した敷地外周部の緑に関しても見所が豊富です。
建物デザインは3階部分(最上部)まで質感豊かな天然石調のタイルが貼られていますし、バルコニー軒裏の木目調仕上げなど、どこを切り取っても端正なものですね。
坪単価600万円前後の物件でこのレベルの共用・デザインパフォーマンスを実現するのはいい意味で”このご時世らしくない”もので、サンウッド、IAO竹田設計、そして設計監修のカサハラデザインワークには最大級の拍手を贈りたいです。
豊かな植栽が彩られたエントランス周りのセットバックも凄いものがありますし、エントランスホールのゆとりも総戸数22戸のそれではありません。
なお、共用施設としては、地階にラウンジが設けられています。
前回のサンウッド瀬田一丁目。
公式ホームページ

お部屋は80㎡の3LDK、北西角住戸です。前建はいずれも2階建になるので視界抜けまでは得られませんが、両面共に接道したポジションで、第一種低層住居専用地域内なりに良好なものと言えるでしょう。
環境面が重視されるエリアながら日照が西日中心になるのは気になる点ではありますが…。
間取りはちょうど80㎡を確保しており、近年のトレンドからすればしっかりとした面積帯です。
ただ、物件自体がワンランク上のゆとりを意識した設計を心掛け、一般的な物件の80㎡とは異なり玄関や廊下周りにゆとりを持たせたことで居室畳数にゆとりを感じにくくなっているのは気になる点でしょうか。
マスターベッドルームの8畳は良いのですが、LDは11.3畳しかなく、1億中盤のお部屋であることを考えると若干のミスマッチを感じる部分です。
高額住戸らしく全室ノンリビングイン設計になっているため、引き戸(ウォールドア)を開いて”広々LDの2LDK”といった使い方も出来ないですし、LDがこの大きさになってしまうのであればもう少し効率性重視の設計の方が良かったような印象があります。
角住戸らしい開口部が豊かなLDや1620の浴室はやはり魅力的ですけどもね。
坪単価は598万円。こういった立地条件だと南向きが少なからずモノを言うところもありますし、屋外+α空間のある1階住戸と比べるとややしっかりとした単価という印象ではあるものの、プラウド瀬田一丁目(2018年分譲/駅徒歩7分/平均坪単価約595万円))の平均とほぼ同じ水準ですので、やはりこのご時世としては控えめな設定と言えるでしょう。
設備仕様面は、小戸数でも当然のようにディスポーザー付、また、食洗機、ミストサウナ、トイレ手洗いカウンター、シーザーストーンの水回り天板、磁器質タイル貼の浴室、さらにカップボード、LDビルトインエアコン、LDに加え主寝室の床暖房など単価帯なりに充実しています。
24時間換気も全熱交換器付になりますね。
管理費は546円/㎡。小規模ながら内廊下、かつ、ディスポーザー付、さらにコンシェルジュサービスもありますのでこのぐらいになることに違和感はありません。
各階ゴミ置場こそありませんが、エレベーターは内廊下を2つに分けたいわゆる4戸1エレベーターを採用し、総戸数22戸でエレベーター2基(地階のゴミ置場もエレベーターに対応する形で2つある)としていることを考えればむしろややリーズナブルな印象でもあるでしょうか。
駐車場は身障者用を含む全20台でそのように地下に設けられた全台平置になります。
3階部分の募集対象外住戸(地権者住戸)8戸に対しては5台の割当で、分譲住戸は14戸に対し14台(身障者用除く)の100%設置ということなので文句なしでしょう。
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